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Photo bynekonosara

【学校教育】教員志望の学生の知識がなさすぎであり、大学の教職課程への強烈な危機感を感じている【大学生/探究活動】


    教員を目指す大学生の指導担当が、学生たちの知識量の低下と自分で考える力の弱さに危機感を感じている。


    というニュースを読みました。

    ーー

    ニュースで中心となっている指導担当によると、

    総合型選抜の拡大によって、いわゆる受験勉強をしてこなかった学生が増えたことで、中高の授業で学んだことも覚えておらず、知識が少ない。
    そういった学生が模擬授業をやった時は、受験勉強で頭に入れた用語を連ねるだけであり、作品の背景や事象の奥にあるものを考えることができておらず、授業が成立しない学生がいる。
    さらに「受験勉強なんて社会に出たら役に立たない」「知識や情報はAIに聞けばいい」という知識軽視の風潮は大学教育にも見られ、近年、学校教育では探究学習が重視されるようになっており、教員養成でも同様。
    しかし、探究学習のようなアクティブ・ラーニングは、ある程度知識を積み重ねたうえで行うものなのに、大学の教員養成ではアクティブ・ラーニングや指導案の書き方といった方法論が重視されている。
    教員を目指すなら教科の知識も一般的な知識も、もっと身につけたほうがいい。
    自分の頭の中の引き出しに知識がたくさん入っていれば、生徒が興味を示す話題を提供し、さまざまな切り口で説明することが出来るので、教員にはある程度の知識量が必要。
    自分の教科の専門知識や、その教科にひも付く一般的な知識がしっかり頭に入っていれば、事前準備なしでいくらでも生徒に話すことが出来る。

    とのことです。


    ー

    上記のように、今回取り上げたニュースは、


    「教科書に載っている事実についての知識は重要であり、そしてそれに付随する知識を持っていない教員が多くなっている」という危機感を煽る


    ような内容でした。

    確かに、現状については、そういった一面を切り取ることも出来ます。

    しかし、そのような知識重視の授業を転換させようというのが、現在の学校で推進されている探究活動というものであり、その学習で育った方が教員を目指しているのですから、上記のことは当たり前のことであり、私としてはそれほど大きな問題点では無いと思います。

    というように、今回のニュースでは、探究学習を中心としてきた学生が教員になることの問題点・不安点の記載が中心でした。

    このことについては納得出来る部分もありますが、私としては逆に、


    〇 知識重視の教員(今までの教員)についての問題点


    について書こうと思います。

    それは、


    知識が深い教員というのは、「生徒に必要な知識を持っている教員を指していることでは無い」ことが多い。


    ということです。

    知識の深い方、という方が「担当教科について全体的に知識が深い方」なら良いのですが、担当教員自身が好きな・教えたい単元しか知識が深く無い、ということも多々あります。

    特に、社会系と理科系についてはその傾向が大きく、生徒が全く興味が無いことについて、自分が楽しい・教えたい単元だからといって、関連したビデオを観賞させたり、わざわざ自作した資料を配布している教員も多くいます。

    私の時代からそうでしたし、現在でも、


    「自分が教えたい単元を中心に時間を取るため、学習進度がカリキュラム通りに進まず、受験まで全ての単元を終わらすことが出来ない」学校がある


    ということにもつながっています。

    このことについては、学習塾関係者の多くが納得して頂けると思います。

    つまり、


    知識が深い教師 ≒ 知識が偏っている(知識をひけらかしたい=知識の押し売り)と言える教師も多い


    ことは間違い無いです。

    本当に知識が深い方は、

    「全体的に知識を持っているが、通常の授業中にそれをひけらかすということは基本的に行わず、生徒が興味をもった単元があった場合にその知識を出すのみで、普段は普通に授業を行う」

    でいて欲しいです。

    まあ、ニュース内であるように、「終戦時期も、原爆投下地やその日付も知らなかった」ということについては、ネタであって欲しいですが…


    ー

    教員不足という現状がありますが、それは、他の業種についての人手不足を考えると、ある程度仕方の無い一面でもあります。

    今回のニュースについても、探究活動を重視している現状が良くない、ということではなく、様々な強みを持つ教員が増えている・以前とは違った教員の育て方が必要、というまとめとして捉えて欲しいですし、そういった考えの担当教師が増えて欲しいです。



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    今回の画像は【猫野ソラ】さんからお借りしました。ありがとうございます。


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