
David Gomesのウクレレ モノとルキ#35
オアフ島のマノアに二週間滞在していたことがある。
The Busに乗ってワイキキまで20〜30分。
毎日がエキサイティングなビーチ付近とは違い、
落ち着いたエリアで、のんびり過ごせる。
とはいえ、ただのんびりではないのがハワイのミラクル。
現地で知り合ったジャックが、島のあちこちに連れて行ってくれた。
デルモンテ農園でパイナップル狩りをしたり、
サンセットビーチで音楽について語ったり。
ある日、ワイキキのウクレレハウスという楽器店に入ると、
美しいウクレレがあった。
David Gomes作のコンサートサイズ。
ヘッドのワイピオ渓谷を模したシェイプが最高にクール。
試奏させてもらうと、店員がこう言った。
「ジャズスケールと呼ばれるネックの長さで、
普通のコンサートじゃないのよ。弾きやすいでしょ?」と。
(もちろん英語)
とても欲しかったけど、滞在資金が底をつきかけていたので、
「I'll be back.」とだけ告げてその場を後にした。
オアフを去る最終日、ジャックが宿まで来てくれた。
「お前がナイスな曲を作るのを楽しみにしてるよ。アロハ」。
そう言って、おすすめウクレレソングを編集したCDを渡してくれた。
それから何年も経ち、
Gomesに直接オーダーした最高のウクレレは手元にある。
そのウクレレでレコーディングした曲も、今や配信されている。
アロハ、そして、マハロ。

ワイピオ渓谷に咲くハイビスカス。