メインコンテンツへスキップ
見出し画像

MyOS #72|なんで手、挙げたんやろ。──しんどいとわかっていても、動いてしまう理由。


    仕事で、ときどきあるシーン。

    「これ、誰かやってくれる人いる?」

    と聞かれる場面。

    その瞬間、

    空気が少し止まります。


    ......。


    誰かが手を挙げるのを待つ時間。

    自分は目立たずにいたい。

    仕事も増やしたくない。

    できれば、

    そのまま静かに通り過ぎてほしい。


    そんな気持ちも、

    ちゃんとあります。

    しんどくなることは、

    だいたい分かっているんです。

    手を挙げたら、

    たぶん大変になる。

    予定も増える。

    考えることも増える。

    場合によっては、

    ちょっと面倒な人扱いにもなる。

    それはそれで、

    避けたい。

    できることなら、

    ほどよく平和に過ごしたい。

    何も起きないなら、

    それはそれでありがたい。


    でも、

    その場で聞いていて、

    「あ、これは自分が向き合った方がいいかもしれない」

    と感じることがあります。


    うまく説明できるほど、

    はっきりした理由ではありません。


    でも、

    どこかで引っかかる。

    ここで黙っていると、

    あとで残りそうだな。

    そんな感じがする。

    そういうとき、

    少しだけ手を挙げます。


    そして、

    手を挙げたあとに思います。

    「なんで手、挙げたんやろ」

    と(笑)。

    なんでやねん。と1人ツッコミします。


    別に、

    しんどいことが好きなわけではありません。

    頑張っている自分を

    見せたいわけでもありません。

    むしろ、

    できるなら穏やかに過ごしたい。


    目立たず、

    揉めず、

    余計な仕事も増やさず。


    それで一日が終わるなら、

    かなりありがたい。

    でも、

    向き合った方がいいと

    感じてしまったときに、

    それを見なかったことにする方が、

    あとから自分の中に残ることがあります。


    もちろん、

    手を挙げたからといって、

    毎回うまくいくわけではありません。

    向き合った結果、

    失敗したこともあります。

    思ったより

    大変だったこともあります。

    「これは、

    ちょっと読みが甘かったな」

    と思ったこともあります。

    それでも不思議と、

    向き合ったこと自体を後悔することは、

    あまりありません。


    大変だったな。

    しんどかったな。

    もう少しうまくできたかもしれないな。


    そういう振り返りはあります。

    でも、

    「あのとき向き合わなければよかった」

    とは、

    あまり思わない。


    反対に、

    向き合わなかったことは

    残ることがあります。

    あのとき、

    やっていたらどうなっていたんだろう。

    自分が手を挙げていたら、

    何が見えたんだろう。

    あの場面で黙っていたことを、

    自分はどう受け止めているんだろう。

    そんなモヤモヤが、

    頭の片隅に残り続ける。

    これが、

    意外としんどいんです。

    問いは、

    持って歩くことで意味が育つことがあります。

    すぐに答えが出なくても、

    時間をかけて持ち続けることで、

    あとから別の経験とつながることがある。

    だから、問いが残ること自体は悪いことではありません。

    むしろ、

    MyOSを育てるうえでは

    大事なものだと思っています。

    でも、

    やらなかった後悔は、

    少し違う。


    問いというより、

    靴の中に入った小さな砂みたいに、

    歩くたびに少し気になる。

    大きな痛みではないけれど、


    ふとしたときに、

    「あれ、まだ残ってるな」

    と思う。

    できれば、

    そういう後悔は少ない方がいい。

    軽やかに進めるからです。

    正解は、

    その時々で変わります。

    状況も変わるし、

    自分の状態も変わります。

    若い頃なら手を挙げていたことに、

    今は手を挙げないこともある。

    昔なら避けていたことに、

    今は向き合った方がいいと感じることもある。

    だから、

    固定ルールだけでは決めきれません。

    「しんどい方を選ぶ」

    でもない。

    「逃げずに全部やる」

    でもない。

    そんなことをしていたら、

    たぶん普通に疲れます。

    自分も周りも、あまり幸せではない。

    そのときどきの状況の中で、

    自分らしく応答するために、

    何を基準に判断するのか。

    MyOSでは、

    その判断軸を「ジャイロ」と呼んでいます。

    ジャイロは、

    揺れないためのものではありません。

    揺れながらも、

    自分の姿勢を見失わないためのもの。


    仕事でも、

    家庭でも、

    人との関わりでも、

    場面によって選ぶ行動は変わります。

    でも、

    その奥にある判断軸は、

    経験を通して少しずつ育っていく。

    今回の私にとって、

    そのジャイロは

    こう働いていたのかもしれません。

    「あとで軽やかに歩けるのは、どちらか」

    向き合えば、

    しんどいかもしれない。

    でも、

    向き合わなかった後悔が残りそうなら、

    手を挙げる方を選ぶ。

    それは、

    しんどい方を選ぶというルール

    ではありません。

    自分の判断軸に照らしたときに、

    その方が軽やかに進めると感じたからです。


    だから私は、

    しんどいと分かっていても、

    手を挙げることがあります。


    そしてたぶんまた、

    「なんで手、挙げたんやろ」

    と思います(笑)。


    でもそのあとで、

    「ああ、でも向き合ってよかったな」

    と思えるなら、

    それは自分にとって、

    悪くない判断だったのだと思います。

    今日の問い


    あなたは、

    どちらを選んだときの方が、

    あとで軽やかに進めそうですか。

    おわりに


    手を挙げることは、

    立派なことばかりではありません。

    ときには、

    ただの見切り発車です。

    あとから、

    「いや、ちょっと待て。

    俺、何やっちゃってるん?」

    と思うこともあります。

    それでも、

    その先で見える景色がある。

    失敗も、

    大変さも、

    少しの後悔も含めて、

    自分の判断軸を育てる材料になっていく。


    だから今日も、

    無理に強くなるのではなく、

    自分のジャイロにそっと触れながら、

    今の自分がどう応答するのかを、

    少しだけ確かめてみようと思います。

    ⸻

    MyOS


    健康・仕事・人との関わり・整える。

    MyOSでは、
    日々の経験や問いを通して、
    自分らしい判断基準を育てています。

    MyOSの詳しい説明はこちら


    ⸻

    自分専用編集部GPT


    この記事づくりの裏側。

    そーはいは、
    過去の一葉や文体、編集基準を引き継ぐ
    「自分専用編集部GPT」と一緒に記事をつくっています。

    その作り方と試行錯誤を、
    特典付きの記事にまとめました。

    【特典あり】note記事作りを、毎回ゼロから始めるのをやめました。
    ──ChatGPTで「自分専用編集部GPT」をつくる方法


    ⸻

    RingLab

    RingLab -MyOSの体験の場のご紹介



    ⸻

    4つの庭

    🌱健康の庭

    🌳仕事の庭

    🌸人との庭

    🪑整える庭

    🏡もう一つの我が家。


    ⸻

    Metadata

    episode: 72

    title: なんで手、挙げたんやろ。
    ──しんどいとわかっていても、動いてしまう理由。

    garden: 仕事の庭

    meaning:

    • 判断
    • 判断基準
    • 後悔
    • 問い
    • 応答

    meaning_core:

    • 判断
    • 判断基準
    • 後悔
    • 問い
    • 応答

    verb: 確かめる

    maturity: 実践する

    maturity_stage: 実践する

    question: あなたは、どちらを選んだときの方が、あとで軽やかに進めそうですか。

    related_articles:

    • episode: 60
       title: TBD
       relation: 実践
       note: MyOSにおける判断基準の全体像を、仕事の具体場面で使ってみた実践編。
    • episode: TBD
       title: TBD
       relation: 補完
       note: 判断・応答・後悔に関する過去記事と接続候補。Work INDEXで要確認。

    myos_concepts:

    • MyOS
    • ジャイロ
    • 判断
    • 判断軸
    • 応答
    • 問い
    • Ring
    • 一葉

    keywords:

    • 仕事
    • 手を挙げる
    • 後悔
    • 問い
    • 判断基準
    • 判断軸
    • ジャイロ
    • 軽やかさ
    • 向き合う
    • 応答

     
     
    46歳、会社員。仕事や家族、日々の「あれ?」から、自分らしい判断基準を育てる「MyOS」を書いています。 毎日、一葉ずつ。 はじめての方は、固定記事#130へぜひどうぞ。

    あなたへのおすすめ