
鉄道博物館と東京観光 日本最長片道きっぷの旅#23
最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、大宮の鉄道博物館を満喫した後、新宿や東京といった都心の観光地を巡った、22日目の記録をお届けする。
大宮
この日はあいにくの雨の中、大宮からスタート。まずは、日本一長い参道があることでも有名な、武蔵国の一宮である氷川神社へ行った。欅の木々に囲まれた参道を歩き、楼門を通った先に舞殿と拝殿があるが、拝殿は工事中だった。19日目に訪れた三嶋大社も工事中だったし、タイミングが悪い…



氷川神社を離れ、鉄道博物館へ行った。埼玉でいちばんの観光スポットなどとも言われる鉄道博物館だが、鉄道旅で立ち寄る場所としてはぴったりである。
入口を入ってすぐの場所にはお召し列車用の機関車である EF58 61 が展示されていた。長らく大井町の東京総合車両センターに保管されていた記憶があるが、いつの間にかこちらに移されていた。

その先には1号機関車が展示されている。幼い頃には興味無かった車両だが、国の重要文化財にも指定されている、日本で初めて走った機関車という、なかなかすごい車両である。



他にも、電気機関車や特急電車など、様々な車両が展示されており、なかなか濃い場所だった。







行商台なんて地味なのも保存されているというのも、近年まで使われていたというのも驚きだ。

E5系は展示するためにわざわざ新造したそう

旅情を感じられそうだが駅弁を食べる時間は無かった

鉄道博物館から大宮駅まで歩く途中では大宮総合車両センターという車庫の横を通るのだが、車庫の横の道路脇にも機関車の頭や蒸気機関車が保存されていて、博物館を出たあとも保存車両を見ることができた。


大宮▷東所沢
この日は鉄道博物館を訪問したため、いつもより遅く昼から移動開始である。
この日の最初の列車は埼京線で、乗換駅である武蔵浦和駅まで乗車した。武蔵浦和駅では武蔵野線に乗り換え、東所沢駅で途中下車した。

埼京線(東北本線) 1164K
E233系 モハE233-7224

武蔵野線 1106E
E231系 クハE230-28
東所沢
東所沢では角川武蔵野ミュージアムへ行った。隈研吾氏のデザインや本棚劇場で話題になった場所である。「図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設」と紹介されており、どんなところなのかイメージが掴めなかったが、話題の場所だからと思い行ってみた。
エッセイ漫画の作者の解説や原画展示など博物館的な要素もあったが、実際には図書館のような場所だった。本棚劇場をはじめ、さまざまな本が飾られていて、実際に手に取って読むこともできる。知らない本と出会えるので、本好きにはたまらない場所だろう。



旅行好きにとっては面白い辞典だ


東所沢▷新宿
東所沢駅に戻り、武蔵野線の列車に西国分寺駅まで乗車した。
西国分寺駅からは中央線の列車に乗り、隣の国分寺駅で速達列車の「中央特快」に乗り換え、新宿駅まで向かった。

武蔵野線 1262E
E231系 モハE230-143

中央東線 1392T 快速
E233系 クハE232-28

中央東線 1302H 中央特快
E233系 クハE232-45
新宿
新宿では最初に東京都庁の展望室へ行った。北展望室と南展望室がそれぞれあるので、最初に南展望室に上った。天気が悪くあまり遠くまでは見えなかったが、麓に広がる街並みや新宿のビル群を見渡せた。

右奥にはスカイツリーまで見えるそうだがこの日は天気が悪く見えなかった


富士山の麓をまわった日も見えなかったし今回の旅は富士山との相性が悪い
南展望室を下り、せっかくなので北展望室のほうにも上った。眺望はどちらもほぼ同じで、違いは北側が望めるか南側が望めるかだけだった。

南展望室とは少し違う角度から見られた

東京都庁の展望室を下り、新宿駅の東側へ行った。東京都庁は新宿駅の西側にあるので、大ガード下を通って東側に出る。その先が新宿の繁華街である歌舞伎町で、多くの観光客で賑わっていた。
新宿駅の東側にはゴジラのモニュメントがある。新宿駅で働いていた頃によく外国人に訊かれていた場所で、毎度の如く取り敢えず東口に出ることを案内していた訳だが、わざわざ見に行くのは初めてだった。



歌舞伎町からは新宿駅の東側を南に進んで新南口のほうへ向かった。その途中のアルタ前では、スマホを向けて何かを撮っている人だかりができていた。何だろうと思い見てみると、ちょうど3Dの猫の映像が流れていた。これも外国人によく場所を訊かれていた人気スポットだが、実際に映像を見るのは初めてだった。

新宿駅の新南口にはSuicaのペンギンの銅像を見に来た。Suicaのペンギンはリストラが発表されたが、この銅像も居なくなってしまうのだろうか。

新宿▷東京
新宿駅から再び中央線の列車に乗り、終点の東京駅まで向かった。

中央東線 1564T 青梅特快
E233系 クハE233-12
東京
東京駅の丸の内側には皇居がある。丸の内側の出口を出て少し歩くと皇居のお堀に辿り着く。皇居がある場所は江戸城跡なので、皇居のお堀は江戸城のお堀でもある。
皇居の手前、東京駅側は皇居外苑として一般開放された公園になっている。また、その横の皇居東御苑には江戸城の本丸跡や二の丸跡がある。皇居東御苑は既に閉まっていたので中は見られなかったが、お堀の外側からは巽櫓や復元された大手門を見ることができた。
普段は東京駅では乗り換えか駅周辺のビルでの買い物しかしないので、いつもとは違った東京駅周辺の景色を見られて良かった。




皇居がある丸の内側の駅舎は、1914年にできた歴史的な建物である。太平洋戦争の空襲により3階部分が焼失し長らく2階建てであったが、2012年にもとの姿に復原された。復原された当時の私は幼く歴史的な建築には興味が無かったものの、3階建てに復原された駅舎には感動したのを覚えている。丸の内北口と丸の内南口にはそれぞれドームも復原されていて、改札の前ではその美しいドームの内部を見上げることができる。東京駅の丸の内駅舎は、その駅舎自体が観光スポットなのである。



東京では友人と待ち合わせして、夕飯に東京の名物グルメであるもんじゃ焼きを食べた。東京駅の駅ナカ(改札外)にあるたまとやという店へ行った。もんじゃ焼きはよく食べるが、この店は初めてだった。

この店では店員さんが焼いてくれる



東京▷蘇我
友人とゆっくりもんじゃ焼きを食べていたら遅めの時間になってしまったが、この日は最後にもうひと区間進んで終わりである。東京駅から京葉線の列車に終点の蘇我駅まで乗車した。

京葉線 2009A 快速
E233系 クハE233-5024
22日目のまとめ

列車乗車本数: 7 本
乗車営業キロ: 109.1 km
費用: 6,590 円
訪れた観光スポット
氷川神社
鉄道博物館
角川武蔵野ミュージアム
東京都庁第一本庁舎 南展望室
東京都庁第一本庁舎 北展望室
歌舞伎町
Suicaペンギンの像
皇居外苑
東京駅丸の内駅舎
月島もんじゃ たまとや 東京駅
◁前回(#22)
次回(#24)▷