
遺伝子を越えていく🌿〜受け継いだものと、どう生きるか〜
私の両親は、今で言う「毒親」
だったのかもしれない。
あるいは、「親ガチャに外れた」
と言われる部類かもしれない。
子どもの頃は、両親が嫌いでした。
でも、成長するにつれて、
気づいてしまったことがあります。
嫌いなところほど、自分に似ている。
母は感情の起伏が激しく、
すぐに癇癪を起こす人でした。
私にも、感情的な部分がありました。
必死に抑えてきたけれど。
父は自分にしか関心がなく、
ひとつの場所に定着できない、
流浪の気質がありました。
私は、人に関心はあったけど、
似たようなところがあります。
それが段々と、
自分を苦しめるようになりました。
そんな時、
ヨガを通じて知り合ったIさんが言いました。
「遺伝子を越えていくのよ。」
はっ、と思いました。
そうだ。
その通りだ。
遺伝子を受け入れることは、
自分を受け入れることにつながる。
その言葉が、腑に落ちました。
それから、両親を理解しようとしました。
父は田舎の旧家の長男で、
裕福に甘やかされて育ちました。
だから、お金にだらしなく、
自立できなかったのだと思います。
私たちには「15歳で出て行け」と言いながら、
自分は50歳を過ぎても親に借金の肩代わりを
してもらっていたと知った時は、
ショックでした。
でも、そういう人だったのだと理解しました。
母は、昔では珍しい非嫡出子でした。
子どもの頃にいじめられ、
その弱みもあって、祖母に甘やかされて
育ちました。
だから、我慢することが苦手な人に
なったのではないか。
今になって、私はそう思います。
両親を反面教師にして生きようと決めました。
お金にだらしなくなりたくない。
自立した人間になりたい。
その思いが、私を動かしてきました。
両親を受け入れることは、
己を受け入れることだと思っています。
今でも、両親のことは好きではありません。
尊敬もできません。
でも、闘いは終わりました。
遺伝子から逃げることはできない。
受け継いだものを、なかったことにはできない。
でも、それをどう生かし、どう生きるかは、自分で決められる。
それが、私の出した答えです。