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季節はグラデーションなのに、なぜ突然変わったように感じるんだろう|秋分の畑だより

    9月23日から10月7日までは、二十四節気の「秋分」にあたります。

    秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃。

    太陽はほぼ真東から昇り、ほぼ真西へ沈みます。


    そう聞くと、秋分って、
    なんだかとても「均衡のとれた季節」のように感じませんか?


    昼と夜が半分ずつ。

    明るさと暗さが、ちょうど釣り合うところ。


    でも、不思議なことに、
    私の体感は、ちっとも「半分ずつ」じゃなくて。


    最近、夕方になると、

    「え、もうこんなに暗いの?」

    と、思うことが増えました(笑)。


    「昼と夜が同じくらいになった」というより、「暗い時間がずいぶん増えたなあ」と感じているのです。


    もちろん、ある日突然、日が短くなったわけではありません。

    日の入りは、毎日じーわじわと、早くなっていたはずです。

    それなのに私は、その小さな変化には気づかず、ある日突然「もう暗い」とハッとする。人間の感覚って、細やかなようで大雑把で、なんだかとても愛おしいなと思います。


    そして畑でも、似たようなことを感じています。

    ここ数日、畑の植物たちが一斉に元気になりました。

    夏の間、暑さに耐えるように葉を細めていたレモングラスは、またしっかりとした葉を伸ばしています。太くてわっさり。これは、ティーづくりが楽しみになってきました。


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    急激に勢いを取り戻しているレモングラス



    夏中気になっていた、パプリカも葉の色が濃くなり、ようやく実をつけ始めました。


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    負担かけたくなくて、小さい実がなるものにしたのだけど、ここまで遅くなるなら大きめの実にしたほうがよかったかな?と欲張りモードが発令中🤣


    夏野菜なのに、やっと今…です。

    全く実がならなかったこの夏。
    去年も過去いち厳しい夏!と思いましたけど、あっさり記憶は塗り替えられました(笑)。なんとか枯れない状態をキープするだけで目いっぱいだったんだろうなと感じます。


    他にも、ぐっと伸びたり、いきなり花が咲き始めたり、実が次々となり始めたり。

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    ようやくラムズイヤーもふわふわの葉っぱを安定して出してくれてます。


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    こだまスイカも…V字回復?ツルを切ってしまいそうで、怖くて草整理ができない🙈


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    レモンバーベナも傷んでいたけど、新しい葉っぱは生き生き!


    過ごしやすくなったんでしょうね。

    どれも少しずつ変わっていたはずなのに、私には一気に変わったように見えて仕方ありません。



    季節はグラデーションのように移ろっていくものなんだなぁと、これまで何度も書いてきました。

    それは、今も変わりません。

    ただ今回、気になったのは季節の変わり方よりも、私たちがその変化にどう気づいているんだろう?ということでした。


    日の入りは、毎日少しずつ早くなっていた。

    気温も、少しずつ下がっていた。

    植物たちも、きっと昨日から今日へ突然変わったわけではありません。

    自然はずっと、じーわじわと変わり続けている。


    なのに私は、ある日突然、

    「もうこんなに暗い!」

    「レモングラスが元気になった!」

    「パプリカに実がついた!」

    と気づくのです。


    季節の変化はグラデーション。
    
でも、人間の「気づき」には、ときどき「段差」がある。

    世界では、もっと細かく、もっとなめらかに変化が続いているのに、私はその全部を拾えているわけではないのでしょう。

    なんだか、世界はものすごく高い解像度で動いているのに、人間はそれを少し粗いドット絵で見ているみたいです。


    でも、それって悪いことなんでしょうか。


    もし毎日のほんのわずかな変化を、すべて細かく感じ取れていたら。

    「え、もうこんなに暗いの?」も、「レモングラスがこんなに元気になってる!」も、「パプリカ、実がついた!」も、あの「わっ!」という驚きはなかったのかもしれません。

    毎日少しずつ変わっていることを、全部わかっているのですから。


    でも私たちは、たぶんそんなふうには世界を見ていない。

    気づかない。

    気づかない。

    そして、ある日。

    「わっ!」と気づく。


    その瞬間、昨日まで見ていたはずの景色が、少し違って見えます。


    全部見えていないから、見つけられる。

    見えていなかったから、「いつの間に!」と驚ける。

    そして、その驚きが、感動になるのだと思うのです。


    そう考えると、人間の感覚が細やかなようで大雑把なのも、なんだか悪くない気がしてきます。


    世界の変化を全部拾えないからこそ、私たちは何度でも世界を発見できるのかもしれません。


    今は、二十四節気の「秋分」。

    秋分だから突然何かが変わったわけではないけれど、この秋分の頃、私は夕方と畑の景色から、こんなことを考えました。


    私が気づくよりずっと前から、季節はじーわじわと動いていたのでしょう。

    そして今日、私はそれを見つけました。


    あなたは最近、何かに「わっ!」と変化に驚いたことはありますか?



    はしさんの企画されている、#私の二十四節気 にゆるっと参加させていただいています。ありがとうございます!



    今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

    あなたの今日にも、小さな発見がありますように。


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    また、景色の中で。



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