
松江城や中国地方の城を巡り歴史を感じる 日本最長片道きっぷの旅#8
最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、国宝である松江城をはじめ、中国地方の城や城下町を巡って歴史を感じながら旅をした、7日目の記録をお届けする。
松江
この日は前日に引き続き松江からスタート。
列車に乗る前に、まずは国宝に指定されている松江城へ行った。
松江城は、日本に12城しかない当時からの天守閣が残る「現存天守」の城のひとつで、なかでも国宝に指定されている5城のうちのひとつでもある。
城下町らしい街並みの残る京橋川沿いを歩き、大手門跡から松江城天守へ向かった。




木造の松江城天守は、外側から見ても木の質感が分かり重厚感があった。この旅の4日目に寄った中津城や小倉城とは異なり、やはり本物は違うなと感じた。
天守閣内部では2階分ずつ交互に配置された通し柱など、工夫の凝らされた構造を見ることができた。
内部も当時の面影を残している、こうも素晴らしいものを見てしまうと、現存天守以外には上る気がなくなってしまう。さすが国宝である。





ということは今天守閣の上にある鯱はレプリカなのか


天守閣の最上階である5階からは、松江の街並みや宍道湖を一望できた。この5階は城下町を望む藩主のための空間だそう。当時の藩主も、ここから宍道湖の見える風景を眺めていたのだろうか。




天守閣を下りたら島根県庁側に出て松江城を離れた。島根県庁があるのは松江城の三之丸だそう。天守閣を下りた先の二之丸から、絵図を参考に復元された千鳥橋という橋を渡って三之丸のほうに出て駅に向かった。


松江▷米子
松江駅に着いたら、この日最初の列車である特急スーパーまつかぜ号に米子駅まで乗車した。
宍道湖を離れ、列車は宍道湖と中海を繋ぐ大橋川沿いを走る。やがて中海が見えてきて、その先で県境を越えて鳥取県に入り、米子駅に到着した。

山陰本線 2006D 特急スーパーまつかぜ6号
キハ187系 キハ187-1006

米子
米子駅に着いたら駅を出て米子城跡へ行った。松江に続いてまたお城だが、こちらは天守閣などの無い城跡である。
三の丸の登城口から本丸へ向かって登っていく。本丸は三の丸から見上げる高い位置にあり、少し気が遠くなりそうだった。当時の武将たちも、攻め入る城が高い位置にあると山城かよー!!と気が滅入っていたのではないだろうか。
登山道のような階段を登っていき、もはや登山の気分になっていたが、頂上の本丸からは中海や大山、さらに先には美保関や美保湾を望む絶景が広がっており、登ってきて良かったと感じた。









美保関の奥にはうっすらと隠岐の島も見える


確かに鯛に見える

米子▷三次
米子駅に戻り、今度は伯備線の列車に乗って南下していく。
伯耆大山を出て伯備線の線路に入っていくと車窓に大山が見えた。米子城跡で見たときには頂上に雲を被っていたが、雲量が減っていて綺麗に見えた。大山の横を過ぎると列車は日野川沿いを走る。

山陰本線・伯備線 824M
227系 クモハ227-579


終点の2つ手前である備中神代駅で伯備線の列車を降り、芸備線に乗り換える。ここは芸備線の起点であり、起点を示す0キロポストがあるが、列車は新見駅始発でやってくる。
芸備線の列車には終点の備後落合駅まで乗車した。備後落合まで行く列車は1日3本しかないが、意外と乗っている人は多く、座席は殆ど埋まるぐらいだった。


駅舎はカラフルに装飾されていた


芸備線 443D
キハ120系 キハ120-342


終点の備後落合駅は、新見方面の芸備線、三次方面の芸備線、そして木次線の3方向の列車が集まる駅で、「落ち合う駅」などとも呼ばれている。
ちょうどこの時間が1日1回の3本の列車が「落ち合う」時間だそうで、3方向に行く列車がそれぞれ停まっている姿が見られた。これを目的に来る人も結構居るようで、乗っている人が多かったのもこのためなのだろう。

新見方面の芸備線と三次方面の芸備線が並んだ




私は「日本最長片道きっぷ」の経路通り、引き続き三次方面の芸備線に乗車した。
備後落合からの芸備線の列車も、終点の三次駅まで乗車した。備中神代駅からずっと山の中を走っていて、備後落合駅の先も引き続き山の中だったが、備後庄原駅を過ぎると景色は開けてきて、のどかな風景の中を進む。

芸備線 359D
キハ120系 キハ120-326

三次
三次駅では駅を出て三次の街を散策した。
三次は三次藩の城下町として栄えた街で、石畳の敷かれた通りに、うだつ(卯建, 屋根の端に作られた防火壁のこと)のある街並みが残っている。
そんな城下町の街並みは、駅から馬洗川を渡った先の、川に囲まれた三次町と呼ばれる地区にある。石畳の道に沿ってうだつのある家が立ち並ぶ光景は、確かに城下町らしい雰囲気だった。







三次は稲生物怪録という全国に伝承している妖怪物語の舞台になった地だそうで、それに関連して妖怪コレクションなどを展示するもののけミュージアムという博物館もあるが、水曜日のこの日は休みだった。


城下町の街並みが残るエリアから、尾関山城(三次城)があった城跡の公園である尾関山公園に行った。公園には展望台もあり三次の街を望めたが、木々が多くあまり開けた景色は見られなかった。


尾関山公園の麓には2018年に廃止となった三江線の尾関山駅がある。現在はレールマウンテンバイクというアトラクションとして使われているようで、駅舎やホーム、線路が残されていた。




三次▷広島
三次駅に戻り、終点の広島駅まで、再び芸備線の列車に乗車した。
三次駅を出た列車は、江の川沿いにのどかな風景の中を進んでいく。やがて日が暮れて暗くなり、広島の市街地に入った頃には夜の暗さだった。

芸備線 1869D
キハ40系 キハ47-1059


広島
広島では、広島といえばのお好み焼きを食べた。今回は駅ナカにあるみっちゃん総本店という店に入った。
お好み焼きを美味しくいただいた後は、広島土産といえばのもみじ饅頭も購入した。もみじ饅頭は翌日食べることとし、この日は終わりである。


7日目のまとめ

列車乗車本数: 5 本
乗車営業キロ: 260.4 km
費用: 6,967 円
訪れた観光スポット
松江城
米子城跡
三次本通り(石畳通り)
尾関山公園
お好み焼きみっちゃん総本店
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