
人生も仕事も愛も、ひとつの理論で説明できた
こんにちは。たかっちです。
世の中には、どうしても答えの出ない問いがある。
なぜ人は働くのか。
愛とは何か。
自由とは何か。
なぜ月曜日の朝は、日曜日の夜より体が重いのか。
昔から、たくさんの賢い人が考えてきた。
哲学者も考えた。
科学者も考えた。
たぶん会社員も月曜の朝に布団の中で考えている。
それでも答えは出ていない。
ところが私はnoteで二年近く文章を書いているうちに、うっかり見つけてしまった。
これらを全部、たったひとつのもので説明できる理論を。
しかもそれは、あなたの家にもある。
今朝、あなたも手に取った。
引き出しの、だいたい一番上の段に入っている。
パンツである。
、、、帰らないでほしい。
私は本気である。
本気だから、困っている。
努力は、人に見せるものではない
努力とは、誰にも褒められない繰り返しのことである。
履く。
洗う。
干す。
たたむ。
また履く。
これを私たちは、物心ついた頃から一日も休まず続けている。
皆勤賞である。
なのに、誰からも表彰されたことがない。
しかも努力というのは人に見せるものではない。
見せたら、捕まる。
つまり努力とは、パンツである。
愛は、ゴムが伸びてからが本番
愛とは、いちばん近くで黙って支えることだ。
見返りを求めないことだ。
そして、多少くたびれても簡単には手放せないことだ。
新品のうちは、誰だって大事にできる。
問題はゴムが伸びてからである。
「まだいける」
「これは穴やない。通気性や」
そう言い張って手放さない、あの気持ち。
あれを愛と呼ばずに、何と呼ぶのか。
ちなみに私の引き出しには、妻が何年か前の誕生日にくれたやたら派手な一枚がある。
いや、一枚と言わず何枚もある。
どういうつもりでくれたのかは、いまだに聞けていない。
愛とは、そういうものである。
評価されないのは、支えているからだ
目立たない。
褒められない。
会議で名前も出ない。
でも、いなくなった瞬間に全部が崩れる。
もしあなたが職場で「評価されていない」と感じているなら、安心してほしい。
あなたは、パンツなのだ。
褒め言葉である。
なお、いい仕事の条件はふたつしかない。
締めつけすぎないこと。
そして、はみ出さないこと。
これは、上司にも伝えておいてほしい。
自由には、ひとつだけ選べないものがある
白でもいい。
黒でもいい。
柄物でもいい。
朝の0.5秒で、私たちは好きに選んでいる。
ただし「履かない」という選択肢だけは、無い。
自由とは何でも選べることではない。
決まった枠の中で機嫌よく選ぶことである。
、、、いま、わりといいことを言った気がする。
パンツの話だが。
社会は「確認しない約束」でできている
パンツは見えない。
誰にも確かめられない。
なのに私たちは、目の前の人がちゃんと履いていると信じて暮らしている。
上司も。
取引先も。
さっきすれ違った人も。
証拠はひとつも無い。
それでも信じている。
社会とは、お互いのパンツを確認しないという約束の上に成り立っているのだ。
これを、信頼という。
では、なぜパンツなのか
ここで、当然の疑問が出る。
なぜ、パンツなのか。
靴下ではだめなのか。
だめである。
靴下は、片方なくなる。
土台が片方なくなるようでは学問にならない。
シャツではだめなのか。
だめである。
シャツは、人に見られる。
見られるものは、見栄を張る。
見栄を張るものに本当のことは語れない。
パンツは、いちばん近くにあって誰にも見せない。
つまり、嘘をつく必要がない。
だから、本当のことだけが残る。
、、、それっぽい答えが出てしまった。
自分でも、少し怖い。
そして、すべてがつながった
努力は、パンツ。
愛も、パンツ。
仕事も、自由も、信頼も、パンツ。
となると、人生とは何か。
新品のころは、まだ体になじまない。
だんだんなじんできて、いちばん心地いいのは少しくたびれてきた頃だ。
四十代の私は、たぶんいま、そのへんにいる。
ゴムは少し伸びた。
でも履き心地は人生でいちばんいい。
つまり人生とはパンツである。
ここに「パンツ一般理論」が完成した。
特殊理論は、まだ無い。
ここまで読んだあなたへ
、、、さて。
あなたは、たぶんこう思っている。
「いや、結局パンツの話やん」
その通りである。
正直に言う。
パンツで全部説明できるのは、パンツがすごいからではない。
私がパンツばかり見ているからだ。
釣りが好きな人は人生を釣りで語る。
野球が好きな人はすぐ九回裏の話をする。
料理が好きな人は、だいたい「下ごしらえが大事」と言う。
あれは、ふざけているのではない。
大きすぎる問いは、そのままでは重くて持てない。
だから人は、手になじんだものに置き換えて、ようやく持ち上げる。
私の場合、それがたまたま布一枚だった。
それだけの話である。
そして、もうひとつだけ。
なぜ働くのか。
愛とは何か。
そんな答えは、次の月曜の朝になっても、たぶん出ない。
私も、出ていない。
それでも私たちは答えが出ないまま、ちゃんと一枚選んで、履いて、玄関を出ている。
毎朝だ。
それだけで、もう十分えらいと思う。
答えは無くても、パンツは履ける。
人生は、だいたいそれで回っていく。
P.S. あなたなら、人生を何で説明しますか。
よかったら、コメントで教えてほしい。
10月25日に大阪の「なんのはなしですかフェスティバル」でこんなトークショーになるのだろうか。
ヤバすぎる。