
房総半島一周と理想郷 日本最長片道きっぷの旅#24
最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、房総半島を一周し、内房の東京湾の景色と外房の太平洋の景色をそれぞれ満喫した、23日目の記録をお届けする。
蘇我▷木更津
この日は蘇我駅から、内房線の列車でスタートした。
内房線は先月(9月)の台風25号の影響で土砂崩れがあり、姉ケ崎駅と長浦駅の間で運転を見合わせ、バスによる代行輸送を行っている。そのため、最初に乗る列車は姉ケ崎止まりである。終点の姉ケ崎駅まで乗車し、代行バスに乗り替えて長浦駅まで向かった。
最初に乗った列車は総武快速線の車両だった。総武線と内房線は普段は直通運転を行っているので、総武線の車両が来ること自体は珍しくないのだが、台風25号の影響で現在は直通運転を中止している。にも関わらず、千葉始発で総武快速線の車両が来るとは驚きだった。

内房線 135M
E235系 モハE234-1229

内房線 代行バス

だいぶ進んでいるようだ
長浦駅でその先へ行く列車に乗り換える。台風25号の影響による臨時ダイヤでは木更津駅で系統分離されていて、すべての列車が木更津行きであるため、終点の木更津駅まで乗車した。

内房線 8133M
209系 クハ208-2149
木更津
木更津ではすぐには乗り換えず木更津港のほうを散策した。木更津駅から歩いて木更津の港に辿り着くと、赤い立派な橋が現れる。中の島大橋というこの橋は、日本一高い歩道橋だそう。
海の近くまで来るともの凄い強風が吹いていた。中の島大橋もすごい風切り音が聞こえる程で少々怖かったが、せっかくなので橋を渡った。橋の上からは木更津の港や東京湾、東京湾沿岸に連なる工場地帯を一望できた。

港の先には中の島大橋が見える






木更津からは浜金谷へ行き鋸山ロープウェーに乗ろうと思っていたが、この強風ではロープウェーは動かないだろうなと思いホームページを確認してみたら案の定だった。とりあえず次は浜金谷駅まで行き、歩いて鋸山に登ることにした。

木更津▷浜金谷
強風の吹く港を離れて駅に戻り、内房線の列車に浜金谷駅まで乗車した。

内房線 3129M
E131系 クハE130-2


駅の先には鋸山が見える

浜金谷
浜金谷では鋸山ロープウェーに乗って鋸山の山頂まで行くつもりだったが、運休になってしまったので歩いて鋸山を登った。とはいえ登山の格好ではないので、初級向けコースだという関東ふれあいの道を通るルートで登った。しかし、道は完全に登山道であり、少なくともパソコンの入ったリュックサックを背負って運動靴と普段着で登るような場所ではなかった。


関東ふれあいの道は東京湾を望む道だそう。最初のほうは全然見えなかったが、途中からところどころで東京湾の眺望が見られた。
車力道方面との分岐を過ぎると、少しの急登が続いた先にラピュタの壁という石切場跡に辿り着く。垂直に切り立った石切場跡の絶壁の横には展望台があり、浜金谷の駅と街並み、その先に広がる東京湾の絶景を望むことができた。

今回の旅では本当に富士山との相性が悪い


東京湾の対岸まで見えるし晴れたらめちゃくちゃ景色が良さそうだ





鋸山では地獄のぞきという有名な展望台まで行くつもりだったが、列車の時間にギリギリになりそうだったのと、地獄のぞきのある辺りは霧がかかっていたのとで、ここで引き返すことにした。この先は急登だったので下りるのも大変そうだし、ラピュタの壁の横からも充分に絶景が見られたので良いだろう。
鋸山を下りたら金谷の海岸に寄ってから駅に戻った。強風が吹いているのもあり、金谷の海は荒波だった。


浜金谷▷鵜原
浜金谷駅から再び内房線の列車に乗った。列車は安房鴨川駅から外房線に直通するので、そのまま外房線の鵜原駅まで乗車した。

内房線・外房線 3133M〜3232M
E131系 クモハE131-7



鵜原
鵜原では最初にこの地域の名物グルメである勝浦タンタンメンを食べにファミリーレストランこだまという店へ行った。普通の担々麺とは違い、醤油ベースのスープにたまねぎとひき肉が入ったご当地麺である。小学生の頃に食べた際は辛くて食べきれなかったが、今では美味しくいただけた。

ご当地グルメを満喫した後は鵜原海岸沿いを歩いて鵜原理想郷へ向かった。鵜原の海も大荒れで波が高かったが、それにも関わらずエメラルドグリーンを呈していて綺麗だった。




鵜原海岸の横に複雑な形に広がる岬の一帯が鵜原理想郷である。大正初期にここを別荘地とする計画があったことから理想郷と呼ばれるようになったそう。強風が吹き荒れ、理想郷とは程遠い天候だったが、荒波の太平洋は迫力があり、自然の力強さを感じさせられるこの光景こそが本当の理想郷の風景なのかもしれない。複雑に突き出す複数の岬からは、そんな迫力ある太平洋の景色を見渡せた。


岩壁が四角く削られているが石切場跡なのだろうか






広い岬の先に広大な太平洋の海が続く
ここは縄文前期の遺跡でもあるよう



海岸線の先にはかつうら海中公園の海中展望塔も見える
強風の吹き荒れる中でも迫力ある太平洋の海の景色に釘付けになっていたが、駅に戻る前には鵜原理想郷からも見えたかつうら海中公園にも行った。しかし、列車の時間が迫っていたため海中展望塔まで行く時間は無かった。

鵜原▷成東
鵜原駅から再び外房線の列車に乗った。駅に戻ると雨脚が強まり土砂降りになったので、ギリギリのタイミングだった。終点の上総一ノ宮駅まで乗車し、その先へ行く列車に乗り換える。そして次の乗換駅である大網駅で外房線の列車を降り、東金線の列車に乗り換えて終点の成東駅まで進みこの日の移動は終わりである。

外房線 3236M
E131系 クモハE131-10



外房線 276M
209系 クハ208-2127


東金線 659M
209系 クハ209-2106

23日目のまとめ

列車乗車本数: 8 本
乗車営業キロ: 203.6 km
費用: 1,561 円
訪れた観光スポット
中の島公園
鋸山
金谷海浜公園
ファミリーレストラン こだま
鵜原海岸
鵜原理想郷
かつうら海中公園
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