
ビルケンシュトックのサンダル モノとルキ#48
ハワイにも沖縄にも、ガルシアと旅をした。
彼はいつも僕の足元にいて、どんな道でも支えてくれた。
僕にはオレンジ色の物を見つけると買ってしまうクセがある。
そう言うと、部屋がオレンジ1色に聞こえるかもしれないけれど、
実際は青か緑ばかり。
自分のことをアヲミドラーと呼んでいるくらいだ。
では、なぜオレンジが増えないか。
アイテムが決まっているからだ。
傘、セーター、そして靴。どれもめったにオレンジがない。
見つけたら買う。数年使う。消耗して手放す。また数年待つ。
そんなサイクルが続いている。
今までそれぞれ二回以上は手に入れたことがある、
というのがちょうどいい出会いの頻度だと、
今では思っている。
オレンジ色に惹かれる理由に、あるときふと気づいた。
もしかして、ミカンの産地の出身なのがその理由?
オレンジ色を身に纏うと、どこか落ち着く。
体が覚えている色、とでも言おうか。
そんなオレンジコレクションの中で、
今も現役なのがビルケンシュトックのサンダル。
2000年前後に手に入れて、今も毎日履いている。
これがなんと、グレイトフル・デッドの中心人物、
ジェリー・ガルシアのモデルだ。
インソールとアウトソールをこれまで二度総取り換えして、
切れたベルトも補修した。
それでも毎日、足に吸い付くように馴染む。
これを履くと、オアフのカパフル・アベニューを歩いていた、
あの日の気分になる。
