
天竜川の絶景と遠江の歴史を堪能する 日本最長片道きっぷの旅#19
最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、天龍峡の絶景に感動しながら飯田線内を進み、遠江の歴史あるお城にも立ち寄った、18日目の記録をお届けする。
飯田▷天竜峡
この日は飯田駅からスタート。まずは飯田線の普通列車に天竜峡駅まで乗車した。普通列車だが、ちょうど特急の車両で運行される列車だったようで、朝から快適に移動できた。

飯田線 200M
373系 クモハ373-10


天竜峡
駅を出て、駅の名前にもなっている天龍峡を散策した。駅前の観光案内所で散歩マップをもらい、天龍峡の遊歩道を歩き始める。
駅を出てすぐの場所には天龍峡のビュースポットである姑射橋があり、早速天龍峡の絶景を望めた。



姑射橋を渡り、天竜川沿いの遊歩道を進んでいく。最初のほうは上り階段がきついが、やがてほぼ平坦な道になり、その先で龍角峯という絶壁の奇岩の上にある天龍峡展望台に辿り着く。天龍峡展望台からは先ほど渡った姑射橋を望めた。


そこから階段を一気に下り、天竜川にかかるつつじ橋を渡る。人数制限のある吊り橋だが、頑丈そうな見た目だし怖くないだろうと思ったものの、意外と高さがあり少し怖かった。
つつじ橋を渡った先には龍角峯対岸展望台があり、龍角峯を目の前に見られる。こんな切り立ったところから下りてきたのかと驚かされる。







谷底から垂直にそそり立つ立派な岩である
さらにその先のお藤山道という遊歩道を進み、天龍峡大橋へ向かう。天竜川にかかる高速道路の橋である天龍峡大橋の下に、そらさんぽ天龍峡という遊歩道があり、飯田線の線路も見下ろせる高い場所から美しい天龍峡の景色を見渡せた。
天竜川にかかる飯田線の線路も良く見えるので、タイミングよく電車が来てくれれば最高なのだろうが、ちょうどこの橋に向かってる途中で電車の音が聞こえて間に合わずで残念だった。

その麓には飯田線の線路も見える





そらさんぽ天龍峡を渡った先には龍東道という遊歩道があるが、こちらは階段が多い遊歩道で時間がかかり次に乗りたい列車に間に合わなさそうだったので、お藤山道のほうを通って天竜峡駅へと戻った。


天竜峡▷豊川
天竜峡駅からは飯田線の特急列車である特急伊那路号に豊川駅まで乗車した。
天竜峡駅を出ると先ほどそらさんぽ天龍峡から見た鉄橋を通り、その後も中部天竜駅まで天竜川沿いを進んでいく。本長篠駅を過ぎると沿線の民家も増えてきて、やがて住宅街の中を走り豊川駅に到着した。

飯田線 22M 特急伊那路2号
373系 クモハ373-10





豊川
豊川では駅を出て豊川稲荷へ行った。ずらりと並ぶ狐の石像で有名な豊川稲荷だが、稲荷と名がつくのに神社ではなくお寺である。総門をくぐり抜けた先に鳥居があり、その先に立派な本殿が佇むという、神道と仏教が融合したような不思議な場所だった。



本殿にお参りした後、横の道を奥の院のほうへ進み、白狐の石像が並ぶ光景で有名な霊狐塚へ向かった。稲荷といえば千本鳥居のイメージが強いが、こちらは千本幟で、たくさんの幟と白狐の像に囲まれた参道を進んだ先に霊狐塚がある。ここには1000体以上の白狐の石像が祀られているそうで、その光景は神秘的だった。





豊川稲荷の前では、豊川名物だという宝珠まんじゅうなるものが売られていたので試しにひとつ購入した。豊川稲荷でご祈祷を受けたお米を米麹にして、それをあんに練り込んで焼き上げているらしく、豊川稲荷のお土産にはぴったりである。後で列車の中で食べたが、米麹を練り込んでいるといっても麹のにおいはせず美味しかった。

豊川稲荷でご祈祷を受けたお米を使っているそう

また、稲荷らしくいなり寿司も売られていたが、注文してから作るようで、乗ろうと思っていた列車の1本前に乗れそうだったのがギリギリになってしまい、いなりを持ったまま駅に急ぐ羽目になった。いなりは美味しかった。

豊川▷浜松
豊川駅から再び飯田線の列車に乗った。そして終点の豊橋駅で東海道本線の列車に乗り換え、浜松駅まで向かった。前日から続いた飯田線の旅もここで終わりである。

飯田線 1534G
313系 クモハ313-3024


東海道本線 974M
313系 クモハ313-306

浜松
浜松では浜松城へ行った。徳川家康が築いた城である浜松城だが、当時から現存しているのは一部の石垣のみで、天守台には復興天守が建てられている。浜松城の天守閣は本来は5重天守だったようだが、復興天守は3重天守で、天守台のスペースが少し余っている。天守閣というのは大きくて立派なイメージが強いが、こちらはちゃっちくてかわいらしい。
そんな浜松城だが、天守閣への入場料は200円ということで、せっかくなら上からの景色が見てみたいと思い天守閣の上にのぼった。天守閣の上からは、復元された天守門と徳川家の家紋が表現された広場、その先に浜松の街並みを望むことができた。




本来は5重天守が建っていたところに3重天守を建てたため天守台の左側にスペースがあいている


この家康は若き日の姿だそう
天守閣は小さな復興天守ではあるが、ここから江戸幕府へと続く歴史が始まったのかと思うと、非常に感慨深い場所であった。
浜松▷掛川
浜松駅に戻って東海道本線の列車に乗り、今度は掛川駅で途中下車した。


東海道本線 478M
313系 クモハ313-309
掛川
掛川では掛川城へ行った。浜松に続いて城だが、こちらは日本で初めて木造で復元した復元天守と、江戸時代から残る全国で4箇所しかない城郭御殿の二の丸御殿がある。
復元されたものとはいえ、木造の天守閣は城らしさを感じられて、二の丸御殿は当時の暮らしを感じられて、どちらも雰囲気があって良かった。城といえば天守閣のイメージが強いが、時代劇などでは城郭御殿もよく出ているし、城郭御殿もなかなか面白い場所だと思う。












当時の文字が残るなかなか貴重なものである

これは武田氏の影響を受けたものである

このあと宿で飲んだ

掛川▷西焼津
掛川駅から再び東海道本線の列車に乗り、静岡県といえばのさわやかのハンバーグを食べるべく、駅の近くにさわやかのある西焼津駅へ向かった。

東海道本線 486M
313系 クモハ313-2610
西焼津
西焼津駅から歩いて15分ほどの場所にあるさわやか藤枝築地店へ行った。以前は静岡駅の近くにもあったのだが閉店してしまい、少々不便である。

西焼津▷静岡
西焼津駅から静岡駅まで東海道本線の列車に乗り、この日の移動は終わりである。

東海道本線 778M
313系 クモハ313-2306
静岡
さわやかのハンバーグでお腹はほぼ満たされたが、浜松を通ったのに浜松餃子を食べていないのは勿体ないと思い、静岡駅の駅ナカにある浜松餃子の店へ行った。浜松駅を過ぎてもまだ浜松餃子が食べられるのがありがたい。

18日目のまとめ

列車乗車本数: 7 本
乗車営業キロ: 242.7 km
費用: 10,196 円
訪れた観光スポット
天龍峡
そらさんぽ天龍峡
豊川稲荷
浜松城公園
掛川城
さわやか 藤枝築地店
石松餃子 アスティ静岡店
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