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【簡単あらすじ】天久鷹央の推理カルテ・密室のパラノイア(微ネタバレ)【知念実希人/新潮文庫】


    『「呪いの動画」って聞いたことある?』


    天久鷹央の推理カルテシリーズ三作目。

    本作も、実際に読者自身が罹る可能性のあるような
    身近で、そして不可思議な症状に鷹央と優が挑みます。



    ―

    『はじめに』
    十月の中旬から、急激に気温が下がってまいりました。また、天気もあまり良くない日が続いておりますので、家や自室で過ごす時間が増えていると思います。また、寝る前のちょっとした時間などでの読書も大変捗ります。
    この時期は「読書の秋」と昔から言われていますが、読書をするための絶好のシチュエーションを得られる時期ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

    ーー

    本作も、シリーズ恒例、天医会総合病院統括診断部部長・天久鷹央と小鳥遊優のコンビが、病院内外の不可思議な症状を表している患者・事件を解決していきます。

    Karte.01 閃光の中へ

    『「呪いの動画」って聞いたことある?』

    女子校生である、木村真夏・真冬の双子姉妹。

    二人が下校中に話題としていたのは、実際に動画を見た生徒が、
    無意識に道路に飛び出してしまったという、呪いの動画。

    試しに二人でその動画を見ると、直後、真冬の脳裏に様々な映像が浮かび上がり、気づかないうちに道路に飛び出していた…

    ー

    Karte.02 拒絶する肌

    『これは‥‥‥、恐怖症なんかじゃない‥‥‥』

    「男の人が怖い」と精神科の診察を受けに来た、岡崎雅恵。

    精神科の担当医により、男性恐怖症による症状の疑いが強いと診断されるが、その直後、男性の病院スタッフが雅恵の手を取ると、
    まるで、掌がやけどをしたかのように腫れあがってしまった。

    ー

    Karte.03 密室で溺れる男

    『しかも、たんなる殺人事件じゃないぞ』
    『密室殺人だ!』

    桑田総合病院の院長・桑田隆一郎は、自身の誕生会と病院の35周年を祝うパーティーを開催した。

    しかし、その開催中に隆一郎の息子である大樹が書斎で死亡してしまう。

    大樹を蘇生しようとした救急医によると、現場は書斎内にも関わらず、
    その死因は、気管まで水があふれていたなど、溺死の症状を見せていたという。


    ―

    今回の三編も「実際に見た・聞いたことがあるような身近な問題」でありながら、「原因となるようなことは詳しく知らない」というものなので、物語の序盤から興味をそそられ、解決した際にはとてもためになり、スッキリしました。

    私は、東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」も好きで全作品読了済みなのですが、

    ガリレオシリーズは、私のような文系人間ではイメージ出来ない・不可能な事象を科学的に解明する、という流れですが、

    天久鷹央の推理カルテシリーズは、事象のイメージは出来るが・なぜそうなるのかは分からない、というような形で、とても読みやすく、そして、どちらのシリーズもとても面白いです。

    天久鷹央の推理カルテシリーズは続きますし、兄弟シリーズの「天久翼の読心カルテ」シリーズもありますので、

    まだまだ楽しむことが出来そうです!


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