
横浜の港と西東京の自然を歩く 日本最長片道きっぷの旅#22
最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、横浜の港を散策した後、西東京側に出て昭和記念公園や飯能河原といった自然スポットをまわった、21日目の記録をお届けする。
桜木町
20日目から1日空けて桜木町からスタート。この日の朝は、赤レンガ倉庫のある横浜の港を散策した。
現在は商業施設の集う観光地となっている横浜赤レンガ倉庫は、もともとは税関施設のひとつだったそう。赤レンガ倉庫の他にも税関関連の施設の跡が残っていて、横浜の港が昔から国際貿易の重要な拠点だったことが伺える。
赤レンガ倉庫はまだ営業開始前だったが、11日目の朝に訪れた神戸の港と同様に、散歩やランニングをしている人が見受けられた。








税関の荷扱所として造られ後に旅客化したそう

こんな場所にも廃線跡があるとは知らなかった

桜木町▷鶴見
桜木町駅からはこの日の最初の列車に鶴見駅まで乗車した。

根岸線・京浜東北線 (根岸線・東海道本線) 814B
E233系 クハE233-1064
鶴見
鶴見では、駅の近くにある、曹洞宗の大本山である總持寺へ行った。広い境内は市民の憩いの場にもなっているようで、散歩をしている人や子供連れで遊んでいる人も多かった。鶴見といえば工業地帯のイメージが強かったので、こんな立派なお寺があるとは知らなかった。本堂である大祖堂だけでなく、本尊の釈迦牟尼如来像が祀られた仏殿の内部も見られ、荘厳な雰囲気を感じられた。






鶴見▷立川
鶴見駅からは鶴見線の列車に乗る。工業地帯を走るのは5日目に乗った小野田線に似ているが、小野田線は住宅街も通るのに対し、鶴見線が走るのは殆ど工場のエリアで、専ら工場への通勤需要の路線という感じだった。

鶴見線 907
E131系 クモハE131-1003

浜川崎駅で鶴見線から南武支線に乗り換える。鶴見線と南武支線のホームは離れていて、横断歩道を挟んだ向かいにある。
南武支線の列車には終点の尻手駅まで乗り、尻手駅で南武線の列車に乗り換え川崎駅へ向かった。



南武支線(南武線浜川崎支線) 1001H
E127系 クモハE127-13

南武線 926F
E233系 クハE233-8001
次の目的地は立川なのだが、このあたりは最長片道経路における距離稼ぎのため乗り換えが多い区間で、南武線の立川駅へ行くのに尻手駅からいちど川崎駅に出て、品川駅を経由して戻ってくる経路になっている。乗り換えに迷っている人でもしない乗り方である。
川崎駅から品川駅までは京浜東北線の列車に乗り、品川駅で横須賀線に乗り換えて武蔵小杉駅に向かった。

京浜東北線(東海道本線) 970A 快速
E233系 クハE233-1025

横須賀線(東海道本線/品鶴線) 1027S
E235系 クハE235-1012
横須賀線と南武線のホームが離れていることで有名な武蔵小杉駅で南武線に乗り換えた。比較的南武線ホームに近いいちばん後ろの車両に乗ったのでそう遠くは感じなかったが、前のほうに乗っていたら大変である。
日本最長片道きっぷのためにわざわざ遠回りして南武線に戻ってきた感じだが、それもこの旅の醍醐味である。武蔵小杉駅からの南武線の列車には終点の立川駅まで乗車した。


南武線 1139F
E233系 クハE232-8030
立川
立川ではイチョウ並木が有名な昭和記念公園へ行った。昭和記念公園の敷地は広大で、隣の西立川駅のさらに先まで続いている。有名なイチョウ並木も西立川駅のほうにあるが、ここにあまり長居するつもりは無かったので、そこまでは行かず入場料のかからない入口の手前のエリアだけ散策した。
立川駅側の入口である立川口ゲートの手前にもイチョウ並木があり、色づき始めのイチョウが立ち並ぶ下を散策できた。完全に色づいてはいなかったが、緑と黄色のグラデーションもまた美しかった。





立川▷東飯能
立川駅からは青梅線の列車に拝島駅まで乗車した。拝島駅では八高線に乗り換えるが、青梅線の列車が5分近く遅れていたので間に合わないかと思っていたら、接続を取ってくれていて無事乗り換えることができた。

青梅線 1209H 青梅特快
E233系 サハE233-522

八高線 1361E
209系 クハ208-3501

東飯能
東飯能駅で八高線の列車を途中下車し、飯能河原へ行った。2年半前に天覧山を登りに来た際、近くを通りかかったものの寄らなかったので、今回立ち寄ることにした。都心近くで自然を感じられると知名度の高い場所だが、思ったほど広くなかった。




東飯能▷高麗川
東飯能駅に戻り、八高線の列車に隣の高麗川駅まで乗車した。

八高線 1479E
209系 クハ209-3505
高麗川
高麗川駅から先も八高線の列車に乗るが、乗ってきた八高線の列車は高麗川駅から川越線に入るのでここで乗り換える。
東飯能駅では乗ろうと思っていたより1本早い列車に乗れたが、高麗川駅から先の列車は乗ろうとしていたものまで無いので、高麗川駅を出て駅周辺を散策した。
地図を見ると廃線跡のような道があったので行ってみた。ポッポ道と名のついたこの遊歩道は、高麗川駅から太平洋セメントの工場まで繋がっていた専用線の廃線跡を整備したものだそう。ここにも廃線跡があるとは知らなかった。鉄道輸送が廃止されたのは地下ベルトコンベアが稼働したためだそう。



高麗川▷深谷
高麗川駅に戻って引き続き八高線の列車に乗った。八高線の列車は高崎行きだが、乗り換え先の高崎線との分岐点である、高崎駅のひとつ手前の倉賀野駅まで乗車する。倉賀野駅からは高崎線の列車に深谷駅まで乗車した。

八高線 241D
HB-E220系 HB-E221-11

高崎線 2859Y 快速
E231系 クハE230-8079
深谷
深谷駅の駅舎は、次の日に訪れる予定の、東京駅の丸の内駅舎に似ていることで有名である。これは、東京駅の建設に使われた赤レンガの多くが深谷産だという歴史的な繋がりがあるためだそう。
もう日は沈んで暗くなっていたが、そんな駅舎を見るため深谷駅で途中下車した。本物のレンガ積みではなく、レンガ風のタイルを貼り付けただけのものではあるが、有名な建築に使われたレンガの産地であるという誇りを感じられる駅舎だった。



深谷▷大宮
深谷駅から再び高崎線の列車に乗り、大宮駅まで進んでこの日の移動は終わりである。深谷駅から大宮駅まではそれなりに距離があるので、せっかくならと思い、ポイントを利用して2階建てのグリーン車に乗車した。車内ではこの日の朝に購入した、横浜といえばの崎陽軒のシウマイを食べた。

高崎線 848M
E233系 サロE232-3030


大宮
大宮では、肉汁うどん桜という店で夕飯に肉汁うどん(武蔵野うどん)を食べた。武蔵国の地域の名物グルメである、肉の入ったつけ汁につけて食べるつけ麺スタイルのうどんである。うどんはコシが強く食べごたえがあった。

21日目のまとめ

列車乗車本数: 13 本
乗車営業キロ: 229.3 km
費用: 1,878 円
訪れた観光スポット
横浜赤レンガ倉庫
汽車道
總持寺
国営昭和記念公園
飯能河原
ポッポ道
深谷駅
肉汁うどん桜
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