
【海外現地ラジオ】RDS機能付きのラジオはとても便利!
こんにちは、ラジオと地理です。
ここでは、海外でFMを聴く際にとても便利なRDS(Radio Data Systemの略)機能について、ご紹介しましょう。
FM周波数帯の違い
本題に入る前に、ご留意頂きたいことの一つとして、FM周波数帯の違いについて触れてみます。
私は幸いにも、南米と南極以外の各大陸、多くの国々で現地受信を体験する機会に恵まれました。
ところが、日本のFM周波数帯に含まれる87MHz以下を、放送に使っている国はとても少数派です。
私が存じているのは、南米ブラジルが局数増加に伴い「eFM」と呼ばれるFM周波数帯の拡張を行い、76~107.9MHzとした話。
そして、モンゴル。日本の中古車が増えている背景で、昨年(2025年)から88MHz以下で送信する局が出ている話ですね。
つまり、大半の国では87〜108MHz前後が使われているのです。
ただし、今でも旧ソ連や東欧諸国では65.8〜74MHz(欧州ではOIRTバンドとも呼ばれます)も使われていますが、未対応のラジオ受信機があるので、87~108MHzに移行する局も多いようです。
ちなみに、外国語の番組も多い東京のFM局「interfm」は、2015年に周波数を76.1MHzから89.7MHzに変更していますね。
外国人が持ち込むラジオですと、FM帯が87MHz以上の機種が多いでしょうから、これでも聞けることを考慮したのでは?と思います。
RDSって何?
さて本題です。
このRDSはFM地上波の音声に加え、文字情報などのデータを重ねて(併せて)送る仕組みです。
対応したラジオがRDS信号を受けると、主に次の情報が表示されます。
・放送局名
・番組名や曲名
・ニュース・交通情報
例えば海外のカーラジオでは、画面に「BBC R2」「JAZZ FM」「Now Playing」のような文字が表示されることがあり、これですね。
対応FM局がある範囲をザックリ申し上げると、欧州ではほぼ全部の国、北米/中南米ではかなり浸透、アジア/オセアニアでもそこそこ…といった感じです。
日本でも以前「見えるラジオ」(FM文字多重放送)という名称で、似たサービスがありましたが、既に廃止されました。
現状、国内にRDS対応局はありません。
他の記事でも書いておりますが、局名の確認にはとても便利な機能ですから、利用しない手はありませんね。
なお、RDSはアナログFM波への付加機能ですので、デジタル地上波ラジオ(DABやHD Radio)とは直接関係ありません。

「DAB/FM」ボタンの上に、RDS対応を示すロゴ


日本でも異常伝搬でRDSが見れる
主に5~7月の夏期には、FM帯にスポラディックE層(通称Eスポ)という異常伝搬が発生し、東京でも周辺諸国(主に韓国/台湾/中国/ロシア極東)の局が入ることがありますね。
実は、近隣諸国でも利用局があって、この際にRDS信号が見れる場合があります。
参考まで、韓国から近い長崎県対馬に行って受信した際、KBS(日本のNHKに相当)の放送でも、局名だけですが表示されました。(下写真 / 2016年)
当時使っていた機種は台湾SANGEAN(サンジン / 山進)社製「ATS-909X」で、大き目ですが多機能で本格的なラジオです。
今は国内に代理店もあって、後継機のATS-909X2Jが販売されていますね。

ちなみにですが、北米ではRDSと互換性がある「RDBS」となりますね。

対応機は日本で買える?→ネットで可能
とても便利なRDSですから、海外現地ラジオの受信には必須と言えますね。
しかし、前述の通り日本では対応局がないですから、日本で発売されている日本向けの機種では、対応機が見つかりません。
よって、日本メーカーの海外向け機種をネットで買うか、海外メーカーの海外向け機種を同様にネットで買うしかないのですが、調べてみると日本のネット通販やオークションサイト等で入手は可能です。
私自身も、オークションサイトで買いました。
具体的なメーカー・機種については、次の記事をご覧ください。
RDSに関する記載が含まれる記事
これ迄にUPした次の記事に、RDSに関する状況が含まれていますので、ご参考とされて下さい。
・【UAEドバイ】 多くの民族が集う多彩なラジオ局 43局中、23局
・【カタール】FM受信と考察 32局中、20局
・【タイ・バンコク】FM受信と考察 72局中、32局
・【スリランカ・ネゴンボ】FM受信と考察 55局中、39局
・【英国・ロンドン】アナログFMの受信はどうだったか? 10局中、10局
RDS対応局は、かなりの比率ですね!
引き続きご愛読のほど、よろしくお願いします
参考記事
こちらに海外現地ラジオ関連記事をまとめています。