
会社を辞めて月10万円働くと、資産はどれだけ長持ちする?月0円・10万円・20万円で比べてみた
前回、「55歳で会社を辞めて、月10万円だけ働く」場合に必要な資産を、シンプルに計算してみました。 今回はその続きです。働く金額が変わると、資産の減り方はどう変わるのか。月0円・10万円・20万円の3つを、同じ条件で並べてみます。
条件(仮の例です)
55歳で会社を辞める
そのときの資産は3,000万円
生活費は月25万円
65歳から年金を受け取る(それまでの10年間を計算します)
年金が始まるまでの10年間で、資産がいくら減るのか。ここだけを見ます。
3つの働き方で比べてみる
計算は、「生活費から、働いて得る収入を引く」だけです。引いた残りが、毎月、資産から出ていきます。
働かない(月0円): 25万円 − 0円 = 毎月25万円の不足。1年で300万円、10年で3,000万円
月10万円働く: 25万円 − 10万円 = 毎月15万円の不足。1年で180万円、10年で1,800万円
月20万円働く: 25万円 − 20万円 = 毎月5万円の不足。1年で60万円、10年で600万円
これを、資産3,000万円からの残高でグラフにしました。

65歳の時点で残っているのは、働かない場合は0円、月10万円なら1,200万円、月20万円なら2,400万円です。 働く金額が月10万円増えるごとに、10年間で1,200万円分、資産の減りが抑えられます。 同じ3,000万円でも、働かなければ65歳で0円、月10万円働けば1,200万円残ります。
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この計算では、まだ見えていないこと
これは、税金、社会保険料、運用の成果、物価の上昇を入れていない、単純な計算です。 たとえば、会社を辞めると、健康保険や年金の払い方が変わります。物価が上がれば、同じ生活でもお金は多く出ます。 生活費の月25万円も、月10万円や20万円の仕事をいつまで続けられるかも、人によって違います。 だから、3,000万円あれば辞められる、とは、金額だけでは言い切れません。
動かせる条件
同じ計算でも、次のような条件は動かせます。
月10万円を、10年ではなく5年だけ働く
生活費を、月25万円から月23万円に見直す
年金をもらい始める年齢を変える
組み合わせが増えると、電卓で一つずつ計算し直すのは、意外と手間がかかります。
自分の数字で試してみてください
私は52歳で会社を辞めました。辞める前に一番知りたかったのは、「自分の場合はどうなるのか」でした。
私の事務所のサイトに、無料のシミュレーターを置いています。使い方は、次のとおりです。
今の年齢、退職したい年齢、今の資産、退職金、年金の見込みを入力します。
退職後の働き方を、「完全リタイア」「月10万円」「月20万円」から選びます。
資産が何歳まで持つかが、グラフで表示されます。
運用利回りや物価上昇も動かせます。メールアドレスの登録なしで使えます。 あなたの年齢と資産で、働き方を変えると、資産は何歳まで持つのか。一度、数字で見てみてください。
関連する本
関連するテーマの本です。
『早期退職、辞める前に確かめること』(Kindle本・著者: 金子英司)
早期退職を考えたとき、お金は大枠で確かめれば足りる。決め手は、辞めたあとの時間と労力の使い道。
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※これは一般的な情報提供であり、個別の投資助言ではありません。