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Photo byhot_zephyr144

3連敗のあと、一番きれいな形を見送った

    3回続けて損切りした、次の日。
    チャートには、教科書に載せたいくらいきれいな形が出てた。なのに、指は1ミリも動かない。。
    FXを始めて数か月の人なら、たぶん一度は通る道だと思う。
    「次こそ完璧な形で入る」と決めた人ほど、実は一番入れなくなる。

    負けが続いたあと、人は2種類に分かれる。
    1つは、取り返そうとして雑に入りまくる人。これは有名だし、本人も「やばい」と気づきやすい。

    もう1つは、逆に固まる人。
    こっちは気づきにくい。本人は「慎重になった」「成長した」と思ってるからだ。

    でも、中身を見るとちょっと違う。
    「もう少し確認してから」「あと1本、ローソク足(値動きを表す棒)が出てから」。
    そうやって待ってる間に、値段は目の前を通り過ぎていく。
    見送った理由を聞かれても、形の話は出てこない。出てくるのは「なんか怖かった」だけだ。

    ここ2週間くらい、ドル円は154円台から159円手前まで、じわじわ上がり続けてる(9月24日までの日足で確認)。
    こういう"一方向に進む相場"は、一度乗り遅れると、押し目(上げの途中でいったん下がる一休み)が来るたびに「本当に今でいいのか」と迷いが増えやすい。
    固まるタイプの人には、けっこうキツい環境だ。

    昔の俺は、3連敗で-12pips、-15pips、-10pips(pips=値動きの幅の単位)。
    金額にすれば、大したことはない。
    でも頭の中では「3回も続けて間違えた自分」が、ずっと再生されてた。

    次の日、上げの途中の一休みから、また上がり始める形が出た。
    前の3回より、ずっときれいだった。
    俺は「もう1本、確認してから」と言って見送った。

    そのあと値段は+40pips進んだ。
    それを見て我慢できなくなり、上がりきったところで飛び乗って-18pips。
    慎重になったつもりが、一番悪い場所で入ってた。

    あとで振り返って、やっと分かったことがある。
    取り返そうと雑に入る人と、固まって入れない人。
    正反対に見えるけど、中身は同じだった。

    どっちも、"さっきの負け"がルールを書き換えてる。

    雑に入る人は、ルールを勝手にゆるめてる。
    固まる人は、ルールを勝手に厳しくしてる。
    向きが逆なだけで、入るかどうかを決めてるのはチャートじゃない。直前の痛みだ。

    しかも固まる方は、この書き換えがバレにくい。
    「厳しくする」は、いいことに見えるから。

    入る条件は3つだったはずなのに、負けるたびに心の中で4つ目、5つ目が足されていく。
    「念のため」「もう少しだけ」。
    気づいたら、どんな形が来ても"まだ足りない"状態になってる。
    これはもう慎重さじゃなくて、「二度と負けない形」を探してるだけだ。そんな形は、相場のどこにもない。

    これ、あなたにも覚えがないだろうか。
    最近見送ったトレード。その理由を「形の言葉」で言えるか、一度思い出してみてほしい。

    今の俺は、負けたあとでも、条件の数を変えない。
    変えていいのはロット(注文の量)だけ。不安なら量を小さくする。
    でも、入る・入らないの線は、昨日と同じ高さに置いておく。

    やってることは3つだけ。

    1つ目。入る条件を、先に紙に書いておく。
    頭の中に置いておくと、負けるたびに勝手に増えるから。

    2つ目。条件がそろったら、「入るかどうか」はもう考えない。
    考えるのは「条件がそろってるかどうか」だけ。そろってたら押す。
    判断じゃなくて、作業にする。

    3つ目。見送ったときは、その理由を1行だけメモする。
    「条件が1つ欠けてた」ならOK。
    「なんか怖かった」と書いた日は、ルールじゃなくて気分で決めた日だ。

    こうすると、連敗のあとでも、やることは昨日と同じになる。
    怖さは消えない。でも、怖さに"入る・入らない"を決めさせずに済む。

    手順が決まっていれば、同じ場面で、同じ判断に辿り着ける。
    感覚でやってる限り、同じ形を見ても、昨日の勝ち負けで答えが変わってしまう。

    前の3回じゃなく、いま目の前のチャートを見る。
    それが、ニュースや結果に振り回される人じゃなく、相場を見ている人だと俺は思ってる。

    俺が「勝った日も負けた日も同じ高さ」に置いてる入る条件。その具体的な中身は、手法noteにまとめてある。


    見送った回数は、慎重さの証明にならない。


    この話が刺さったなら、これも。


    手法の全部はこっち。

     
     
    トレードコンテスト上位2回(3,727人中23位/暗号資産 3,386人中4位)。 姪に「私にもわかるように書いてよ」と言われてから、誰でもわかる言葉で書いています。 誰がやっても同じ判断になる"手順"だけを発信中。

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