
ポルトガルは美しい街並みだらけだった ヨーロッパ経由の一時帰国旅#1
アメリカ・シアトルの大学を卒業し,来月からインターンシップを始める前に一時帰国をする。その前に来月から滞在する予定のニューヨークを下見したのだが,ニューヨークまで来るとアジアよりもヨーロッパのほうが近いということで,ヨーロッパ経由の東回りで一時帰国することにした。
Fly to Lisbon
アメリカから大西洋を挟んだ隣の国は以前から行きたいと思っていたポルトガルである。ということで,アメリカを離れポルトガルに向かった。
ニューヨークからは最初にポルトガル第2の都市であるポルトに向かう予定だった。ところが,当日になり搭乗予定の便が欠航となってしまった。

ポルトガルの滞在日数を減らしたくなかったのもあり,急いで連絡しやむなくリスボン行きの便に変更した。ド定番のリスボンではない場所からポルトガルに入りたかったので残念である。機材も最新型のA321LRから古いA332になってしまった。
空港には振替便の出発3時間前に着きラウンジで寛いだ。ニューアーク空港なのでユナイテッド航空のラウンジが使えるかと思いきや,ユナイテッド以外の航空会社が集まるターミナルBからの出発であり,使えるのはルフトハンザ航空のラウンジだった。



ラウンジで寛いでいるとアメリカの番号から着信が。不思議に思ったが出てみると航空会社からの連絡で,なんとビジネスクラスに無料でアップグレードされたとの事。所謂インボラと呼ばれるものである。乗る予定の便が欠航になり,予定も大幅に変更する必要があり途方に暮れていた中,この知らせで一気に負の感情が吹き飛んだ。インボラを受けるのは人生初であり,外資航空会社のビジネスクラスも初めてなので大喜びである。
そんな振り替え便もなんと2時間遅れることになる。もとの便は欠航になり,振り替え便も2時間遅れで再び予定を考え直す必要があったが,とりあえずはビジネスクラスを満喫することにした。


窓側では無かったが無料アップグレードなのでまあいい
機内食は肉か魚かパスタのチョイスで,ビーフを選択。日系航空会社で出るような柔らかいフィレ肉を想像していたが,実際には肉は固く,日系の機内食がどれだけ凄いかを実感した。味付けは少しレモンっぽい感じがありさっぱりしていて,隣のにんじんは旨みが出ていて美味しかった。
機内食の選択を伝える際には朝食サービスの時に起こしたほうが良いかも聞かれた。2晩連続のレッドアイフライトなのでゆっくり寝ていたい気もしたが,せっかくのビジネスクラスなのでお願いした。しかし,朝食の内容はハムとチーズと果物という簡単なものだったので,別に無くても良かった気がする。



朝食を終えるとまもなくリスボンに着陸した。

飛行機は沖止めだった
Agueda
リスボンからはポルトを観光してから向かう予定だった Agueda という街に向かった。Agueda へは高速列車に乗って Aveiro まで行き,そこから普通列車に乗り換えて行くのだが,Aveiro からの普通列車はバス代行となっていた。地元のお姉さん方でさえもホームで困惑しており,観光客にはハードルが高いが,なんとかバスに乗れた。




Agueda に来た目的は傘で彩られた街を歩くためである。Agueda では毎年7月に芸術祭が開催され,商店街がカラフルな傘で彩られる。芸術祭が終わった後も9月までは傘が残され,カラフルな街並みを愉しめる。







商店街のメインの通りは様々な色の傘で彩られており,その周辺にはそれぞれ黄色,緑,水色に染まった道があった。やはり一番綺麗なのはカラフルなメインの通りだが,他の道も美しい。
Agueda はこの傘に覆われた道が有名なので傘の街かと思っていたが,傘のみならず様々なもので彩られており,傘の街というよりカラフルな街といった感じだった。商店街から駅のほうに歩いてみると,スカーフで覆われた道やカラフルな装飾がされた市庁舎があり,さらに駅の線路までも虹色の枕木で彩られていた。











街の散策の後は Pizzaria Suprema という店でポルトガル料理の Bacalhau à Brás を食べた。鱈とポテトを卵でとじたものでとても美味しかった。英語が通じないローカル感満載な雰囲気も良かった。

Costa Nova
翌朝は朝イチで Aveiro に戻り,Aveiro から Uber で Costa Nova を訪れた。Costa Nova は,ストライプ柄などで彩られた家が建ち並ぶ海辺の街である。これらの彩りは,霧が出やすいこの地域で家を見分けやすいようにしたのが始まりだそうだが,カラフルな家が連なる光景はとても可愛らしいものだった。









Costa Nova は海辺の街なので,家が並ぶ通りの先には魚市場がある。市場には魚だけでなく土産物やお菓子も売られている。その中でも気になった Aveiro 銘菓だという貝の形をした Ovos moles という最中のようなお菓子を試してみた。中身は卵黄のクリームだそうだが,正直あまり好みの味ではなかった。




Costa Nova からはバスで Aveiro に戻った。ちなみに,行きの Uber は9ユーロで所要15分,帰りのバスは2.5ユーロで所要40分なので,費用対効果を考えるとどっちもどっちである。帰りは駅まで乗らず Aveiro の中心部で降り街を軽く散策した。Aveiro の街には運河が流れており,綺麗な街並みの横に連なるボートが映える。

Googleマップには載っていないバスなのでWebサイトで時刻をチェックする

Porto
Aveiro からはリスボンに行く予定だったが,前日に飛行機の欠航で行けなかったポルトに行きたかったので,リスボンに行く前に軽くポルトに寄ることにした。ポルト旧市街の手前の川にかかる世界遺産の Ponte Luís I という橋は特に行きたかった場所である。幅の広い川にかかる大きなアーチ橋と,その先の丘に広がる旧市街が見渡せる壮大な景色は感動的であり,なんとか来られて良かったと思う。

想像以上の景色が広がる


トラムで橋を渡り旧市街も軽く散策した。ポルトの旧市街は坂が多く,ずっと歩くのは大変そうである。旧市街の中でも特に目を引く塔がある Igreja dos Clérigos という教会の前からはレトロな市電が走っており,旧市街にマッチした光景が見られた。




そしてポルトを離れ,高速列車でポルトガルの首都であるリスボンに向かった。リスボンでの旅行記は,また次回お届けする。