
初めて有料記事が1件売れた。うれしかったのに、最初に出たのは「なんで?」だった
noteを始めて、約2か月半。
ずっと、いつか有料記事が売れたらいいなと思っていました。
そもそもnoteを始めた理由のひとつが、副業として収益につなげたかったからです。
どうすれば記事を見てもらえるのか。
どうすれば開いてもらえるのか。
どうすれば、その先で「買ってみよう」と思ってもらえるのか。
PVも、スキも、フォロワーも。
いろいろな数字を見ながら、ずっと考えてきました。
そして昨日。初めて、有料記事を1件買っていただきました。
でも、その通知を見た瞬間。
私の中から出てきたのは、「やった!」ではありませんでした。
最初に出てきたのは、
「え?」
でした。

最初は、何が起きたのか分からなかった

最初に気づいたのは、noteの通知でした。
今まで見慣れていた通知とは少し違っていて、
よく確認してみると、有料記事が購入されたことが分かりました。
今まで一度も経験したことがありません。
一瞬、意味が分かりませんでした。
しかも、買ってくださったのは、
以前からnoteでやり取りのあるクリエイターさんでした。
私自身も、その方の記事を読むことがあります。
最近は、お互いの記事に感想を伝えることも少しずつ増えていました。
だから、「売れた!」 より先に、
「え、この方が買ってくれたの?」
という驚きと戸惑いの方が大きかったです。
その瞬間は、うれしいというより、ただただ驚いていました。
なんで買ってくれたんだろう

そのあと、ずっと考えていました。
なんで、この人が私の記事を買ってくれたんだろう。
今回買っていただいたのは、
AI画像の見せ方や構図、修正方法などをまとめた記事です。
もちろん、内容を見て興味を持ってくれたのかもしれません。
応援の気持ちもあったのかもしれません。
普段のやり取りも、何か影響していたのかもしれません。
でも、本当の理由は分かりません。
ご本人に聞いたわけではないからです。
ただ、これまでのことを振り返っているうちに、
少し思うことがありました。
最初から、濃く交流していたわけではなかった

その方とは、以前から相互フォローでした。
でも、最初から毎日のようにコメントを送り合っていたわけではありません。
最初は、お互いの記事にスキをするくらい。
それが最近になって、少しずつ変わりました。
私の記事に感想をもらったり、私もその方の記事を読んで、感じたことをコメントしたり。
作品について話したり。制作の裏側について話したり。
そういうやり取りが少しずつ増えていました。
私はAIでイラストを作るとき、一枚作って終わりではなく、何十枚も試しながら、キャラクターや構図を決めることがあります。
そういう制作の過程についても、
少しずつ記事の中で書くようになりました。
完成した一枚だけではなく、その裏でどれだけ試しているか。
そういうところも含めて、少しずつ見てもらえていたのかもしれません。
もし、最近のやり取りがなかったら

これは完全に私の感覚です。証明はできません。
でも、もし最近のコメントのやり取りがまったくなかったら、今回の購入はなかったんじゃないかと思っています。
自分が逆の立場だったらどうだろう。
そう考えてみました。
検索でたまたま見つけた、まったく知らない人の有料記事。
内容は良さそう。値段もそれほど高くない。だから買うか。
私は、たぶん買いません。
100円でも、500円でも、
知らない人の記事にお金を払うのは、意外と壁があります。
でも、普段から記事を読んでいて、その人がどういう記事を書くのか少し分かっていて、実際に自分で試している人だと知っていて、コメントをしたときにも、ちゃんと人としてやり取りできる。
そんな相手だったら、
「この人の記事なら読んでみたい」
になる可能性は、ずっと高くなると思います。
コメントは、売上につながるのか

今回の経験で、少なくとも私は、
コメントは売上につながる可能性がある と感じました。
ただし、
「売りたいならコメントしまくればいい」という意味ではありません。
それは、私は違うと思っています。
売るためにコメントする。買ってもらうためにスキを押す。
そんなふうにはしたくありません。
本業もあります。noteの記事も毎日のように考えています。
すべての記事を読む時間はありません。
だから今まで通り、読める記事はちゃんと読む。
読んで、いいと思ったらスキをする。感想があればコメントする。
知らない人でも、うれしい出来事の記事を読んだら、
素直に「おめでとうございます」と伝える。
それでいいと思っています。
今回1件売れたからといって、コメントの量を増やそうとも思いません。
書き方を変えようとも思いません。
ただ、ちゃんと読んで、ちゃんと言葉を返すことには、思っていた以上の意味があるのかもしれない。
それは感じました。
今の私の読者は、ほとんどnoteの中にいる

最近のダッシュボードを見ると、私の記事への流入は、ほとんどがnote内です。GoogleやXから大量に新しい人が来ているわけではありません。
普段読んでくれる人。
スキをくれる人。
コメントをくれる人。
私もその人の記事を読む。
その中で少しずつ、「あ、この人また書いてる」と認識してもらう。
今の私にとっては、そういうnote内のつながりの方が大きいです。
だから、少なくとも今の私の場合、
収益化の前に、「この人の記事なら」と思ってもらうことが必要なのかもしれない
と感じています。
PVは必要です。見てもらわなければ、そもそも売れません。
フォロワーも多い方が有利かもしれません。
でも、PVが増えれば、そのまま売れるわけではない。
フォロワーが増えれば、そのまま売れるわけでもない。
そこから、「この人の記事なら、お金を払ってもいい」まで行くには、もう一段何かが必要なのだと思います。
今回、その一段に、これまでの交流や積み重ねが少なからず関わっていたのではないか。そんなふうに感じています。
でも、この1件を「収益化成功」とは思っていない

今回、初めて1件売れました。
でも、これで「note収益化できました」とは思っていません。
2件目が売れるかも分かりません。
交流のない人が買ってくれるかも分かりません。
今の有料記事が、商品として十分に強いのかも、まだ1件では判断できません。
今回の購入には、記事の内容だけではなく、これまでの記事や、作品を作ってきた過程や、普段の交流など、いろいろなものが重なっていた可能性があります。
だから、この1件を使って、「こうすれば売れます」なんて言うつもりもありません。
でも、だからといって、この1件の価値が小さいとも思いません。
むしろ私にとっては、ものすごく大きな1件でした。
「売れた」より、「まさかこの人が」の方が大きかった

時間がたってから、少しずつうれしさが出てきました。
最初は驚きと戸惑いばかりでした。
でも、落ち着いて考えているうちに、
「自分が普段から記事を読んでいるクリエイターさんが、自分の記事にお金を出してくれたんだ」
という事実が、だんだん大きくなってきました。
金額の問題ではありませんでした。
まさかこの人が。
そこが一番大きかったです。
だから、今回の1件は、単なる「売上1件」ではありませんでした。
7月から始めて、約2か月半

noteを始めた頃の私は、収益のことをかなり考えていました。
どうすればPVが増えるのか。
どうすればフォロワーが増えるのか。
どうすれば有料記事が売れるのか。
今ももちろん考えています。
副業として収益化したいという目的は変わっていません。
でも、2か月半続けてみて、
思っていたものとは別のものも手に入りました。
記事を読む。
スキをする。
コメントを書く。
コメントをもらう。
誰かの記事を応援する。
逆に、自分の記事を応援してもらう。
同じことを頑張っている人を見つける。
ライバルのようでもあり、仲間のようでもある。
現実の生活では会ったこともない人たちです。
でも、ちゃんと人がいる。
そういう場所でした。
noteを始めて、一番大きかったもの

SNSを見ていると、強い言葉や、誰かを攻撃するようなやり取りを目にすることがあります。
もちろんnoteにも、いろいろな人がいると思います。
でも、私の周りでは、誰かの記事を引用して応援したり、
「おめでとう」と声をかけたり、記事を読んで感想を伝えたり、
そういうやり取りをよく見ます。
noteでは、「いいね」ではなく、「スキ」という名前なのも、
なんだか象徴的だなと思います。
収益を得るために始めたnoteでした。
でも、この2か月半で一番大きかったのは、もしかすると、
収益ではなかったのかもしれません。
人のやさしさに触れられたこと。
それが一番大きかった気がします。
収益を目指した結果、別のものを手に入れていた

たぶん私は、よく見かける「noteで月5万円」「月10万円」みたいな記事を書ける人には、ならないかもしれません。
この先も、そこまで大きな収益にはならない可能性があります。
でも、それでも続ける意味はあるのかもしれない。
そう思えるようになりました。
有料記事を読者に買ってもらえるようになりたいと思って、毎日記事を書いた。
続けたから、いろいろな人と知り合った。
記事を読んで、コメントをして、また読んでもらった。
そして今回、その積み重ねの先で、初めて1件買ってもらいました。
有料記事の0→1は、公開した日に始まったわけではなかったのかもしれない

有料記事を公開した。だから売れた。
そんな単純な話ではなかった気がしています。
もっと前から、有料記事の0→1は始まっていたのかもしれません。
無料の記事を書いて。うまくいかなくて。また試して。
何十枚もイラストを作って。コメントをもらって。誰かの記事を読んで。
コメントを返して。
また記事を書く。
その中で少しずつ、何かが積み重なっていた。
その結果のひとつが、今回の1件だったのかもしれません。
続けること自体に、価値が生まれることがある

今回の1件で、売れる仕組みが完成したとは思っていません。
成功したとも思っていません。
でも、7月から続けてきたことが、まったく無駄ではなかった。
そう思えるきっかけにはなりました。
続けていると、思いがけない形で何かが返ってくることがあります。
それは売上かもしれない。コメントかもしれない。
誰かからの言葉かもしれない。
今回の私には、それが最初の1件でした。
noteを始めた頃の自分に言えるとしたら、たぶんこう言います。
収益だけを見なくても大丈夫。
続けていたら、自分が思っていたものとは違う、でもそれ以上に大きなものに出会えるかもしれないよ、と。
そして、今回買ってくださった方へ。
本当にありがとうございました。
最初は驚きすぎて、うれしいより先に戸惑ってしまいました。
でも今は、この1件を、とても大事に受け取っています。
