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第3話|わが家で試してきた工夫


    わが家では、これまでいろいろな方法を試してきました。

    実際にやってみたこと。
    うまくいったこと。
    うまくいかなかったこと。

    今回は、わが家で取り組んできた工夫について書いてみようと思います。

    親が主導権を握る。でも、無理はさせすぎない

    「ASDっ子の言いなりになってはいけない」
    「主導権は親が握らないといけない」

    そんな考え方を目にすることがあります。

    親が判断し、必要なことを伝えていくのは大切だと思います。

    ただ、子どもの特性や苦手なことを理解することも、同じくらい大切です。

    例えば、

    ・対人関係が苦手
    ・大人数が苦手
    ・音が苦手
    ・光が苦手
    ・こだわりが強い

    ほかにも、さまざまな特性があります。

    周りから見ると何でもないことでも、本人にとっては大きな負担になっていることがあります。

    学校などで精いっぱい頑張っているために、家に帰ってから気持ちがあふれてしまう。

    そんなこともあるのだと思います。

    だからこそ、ただ我慢させるのではなく、本人が無理をしすぎずに過ごせる環境を考えることも大切にしてきました。

    環境調整とお薬の力

    環境を調整することで、うまくいくこともあります。

    苦手な刺激を減らしたり、本人に合った過ごし方を考えたり。

    それだけでも、負担が軽くなることがあります。

    一方で、環境を整えるだけでは難しいこともあります。

    生活に支障が出るほど困っている場合には、主治医に相談しながら、お薬の力を借りることも選択肢のひとつだと私は考えています。

    落ち着いて過ごせるようになることは、本人にとっても大切なこと。

    わが家でも、お薬の量が増えることが何度もありました。

    その時々の状態に合わせて、必要なサポートを考えてきました。

    次男と1年間取り組んだ親子のプログラム

    次男については、親子で取り組むプログラムを1年間受けました。

    児童発達支援に通う中で、劇的に改善した部分も大きかったのですが、それでもまだ難しいことは残っていました。

    そんな中で始めた親子のプログラム。

    その中で、私が意識するようになったことのひとつが、声のかけ方でした。

    声のトーンと語尾を意識する

    子どもに声をかけるときは、声のトーンを落とすこと。

    そして、遊びや日常生活の中でも、語尾を下げることを意識しました。

    例えば、お絵描きのとき。

    👦「うさぎを描いてるよ」

    👩「うさぎの絵を描いたね↓」

    👩「うさぎの絵を上手に描いたね↓」

    日常生活では、

    👦「靴をはいてるよ」

    👩「靴をはいてるね↓」

    👩「靴を上手にはいたね↓」

    こんなふうに、子どもが今やっていることや、実際にできたことを言葉にして返します。
    実況中継です。

    否定する言葉はかけません。
    質問することもしません。

    特別な言葉をかけるというよりも、子どもの行動をよく見て、そのまま言葉にする。

    そして、声のトーンや語尾も意識する。

    こうした声かけを、遊びや生活の中で取り入れてきました。

    親子で取り組んで感じた変化

    プログラムに取り組む中で、次男はとても子どもらしい姿を見せてくれるようになりました。

    表情もよくなりました。

    そして、変わったのは次男だけではありません。

    私自身も、子どもへの関わり方が変わっていきました。

    以前は、子どもに怒鳴ってしまうこともありました。

    でも、怒鳴ったからといって、うまくいくわけではありませんでした。

    子どもの特性を理解し、声のかけ方や関わり方を工夫するようになってから、私自身にも変化がありました。

    プログラムを受けてからは、怒鳴ることがほとんどなくなりました。

    うまくいかなかった経験があったからこそ、別の方法を試してみようと思えたのだと思います。

    わが家にとって、大きな変化でした。

    叱るタイミングとポイント

    では、子どもを叱るのは、どんなときでしょうか。

    私が大切だと考えているのは、何でもかんでも叱るのではなく、止める必要がある場面を見極めることです。

    例えば、

    ・命や安全に関わる危険な行動をしたとき
    ・人を傷つける行動をしたとき
    ・自分自身を傷つける行動をしたとき


    こうした場面では、まず行動を止め、安全を確保します。

    ただし、ここで意識したいのは、行動を止めることと、感情的に叱ることは違うということです。

    危険なときは、短い言葉ではっきり伝える。

    そして、子どもが落ち着いてから、なぜ止める必要があったのか、次はどうすればいいのかを伝えます。

    癇癪の最中に長々と説明しても、気持ちが高ぶっていて、言葉が届きにくいこともあります。

    だからこそ、その場で無理に理解させようとしないことも大切です。

    また、周りから見ると困った行動でも、本人には本人なりの理由があるかもしれません。

    不安や苦手な刺激、うまく気持ちを伝えられないことなどが、背景にある場合もあります。

    そんなときは、ただ叱るだけではなく、

    「どうして、この行動が起きたんだろう?」

    と考えてみる。

    そして、本人に合った伝え方や環境を工夫していく。

    叱ること自体を否定するのではなく、必要なことは伝えながら、子どもが次にどうすればいいのかを学べるように関わることが大切だと思っています。

    もちろん、毎回うまくできるわけではありません。

    親だって、余裕がない日もあります。

    だからこそ、子どもの特性を理解し、親自身の関わり方も少しずつ変えていく。

    わが家では、そんな積み重ねを大切にしてきました。

     
     

    りぃ

     
     
    りぃです😊 ASDっ子2人を育てながら、子どもの癇癪などに悩むママへ発信しています🍀 🌱 癇癪への具体的な対応 🌱 ASDっ子育児のリアル 毎日を、少しでもラクに。 🌱癇癪対応 https://note.com/peace_of_mind_3/n/n6a715434080a

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