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茨城の歴史と自然に圧倒される 日本最長片道きっぷの旅#26

     最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、常磐線で茨城県に入り、歴史ある水戸城の周辺と、大迫力の袋田の滝をまわった、25日目の記録をお届けする。

    我孫子

     この日は我孫子からスタート。この日最初の列車に乗る前に、まずは我孫子のシンボル的な場所である手賀沼の畔の手賀沼公園へ行った。とても静かで、目の前に広がる手賀沼を眺めながらぼーっとしていたくなるような場所だった。

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    手賀沼公園
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    穏やかな雰囲気の場所である
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    白鳥も優雅に泳いでいた
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    手賀沼の水質は過去に全国ワースト1位だったそう
    現在は水質は回復傾向だが依然としてワーストランキングに入っている

    我孫子▷水戸

     我孫子駅に戻り、この日の移動を開始する。
     次の列車まで時間があったので、前日にも行った駅そばの弥生軒で唐揚げを食べた。そばを食べるほど空腹では無かったので唐揚げ単品にしたが、唐揚げだけでもだしと一緒に提供してくれるのがありがたい。

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    我孫子駅ホーム上の弥生軒で唐揚げを食べた

     そして常磐線の列車に終点の土浦駅まで乗車した。土浦駅ではその先に行く列車に乗り換え、次の乗換駅である水戸駅まで乗った。
     この区間では前日の総武快速線と同様にポイントでグリーン車を利用した。同一方向であれば1つのグリーン券で乗り換え可能なので、2列車ともグリーン車である。

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    【192本目: 我孫子-土浦】
    常磐線 2337M
    E531系 サロE530-16
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    この日も常磐線でグリーン車の2階席を利用した
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    利根川を渡り茨城県に入る
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    【193本目: 土浦-水戸】
    常磐線 625M
    E531系 サロE530-25
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    水戸駅には常磐線の車両風の自動販売機があった

    水戸

     水戸といえば水戸黄門だが、そんな水戸黄門の誕生の地が水戸駅の近くにある。水戸黄門誕生の地には、水戸黄門神社という小さな神社が建てられていた。

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    水戸駅の近くにある水戸黄門誕生の地の碑
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    水戸黄門誕生の地には水戸黄門神社なる小さな神社がある
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    水戸黄門神社

     水戸黄門という呼び名が定着しているが、徳川家康の孫である水戸黄門の本名は徳川光圀である。徳川光圀が第2代藩主を務めた水戸藩の拠点となる水戸城も、水戸黄門誕生の地のすぐ近くにある。
     水戸城には天守閣は無く、天守の役割を果たしていた三階櫓も太平洋戦争時の空襲で焼失しているが、水戸城跡には復元された大手門や二の丸角櫓が立派に佇んでいる。
     大手門を通った先には大日本史という歴史書の編纂に使われた彰考館の跡地がある。彰考館跡は現在は中学校になっているよう。ここに通っている中学生達は「水戸城に通学している」と言えるのだろう。かっこよすぎる。

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    水戸駅前から見える水戸城跡の二の丸角櫓
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    復元された大手門を通り城内へ
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    大手門を通った先の彰考館跡には中学校がある
    中学校が城跡にあるとは驚きだ

     大手門から橋を渡った向かい側には、第9代水戸藩主の徳川斉昭が創設した藩校である弘道館がある。藩校というのは江戸時代の総合大学のようなもので、弘道館は日本の教育史を語るうえでも重要な、近世日本の教育を代表する場所である。
     弘道館の中心的な建物である正庁は、当時の建物が現存しており、内部も見学できた。城郭御殿のような雰囲気だったが、かつてここで教育が行われていたと思うと感慨深い。日本の教育の歴史を今に伝える場所を、実際に自分の目で見られて感動した。

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    弘道館
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    縁側の上には徳川斉昭直筆の「文武に凝り固まらず、悠々と芸の道を極める」という意味をもつ游於藝と書かれた扁額がある。
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    藩主が臨席した部屋である正席の間
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    城郭御殿のような雰囲気である
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    当時の歴史の教科書である大日本史
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    徳川斉昭が食事のたびに最初の一箸を供えたという農人形
    「いただきます」に通じる日本人の心を感じる

    水戸▷袋田

     水戸駅からは水郡線の列車に乗り、袋田駅で途中下車した。2020年の日本最長片道きっぷの旅のときには、台風被害の影響で西金駅と常陸大子駅の間はバスによる代行輸送が行われていたが、今回は列車でその区間を通ることができた。

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    【194本目: 水戸-袋田】
    水郡線 825D
    キハE130系 キハE132-11
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    奥久慈清流ラインと愛称がつく水郡線の列車内からは車窓から久慈川の景色が望めた
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    2020年の日本最長片道きっぷの旅のときには代行バスから見た久慈川の清流を列車から見ることができた

    袋田

     袋田駅からはバスに乗って有名な袋田の滝へ行った。地図上だと距離があるように見えたが、駅からは10分ほどで袋田の滝の手前にある滝本バス停に到着した。
     バス停から歩いて10分ほどの場所に袋田の滝がある。袋田の滝までの道沿いには食事処や食べ歩きグルメの店が連なるが、袋田の滝を訪れる時間が無くなると困るので後回しにしてまずは滝へ向かった。
     入場料を払い、袋田の滝トンネルを通った先に袋田の滝の第1観瀑台がある。第1観瀑台が近づくにつれ滝の音が大きく聞こえてくる。そしてトンネルを抜けた先に現れた袋田の滝は、想像以上の大きさで大迫力だった。もう少し小さなイメージがあったので、目の前一面に滝が流れている光景には圧倒された。

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    袋田駅からバスに乗り袋田の滝へ向かう
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    バス停から袋田の滝までの道沿いには店が連なる
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    入口からトンネルを通って袋田の滝へ
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    第1観瀑台から見る袋田の滝
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    広角レンズで撮った写真だと迫力が伝わりづらいが、標準レンズのこの写真だと少しはその迫力が分かるだろうか。

     第1観瀑台からトンネルに戻った先に第2観瀑台へ行くエレベータがある。3段の展望台で構成される第2観瀑台では、角度を変えながら袋田の滝の上段を望めるが、第1観瀑台と比べると迫力に劣る。第1観瀑台から見る、目の前に広がる袋田の滝のほうが迫力があって良かった。

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    第2観瀑台の第3デッキ(最上段)から見る袋田の滝
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    袋田の滝の上段が望めるが、迫力はあまり無い。
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    第2観瀑台の第2デッキ(中段)から見る袋田の滝
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    最上段とは少し違う角度から見られた
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    第2観瀑台の第1デッキ(最下段)から見る袋田の滝
    ここからだと滝はあまり綺麗に見えない

     エレベータで下り、迫力ある袋田の滝を横目に袋田の滝吊り橋を通ってバス停のほうへ戻った。その途中の新滝という店で鮎の塩焼きをいただいた。どうやって食べると良いか聞いたら、尻尾から骨ごと食べるとの事。骨は残して横から食べるものだと思っていたので驚いたが、意外と骨は柔らかく、骨ごと食べても美味しかった。

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    迫力ある滝を横目に袋田の滝を離れる
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    袋田の滝吊り橋を渡ってバス停方面へ向かう
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    吊橋から見る袋田の滝
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    袋田の滝の正面には先ほど行った第1観瀑台がある
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    袋田の滝からバス停に向かう途中の新滝という店で鮎の塩焼きを買って食べた
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    バスに乗り袋田駅へ戻る
    途中で車窓から台風で流出し架け替えられた水郡線の第六久慈川橋梁が見えた

    袋田▷宇都宮

     袋田駅に戻ったら引き続き水郡線の列車に乗る。常陸大子行きの列車に乗り、隣の常陸大子駅でその先へ行く列車に乗り換え、次の乗換駅である安積永盛駅まで乗車した。
     暫く久慈川沿いを走っていた水郡線だが、矢祭山駅を過ぎると線路のまわりも開けてきて、のどかな田園風景の中を走っていった。

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    【195本目: 袋田-常陸大子】
    水郡線 829D
    キハE130系 キハE132-1
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    【196本目: 常陸大子-安積永盛】
    水郡線 333D
    キハE130系 キハE130-13
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    矢祭山駅の横には久慈川にかかる赤い吊橋があった
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    矢祭山駅を過ぎると開けた田園風景の中を走る

     安積永盛駅では東北本線の列車に乗り換える。水郡線の列車は東北本線のターミナル駅である郡山駅まで行くが、経路が重複してしまうのでここで乗り換えである。終点の新白河駅まで乗車し、その先へ行く黒磯行きの列車に乗り換えた。

     黒磯は電車の電源の切り替え地点である。国鉄時代に、初期に電化をした区間は直流電源を使用していたが、電化を進めるにあたりコストの低い交流電源を使うようになったため、日本国内には電車の電源に直流と交流が混在している。
     黒磯駅では長らく、駅構内の架線に流す電気を切り替える「地上切替方式」が採用されていた。しかし、2018年には電車が走行中に電源方式を切り替える「車上切替方式」に変わったため、交流専用である仙台地区の電車は黒磯駅に乗り入れできなくなり、新白河駅で系統分離された。
     そのため、この区間は乗り換えが多く少々面倒である。

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    【197本目: 安積永盛-新白河】
    東北本線 2144M
    E721系 モハE721-1007
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    【198本目: 新白河-黒磯】
    東北本線 4140M
    E531系 モハE531-3003
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    途中の白河駅では駅から白河小峰城跡が見えた

     黒磯行きの列車にも終点まで乗車し、さらにその先へ行く宇都宮行きの列車にも終点まで乗り、この日の移動は終わりである。

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    【199本目: 黒磯-宇都宮】
    東北本線(宇都宮線) 678M
    E131系 クモハE131-610
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    車体には宇都宮-黒磯140周年のステッカーが貼られていた
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    終点の宇都宮駅まで乗車しこの日の移動は終わり

    宇都宮

     宇都宮といえば宇都宮餃子である。夕飯には来らっせという店で宇都宮餃子を食べた。
     来らっせは宇都宮餃子の食べ比べができる店である。曜日ごとに日替わりで様々な店の餃子を食べられる日替わり店舗と、定番の5店舗の餃子を食べられる常設店舗がある。
     今回は日替わり店舗を利用した。5店舗分ずつ食べ比べができるプレートが2種類あり、そのうちの片方であるA盛りを食べたが、腹が満たされなかったのでもう片方のB盛りも注文して食べた。
     食べ比べした感想も記録したので、ぜひ宇都宮餃子を食べる際の参考にして欲しい。

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    来らっせで夕飯に宇都宮餃子を食べた
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    この日の日替わり店舗のメニュー
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    今回は行かなかった常設店舗のメニュー
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    日替わり店舗のA盛り
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    A盛りの各餃子の感想
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    日替わり店舗のB盛り
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    B盛りの各餃子の感想

     宿では栃木名物のレモン牛乳を飲んだ。甘く、レモン果汁が苦手な私も飲める味だが、甘すぎてあまり好みではなかった。

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    この日は最後に栃木名物のレモン牛乳を飲んだ

    25日目のまとめ

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    列車乗車本数: 8 本
    乗車営業キロ: 333.8 km
    費用: 8,075 円

    訪れた観光スポット

    • 手賀沼公園

    • 水戸黄門神社

    • 水戸城跡

    • 弘道館

    • 袋田の滝

    • 来らっせ 本店


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    主に旅行記を投稿。いろいろなところへ旅行をしています。「日本最長片道きっぷの旅」実施中。総合旅行業務取扱管理者。

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