
九州の城と筑豊炭田を巡る 日本最長片道きっぷの旅#5
最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、筑豊炭田を通りながら九州の城を巡り、最後に九州を脱出した、4日目の記録をお届けする。
別府▷中津
この日は別府駅からスタート。まずは特急ソニック号に中津駅まで乗車した。


日豊本線 3010M 特急ソニック10号
885系 クモハ885-5

中津
中津といえば福澤諭吉の故郷で、福澤諭吉の旧居もあるが、福澤諭吉旧居には過去に2回行っているので、今回はその2回とも素通りしていた中津城へ行った。
中津城の手前にある南部小学校には明治時代に中津市学校だった頃から残る生田門という校門があった。教科書で学ぶようなものがその場にあるとは素晴らしい。
中津城は黒田官兵衛が築城したことで知られているが、江戸時代には奥平家が中津藩主を務め居城していた。
現存する天守閣は奥平家の子孫からの寄付などにより建てられた模擬天守で、内部は中津城や奥平家に縁のある史実の解説などが展示されており、最上階からは中津の街を一望できた。
入場料は1000円と少し高めな割に見られるものは少なく、1000円の満足度には届かなかったので、正直あまりおすすめしない。











中津▷田川伊田
中津駅からは再び特急ソニック号に乗車した。次に乗る日田彦山線への乗換駅である城野駅に特急は停まらないので、途中の行橋駅で普通列車に乗り換えた。

日豊本線 3016M 特急ソニック16号
885系 クモハ885-1


日豊本線 534M
813系 クハ813-3430


日田彦山線 943D
キハ40形 キハ147-1057
城野を出たら暫くは郊外の住宅街の中を進む。
途中の石原町駅は、駅舎がレトロだと思ったら、1915年の開業当時から使われているものだそう。前日に通った嘉例川駅や大隅横川駅には及ばないものの、なかなか歴史を感じる場所である。
呼野駅には駅の横に砕石工場があり、その次の駅が「採銅所駅」であることからも、鉱山のエリアに入ったのを感じる。






田川伊田
田川伊田では駅近くにある石炭・歴史博物館へ行った。
この辺りはかつて日本の近代化を支えた筑豊炭田の伊田炭鉱があった場所で、その炭鉱の跡地のあたりにこの博物館がある。
博物館には筑豊炭田の歴史に関する展示に加えて採炭に使われた機械などもあり、なかなか見応えがあった。
また、博物館の横の石炭記念公園には地下の石炭を採掘するための竪坑櫓や、その動力源であり、街のシンボルにもなっている二本煙突が残っていて、炭鉱の街の名残を感じられた。



当時は石炭輸送などのために鉄道路線も多かったのが伺える

この大きさの塊が掘り出されるのは珍しいそう

なかなか規模が大きいのがわかる








SLの後ろには三池港構内で石炭運搬に使われていたという貴重そうな貨車も付いていた
田川伊田▷城戸南蔵院前
田川伊田駅に戻り再び日田彦山線の列車に乗る。左手に先ほど見た二本煙突と竪坑櫓を見ながら田川伊田駅を発車し、次の田川後藤寺駅が日田彦山線の列車の終点である。
田川後藤寺駅から後藤寺線の列車に終点の新飯塚駅まで乗車した。後藤寺線も鉱業地域を走り、途中の船尾駅ではセメント工場のど真ん中を突っ切っていた。

日田彦山線 947D
キハ40形 キハ147-1044



後藤寺線 1552D
キハ40系 キハ40-8052

新飯塚駅で再び乗り換え、涅槃像が有名な南蔵院のある城戸南蔵院前駅まで福北ゆたか線(筑豊本線・篠栗線)の列車に乗車した。


筑豊本線・篠栗線(福北ゆたか線)2655H
813系 クモハ813-2118

城戸南蔵院前
城戸南蔵院前駅からは歩いてすぐの場所に南蔵院がある。南蔵院は釈迦涅槃像が有名だが、涅槃像以外にも招き猫や被雷した木に彫られた雷神様など、見どころの多いお寺だった。







城戸南蔵院前▷スペースワールド
城戸南蔵院前駅からは吉塚駅まで福北ゆたか線(篠栗線)に乗り、吉塚駅から鹿児島本線の列車に乗り換えて福岡県内を北上し一気に北九州へ向かった。
鹿児島本線の列車は暫く博多地区の都市部を走るが、やがて車窓には田園風景が広がり、その先で北九州の都市部に入ると工業地域が続く。

篠栗線(福北ゆたか線) 4637H
817系 クハ816-1514

鹿児島本線 4142M
813系 サハ813-2406

スペースワールド
スペースワールド駅で降りたら官営八幡製鐵所の旧本事務所が見られる眺望スペースへ向かった。マップには17時までとあったので間に合うかと思ったら、入場は16時半までのようで、到着した16時40分時点ではもう閉まっていた。ただの眺望スペースなので5分もあれば見られるのだから、30分前入場終了は早すぎる気がする。それなら16時30分までと言ってほしいものだ。



スペースワールド▷小倉
仕方ないので駅に戻り、後続の列車で小倉へ行った。

鹿児島本線 2228M
415系 モハ414-1511
小倉
小倉駅に到着したら駅を出て小倉城へ向かった。毛利元就によって築城され、その後細川忠興によって本格的に築かれた城で、長州征討の際に自ら火をつけて撤退し焼失した。
そんな小倉城だが、中津城と同じように天守閣が造られており、中は歴史解説などの展示に加え、子供たちも楽しめるような体験コーナーもあった。
私が子供の頃は家族旅行で城に行っても面白みを感じず退屈していたので、アトラクションが城内にあるのは子連れにも良いだろう。
それほどの充実ぶりだが入場料は500円と中津城の半分である。中津城と小倉城の値段設定は逆であるべきな気がする。








大手門のある方には八幡の皿倉山が見える





小倉城を離れたら焼うどん専門店きつねという店で夕食を摂った。
郷土料理のぬかだきも付いたセットを食べた。焼うどんはもちろん、ぬかだきもぬか漬けのようなクセのある味では無く美味しかった。

小倉▷下関
夕食の後は小倉駅に戻り、さらにもう1本列車に乗る。関門海峡を越える下関行きの列車に乗り、ついに九州脱出である。

鹿児島本線・山陽本線 5196M
415系 クハ411-1618

そしてこの日は下関に泊まった。
4日目のまとめ

列車乗車本数: 11 本
乗車営業キロ: 268.0 km
費用: 9,953 円
訪れた観光スポット
中津城
田川市石炭・歴史博物館
南蔵院
小倉城
焼うどん専門店 きつね 小倉南口店
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