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【魔王軍ノベルス閑話2】「魔王も並ぶ深夜の一杯🍜」 ジュリ&マリが、怪しい深夜のラーメン屋へ

    今回のショートショートは、わかモンさんの
    『地図にない灯り』ショートショート・メーカー!!
    を使って作成しました。

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    魔王軍音楽革命隊の隊長ミキ・ウェイブの、現実世界でのバンドメンバー、ジュリとマリが深夜の老舗ラーメン店で異世界騒動を起こします。

    マリのサックスが奇跡を起こす!🎷✨

    魔王も並ぶ、深夜の一杯

    ショート・ショート|異世界ギャグ・コメディー

     魔王城の城下町、午前一時。

     路地裏の老舗ラーメン店『魔界軒』には、今夜も長い行列ができていた。

     店内には角の生えた魔族、鎧姿の冒険者、そして黒いマントを羽織った魔王ノアまでいる。

    「うわぁ、すっごい匂い! あたい、もう腹ペコ!」

     金髪ウェーブのジュリが目を輝かせた。

    「ライブのあとにラーメンって最高だよね!」

     ポニーテールを揺らしながら、マリも笑う。

     二人はカウンターに座った。

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     壁には歴代魔王のサイン。その真ん中に、赤い文字で書かれた一枚の札があった。

    『禁断の魔王盛り。完食者、いまだゼロ』

    「……これ!」

     ジュリが指差す。

    「あたい、魔王盛り!」

     ガシャン!

     店主が寸胴鍋の蓋を落とした。

    「お嬢ちゃん……本気か?」

    「もちろん! 大盛りなんだろ?」

    「大盛りなんてもんじゃねえ。麺十玉、チャーシュー三十枚、煮卵十二個。スープは魔竜の骨から三日煮込んだ特製だ!」

    「最高じゃん!」

    「最高じゃないって!」

     マリが叫ぶ。

     すると、隣の席から低い声がした。

    「やめておけ。余もかつて挑戦したが……七玉で敗れた」

     魔王ノアだった。

    「魔王様でも無理だったの!?」

    「……あれは胃袋の問題ではない。戦略的撤退だ」

     向かいの勇者レオンが鼻で笑う。

    「俺は八玉までいったぞ」

    「貴様、まだその話を!」

    「ラーメンくらいで喧嘩しないでよ!」

     マリが二人を止めた。

     そのとき。

     ドォォォン!

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     巨大な丼が運ばれてきた。

     山のような麺。城壁のようなチャーシュー。頂上には煮卵が王冠のように並んでいる。

    「いただきまーす!」

     ジュリは勢いよく食べ始めた。

     一玉、二玉、三玉。

    「うまっ! これ、いくらでも食べられる!」

     しかし六玉目で箸が止まった。

    「……マリ」

    「なに?」

    「麺が減らない」

    「そりゃ十玉あるからね!」

     ジュリの目から光が消えかけた。

     マリはしばらく考え、背負っていたサックスケースを開いた。

    「よーし! あたしが応援してあげる!」

     店主が慌てる。

    「おい、店内で演奏は――」

     パパパパーン!

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     軽快なサックスの音が響いた。

     すると突然、丼が金色に輝き始めた。

    「な、なんだ!?」

     魔王ノアが立ち上がる。

     店主の顔色が変わった。

    「まさか……伝説の『魔食進軍曲』!」

    「なにそれ!?」

    「千年前、魔界の料理神が残した秘術! 音楽に合わせて食べる者の胃袋に、無限の空間を生み出すという……!」

    「えっ、そんな便利な魔法あるの!?」

     ジュリの目が輝いた。

    「マリ! もっと速く!」

    「任せて!」

     サックスが激しく鳴り響く。

     ズルズルズルズル!

     ジュリの箸が止まらない。

     七玉、八玉、九玉!

    「いけーっ!」

     勇者レオンが叫ぶ。

    「征服せよ! その丼を!」

     魔王ノアも拳を振り上げる。

     そして――

    「ごちそうさまーっ!」

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     空っぽの丼。

     一瞬の静寂。

     次の瞬間、店内は大歓声に包まれた。

    「史上初の完食者だ!」

    「魔王を超えたぞ!」

     ジュリは満足そうにお腹をさすった。

    「ふぅ……おいしかった!」

     マリが笑う。

    「やったね、ジュリ!」

    「うん! でもさ」

    「ん?」

    「まだちょっと食べられそう」

    「はぁ!?」

     ジュリは店主を呼んだ。

    「おじさーん! 替え玉!」

     店内が凍りついた。

     店主が震える声で尋ねる。

    「……何玉だ?」

     ジュリは満面の笑みで答えた。

    「あたい、もう十玉!」

    「魔王盛り、二周目ぇぇぇ!?」

     魔王ノアは静かに椅子へ座り直した。

    「……余は、世界征服の方法を間違えていたのかもしれぬ」

     その横で勇者レオンがつぶやく。

    「俺、もう勇者やめてラーメン屋になるわ」

     マリのサックスが、再び鳴り響いた。

     魔界の夜は、まだまだ長い。

    ーーー完ーーー

    「追記」

    魔王ノアは二人を見て笑って言った。

    「そなたたち、魔王軍音楽革命隊に入らぬか?」

    ーー次回へ続く……か?ーー

    #魔王軍万歳 ‼️🙌

    「あとがき」

    今回のラノベは、雪綴ゆきさんのショートショート企画『地図にない灯り』に参加しようと思い、わかモンさんの応援企画を読んで、『地図にない灯り』ショートショート・メーカーを使おうとしたら、まだお題発表の前だったので、テストとして作ってみた作品です。魔王軍にまだ入軍していないジュリマリと魔王ノアの最初の接点として構想してみました。

    【地図にない灯り】第1回お題発表されてます⬇️


    連載している「魔王様、音楽革命隊は、異世界を征服できるの?」の記事です⬇️

    きゅうりさんのAIハロウィン企画に参加している作品です⬇️

    きゅうりさんのハロウィン企画記事⬇️

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    高齢者バンドのBass 担当。 AIバンド"BOOGIE LUNCH"名義で自作曲のAIカヴァーや "WOOGIE LUNCH"名義でAI楽曲などを演奏させてます。 ミキジュリマリの「AI 四コマ付楽曲」、 魔王軍音楽革命隊 AIラノベも始めました。

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