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栃木県の歴史あるスポットと越後湯沢温泉を堪能する 日本最長片道きっぷの旅#27

     最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、栃木の蔵の街や足利の足利学校といった栃木県の歴史あるスポットを巡り、最後に越後湯沢温泉に浸かってゆったり過ごした、26日目の記録をお届けする。

    宇都宮

     この日は宇都宮からスタート。まずは、宇都宮の中心部にある、下野国の一宮である宇都宮二荒山神社へ行った。栃木県産のケヤキで造られたという大鳥居が立派だった。

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    宇都宮二荒山神社
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    神門を通って拝殿へ
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    宇都宮二荒山神社の拝殿

    宇都宮▷栃木

     バスで宇都宮駅へ向かい、この日の移動を開始する。まずは宇都宮線(東北本線)の列車に小山駅まで乗車した。小山駅では両毛線の列車に乗り換え、栃木駅で途中下車した。

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    【200本目: 宇都宮-小山】
    東北本線(宇都宮線) 1545E
    E231系 クハE231-8014
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    小金井駅の手前では車庫の横を通った
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    【201本目: 小山-栃木】
    両毛線 440M
    211系 クハ210-3031

    栃木

     江戸時代から日光例幣使街道の宿場町として、また江戸との舟運が盛んな問屋町として栄えた栃木は、その面影が残る蔵造り建築が連なり「蔵の街」と呼ばれている。栃木では、そんな蔵の街を散策した。
     栃木駅前からは蔵の街大通りと名のついた通りが続いていて、その道沿いにはところどころでレトロな雰囲気の建物に出会えた。

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    蔵の街大通り沿いにも古風な建物が並ぶ
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    レトロな雰囲気の看板を掲げたお店
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    荒物・麻苧問屋だった建物を利用したとちぎ蔵の街観光館
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    江戸時代後期に建てられた土蔵を利用した栃木市蔵の街市民ギャラリー

     蔵の街大通りを進んだ先には重伝建地区(嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区)があるが、そこまで行くと次の列車に間に合わないので、途中で大通りを逸れて巴波川沿いを歩いた。巴波川沿いにも古い街並みが続いており、柳並木も相まってその歴史的な景観を愉しみながら散策できた。
     巴波川沿いには国の登録有形文化財にもなっている横山郷土館がある。栃木でも有数の麻苧問屋として知られていた横山家の旧宅で、その両側には麻蔵や文庫蔵として使われた石蔵も連なる。次の列車に乗りたかったので外観だけ見て離れたが、この中の日本庭園が綺麗だからまたゆっくり見に来てと言われた。そう言われると気になるが、このあと行きたい場所もあるのでまた今度である。

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    巴波川沿いにも古い街並みが続く
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    明治時代の豪商である横山家の資料などを展示している横山郷土館
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    両側には石蔵も建っている
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    その先も巴波川沿いに古い街並みが続く
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    白壁の土蔵が建ち並ぶ

    栃木▷足利

     栃木駅から再び両毛線の列車に乗り、今度は足利駅で途中下車した。

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    【202本目: 栃木-足利】
    両毛線 442M
    211系 モハ210-3025
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    足利駅で途中下車
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    足利の駅前には電気機関車の EF60-123 が保存されていた

    足利

     足利では日本最古の学校として知られる足利学校へ行った。前日に訪れた弘道館と同じく日本遺産の第1号である「近世日本の教育遺産群」の構成文化財で、日本の教育史を語るうえでも重要な場所である。当時の建物が残るだけでなく、複製された当時の教科書や、復元された学生寮も見ることができ、日本の教育の歴史の奥深さを感じられた。

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    足利学校へ向かう
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    入徳門を通り足利学校の構内へ
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    足利学校のシンボル的存在の学校門
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    当時から残る建物である足利学校の孔子廟
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    孔子廟の中央には室町時代に作られた日本最古の孔子の彫像である孔子坐像が祀られている
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    孔子廟の横には東郷平八郎手植えの木がある
    植えた当時の木は枯れてしまったが、その木の芽から成長した部分が残っているそう。
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    足利学校が廃校になった後に開設された遺蹟図書館
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    儀式や行事に使われたという方丈はかやぶき屋根のふき替え工事中だった
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    一般の人や学生の出入りで日常的に使われていた裏門
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    日常の生活空間だった庫裡
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    庫裡の内部は足利学校の資料館になっている
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    国宝でもある足利学校の教科書の複製も展示されている
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    学生が勉強や宿泊をした場所である衆寮
    今で言う学生寮である
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    当時の学生寮はこんな感じだったというのを見られて面白い

     足利学校のすぐ隣には、鑁阿寺というお寺がある。鎌倉時代に、後に室町幕府を開くことになる足利氏の第2代当主である足利義兼が、居館の一角に持仏堂を建てたことに始まり、後に足利氏の氏寺となった寺院である。足利氏宅跡に建つ本堂は、鎌倉時代に足利尊氏の父である足利貞氏によって再建されたもので、国宝にも指定されている。
     足利といえば足利学校のイメージが強かったが、それだけでなく、鎌倉時代の面影を残すこんな歴史的な場所もあるとは驚きだった。

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    鑁阿寺の山門
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    国宝に指定されている鑁阿寺の本堂
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    本堂の手前には立派な大銀杏がある
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    大銀杏の名に恥じない大きく立派なイチョウの木だ

    足利▷水上

     足利駅に戻ったら両毛線の列車に次の乗換駅である新前橋駅まで乗車した。両毛線の列車は車窓に赤城山を見ながら進み、新前橋駅で上越線の列車に乗り換えた。そして上越線の列車には終点の水上駅まで乗車した。

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    【203本目: 足利-新前橋】
    両毛線 446M
    211系 クハ210-3052
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    車窓に綺麗な赤城山を見ながら進む
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    【204本目: 新前橋-水上】
    上越線 733M
    211系 クハ210-3057
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    上越線の車窓からも赤城山が綺麗に見えた
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    諏訪峡の清流を横目に進み水上駅に到着

    水上

     水上駅ではさらに先へ行く列車に乗り換えるが、乗継の合間に駅の周辺を散策した。
     水上駅から少し長岡方に進んだところに水上駅SL転車台広場がある。上越線の高崎駅と水上駅の間では不定期にSL列車が運転されていて、SL列車の運転日にはこの転車台でSLを方向転換させる。現在はSLが故障中で暫くSL列車の運転は無いようだが、転車台広場では保存されているSLを見ることができた。
     なお、この日は信越本線(高崎-横川)でSL列車の客車を用いた臨時列車が走ったよう。上越線で走ってくれれば今回の旅で乗れたかもしれないのに、惜しい。

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    水上駅SL転車台広場
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    ちょうどSLの後ろに虹がかかった!
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    転車台広場の横には利根川の清流が流れる
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    紅葉し始めている木々と利根川の清流の景色が美しかった

    水上▷越後湯沢

     水上駅に戻り、引き続き上越線の列車に越後湯沢駅まで乗車した。

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    【205本目: 水上-越後湯沢】
    上越線 1739M
    E129系 クモハE129-114
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    水上駅を出発し利根川を渡る
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    上越国境を過ぎて新潟県に入り魚野川を渡る
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    土樽駅を出発し毛渡沢橋梁を渡る
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    越後中里駅のすぐ横にはスキー場があった
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    越後湯沢駅に到着し下車

    越後湯沢

     水上駅の手前までは晴れていたが、上越国境付近はあいにくの雨模様であり、越後湯沢も雨が降っていた。
     越後湯沢では湯沢高原ロープウェイに乗り、越後湯沢の街並みや谷川連峰の山々を望めるという湯沢高原パノラマパークに行くつもりだった。雲も分厚く山の上のほうは霧がかかっていそうだったのでどうしようか迷ったが、ロープウェイで上った先は視界が真っ白なわけではなさそうだったので、せっかくだから上ることにした。
     この天気で上る人は少ないのか、山上りのロープウェイの乗客は自分一人だけだった。ロープウェイの車体には雨粒がついていたので眺望も綺麗には見えなかったが、貸切のロープウェイ車内からは途中で霧に隠れることなく越後湯沢の街並みを望めた。

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    雨が降っており湯沢高原のほうは霧がかかってそうだったがせっかくなので上った
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    貸切状態の湯沢高原ロープウェイで上っていく
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    越後湯沢の街並みを見下ろしながら上る
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    途中で反対側のロープウェイとすれ違い
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    さらに上って越後湯沢駅まで見下ろせた

     ロープウェイで上った先も雨が降っていたが、霧に覆われてはいなかったので、視界は開けており山の上の世界を愉しめた。しかし、山々を望むフォトスポットはあったものの、越後湯沢の街並みを見下ろせるような展望スポットは無く残念だった。

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    ロープウェイを降りた先から望む景色
    越後湯沢の街並みはあまり見えなかった
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    フォトスポットから望む景色
    紅葉し始めており木々のグラデーションが美しい
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    ロープウェイを降りた先にはコキア畑もあった

     雨の中だったが湯沢高原パノラマパーク内を軽く散策してからロープウェイで地上に戻った。2台あるロープウェイのうち、行きに乗ったのとは違う車両で、少し違う角度からの景色を望めた。
     あいにくの悪天候ではあったものの、ロープウェイの中からは越後湯沢の街並みを見下ろせたので、それだけでも来て良かった。

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    行きとは違う角度から越後湯沢の街並みを望めた
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    反対側のロープウェイとすれ違い
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    地上に戻ってきた
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    帰りは行きに乗ったのとは違う車両だった

     湯沢高原を離れたら早めの夕食を摂った。新潟県といえばお米が有名だが、その新潟県産のコシヒカリの米粉を練り込んだ麺を使ったつけ麺が食べられる越後維新という店へ行った。麺ももちもちで美味しかった。

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    越後維新で夕飯にかつお合わせつけ麺を食べた

     まだ少し早い時間だが、この日はこれ以上移動はせず、越後湯沢温泉の宿にチェックインした。越後湯沢駅のコンコースにあるがんぎどおりという場所で新潟名物の笹だんごを調達し、温泉宿でゆっくり食べた。
     今回は音羽屋旅館という宿に泊まった。越後湯沢温泉はph8の弱アルカリ性のようだが、アルカリ性らしさは感じない、良くも悪くも普通のお湯という感じだった。

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    越後湯沢駅のコンコースにあるがんぎどおり
    もはや駅構内が観光地である
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    がんぎどおりの先には日本酒の飲み比べができることで有名なぽんしゅ館がある
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    宿ではがんぎどおりで買った笹だんごを食べた
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    宿の越後湯沢温泉の温泉分析書

    26日目のまとめ

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    列車乗車本数: 6 本
    乗車営業キロ: 200.2 km
    費用: 16,919 円

    訪れた観光スポット

    • 宇都宮二荒山神社

    • 蔵の街

    • 足利学校

    • 鑁阿寺

    • 水上駅SL転車台広場

    • 湯沢高原パノラマパーク

    • 越後維新 湯沢本店

    • がんぎどおり

    • 音羽屋旅館


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    主に旅行記を投稿。いろいろなところへ旅行をしています。「日本最長片道きっぷの旅」実施中。総合旅行業務取扱管理者。

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