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【海外現地ラジオ】いつのまにか豪州がDAB大国化していた

    こんにちは、ラジオと地理です。
    今回は豪州(オーストラリア)のDAB(デジタル地上波ラジオ)について触れてみましょう。

    世界ラジオの日

    ところで、2月13日は「世界ラジオの日」(World Radio Day)なのです。
    国連機関unicefのサイトによると、1946年2月13日に国連がラジオの国際放送を始めたことを記念し、2012年に国連総会で採択された国際デーだそうで、今年のテーマは「ラジオと気候変動」でした。
    (参考 unicefの日本語サイトのNEWSから)

    World DABって何?

    実はこの日に合わせてWorld DAB(後述)から、私にとってはとても興味深いプレスリリースが出たのです。
    (参考 DAB全般について)

    World DABはロンドンを本拠地とし、デジタル地上波ラジオ(DAB+)の普及推進が目的です。
    まだDAB+が開始されていない国や地域に対し、PRや支援を行うことが主たる活動ですね。
    私個人的には、リレーションシップ・マネージャーで、親日家のベッキー(Becky Keene) さんと、プロジェクト・ディレクターのバーニー(Bernie O'Neill)さんから、定期的に情報を頂いており役立っています。
    本放送開始済、またはトライアル(実験)放送を行っている国は「Countries」のページにて、世界地図からでも詳細が書かれたページに辿れます。
    ただし、正直言って順風満帆とは言えないのが現状でして、例えばDABの「お膝元」である欧州でも、フィンランドやハンガリーのように計画すらない国や、アイルランドのように一旦止めてしまった国(RTÉという公営局)もあるのです。
    なぜでしょう?理由として考えられるのは…
    ・ネットの劇的な普及で地上波ラジオ聴取者が減少
    ・送信側のコスト高
    ・アナログFMと番組内容が変わらない
    ・対応したラジオ(特に車載機)の普及が進まない
    あたりが目立つ印象ですね。

    プレスリリースの内容は?

    さて、前述の興味深いプレスリリースですが、次のサイトに掲載されているものになります。(参考 英語のプレスリリース原文)

    https://www.worlddab.org/system/news/documents/000/015/100/original/PRESS_RELEASE_DAB_receivers_near_150_million.pdf?1739355261

    細かい話はともかく、話の本筋は「DABに対応したラジオ(受信装置)が世界中で1億5千万台になったぜ、どーだ凄いだろ!」ですが、
    私が注目したのは上から3行目の「with the fast-growing markets of France and Australia leading the way with sales of receivers」の部分。
    早い話「フランスと豪州の市場が拡大しているぞ!」といったことですが、
    これを読んでハッとしたのです😅
    と申しますのは、私はこれまで豪州に2度ほど行ってはいるものの、直近では10年以上も前の2015年でした。
    その時点でのDAB導入は限定的でしたから、全く気にしていなかったのですね・・・まさかここまで広がっていたとは。

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    2015年に行った西豪州・パースにて
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    パース市内にて

    そこで早速調べてみたのですが、出るわ出るわ😅 相当数の局がDAB+でオンエアしているではありませんか!
    全容を把握するには「Commercial Radio & Audio」という所が作成している、次のサイトが分かりやすかったです。
    DABって何? 普通のラジオと何が違うの? どうやって聞くの? どこの局が対応しているの? といった、基本的な説明まで入っていますね。

    https://www.digitalradioplus.com.au/

    豪州ラジオのコールサインって?

    詳しく知りたい方は、上のサイトをジックリ読んで下さいね! 
    で終わってしまっては、せっかく私の記事を読んで頂いているのに、冷たく「後はヨロシク!」と突き放すようで、ちょっと無責任ですから😅 
    一つだけ補足させて頂きます。それは、コールサインです。
    米国(US)の場合は、ミシシッピ川を境に頭の文字が「W」か「K」のアルファベット4文字になると以前の記事でご紹介しました。

    もちろん豪州にもコールサインはあるのですが、ラジオ局は最初が数字で後の2 or 3文字がアルファベットの計3 or 4文字になります。
    この数字は州(地域)によって変わるのですね。
    次の通りです
    - - -
    1   Australian Capital Territory(首都のキャンベラ周辺)※一部「2」も有
    2   New South Wales (ニューサウスウェールズ、シドニーがある州)
    3   Victoria (ビクトリア、メルボルンがある州)
    4   Queensland (クイーンズランド、ブリスベンがある州)
    5   South Australia (南オーストラリア、アデレードがある州)
    6   Western Australia (西オーストラリア、パースがある州)
    7   Tasmania     (タスマニア島の州)
    8   Northern Territory (北部地域、ダーウィンがある)
    - - -
    (参考 Wikipedia の Call signs in Australia)

    ですので、豪州局の場合は最初に数字をつけてPRするケースが多いです。

    引き続き、海外の現地ラジオについて書いて参ります。

     
     
    ラジオ受信から、地理・地形・文化を読み解いています。 なぜ海岸で遠くの局が聞けるのか? なぜ山一つで聞ける局が変わるのか? 「電波で地理を見る」面白さを発信。 ラジオ関連記事執筆100本以上(三才ブックス等) /英国ラジオ受信愛好会(BDXC) /日本地図学会/地理学専攻

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