
【魔王軍ノベルス3】魔王様、音楽革命隊は、異世界を征服できるの?第3話
魔王軍AIラノベ版です。
( ※この記事はフィクションです。)
トトさんの「一行から始まる物語プロンプト」
を利用させていただいてます。
この記事の挿絵および、TOPサムネイルも
同じプロンプトにより
作成されたものを改変して使用しています。

第三話 魔王軍、初めての遠征先を決める
魔王城の作戦会議室には、いつもより長い沈黙があった。
机の上に広げられた地図。
その上には、赤い丸がいくつも付いている。

昨日まで、魔王軍の領土を示す地図に、こんな印はなかった。
だが今は違う。
音楽革命隊がライブを行った街。
演奏を依頼してきた街。
そして、まだ演奏していないのに「来てほしい」と手紙を送ってきた街。
赤い丸は、少しずつ増えていた。
「……すごいな」
ミキが地図を覗き込む。
「三つ増えてる」
「正確には五つです」
ミーノ参謀が訂正した。
「五つ!」
「はい」
「じゃあ、次はこの五つ全部行こう!」
「待て」
ノアが止めた。
「一度に全部は無理だ」
「なんで?」
「お前たちは音楽革命隊だろう」
「うん」
「軍隊ではあるが、音楽隊でもある」
「うん」
「ならば、楽器を持って五つの街を同時に回ることはできないのである」
ミキは考えた。
「……分身する?」
「しない」
「魔法で?」
「しない」
「じゃあ、順番だね」
「最初からそう言っている」
ミキは地図を見た。
五つの街。
どこも魔王領の近くにある。
だが、その中でひとつだけ、少し離れた場所にある街があった。
「ここ」
ミキが指差した。
「ここに行こう」
ミーノ参謀が地図を見る。
「リンドベルですか」
「うん」
「高台に造られた石造の商店街。商業が盛んで、音楽文化も強い街です」
「じゃあ、ぴったりじゃん」

ノアは眉をひそめた。
「音楽文化が強い?」
「はい」
「ならば、競争になるな」
「競争?」
「すでに音楽が盛んな街なら、こちらの演奏を簡単には受け入れないかもしれない」
ミキは少し考えた。
「……それ、面白いね」
「なぜそうなる」
「だって」
ミキは笑った。
「音楽好きな人たちがいるなら、ちゃんと聴いてもらえる」
「聴いてもらえるとは限らない」
「じゃあ、聴きたくなる音を出す」
ノアは黙った。
ミキはいつもそうだった。
難しい問題が出てくると、なぜか演奏する方向へ話を持っていく。
だが。
今まで、それで失敗したことがない。
「……分かった」
ノアが言った。
「リンドベルへ行くのである」
「よし!」
ミキが拳を握る。
「遠征決定!」
その日の午後。
音楽革命隊は出発した。
今回は、前の二回とは少し違う。
単なるライブではない。
魔王軍として初めて、目的地を自分たちで選んだ遠征だった。
街道を進む途中、ミキは何度も地図を確認した。
「あとどれくらい?」
「半日ほどです」
「結構あるね」
「だから遠征と言っている」
「歩くの大変だなあ」
「馬車があります」
「最初から言ってよ」
馬車の中で、ミキはベースを膝に乗せていた。

弦を軽く鳴らす。
ぼんぼーん。
「何をしている」
向かいに座るノアが聞いた。
「新しい曲」
「遠征中に?」
「遠征中だから」
「どう違う」
「街に着いてから作るより、その街へ向かってるときに作ったほうが、その街の曲になる気がする」
ノアは少しだけ考えた。
「……なるほど」
珍しく否定しなかった。
「じゃあ、リンドベルの曲か?」
「そう」
ミキは窓の外を見た。
山道を抜ける。
遠くに高台が見えてきた。
その上に、白い石造りの建物が連なっている。

店。
工房。
宿。
広場。
そして、街の中心には大きな塔が立っていた。
「見えてきた!」
ミキが窓から身を乗り出す。
「リンドベルだ!」
だが。
街へ近づくにつれて、音が聞こえてきた。
楽器の音。
街の広場から、誰かが演奏している。
ギター。
太鼓。
笛。
そして、観客の歓声。
ミキは目を輝かせた。
「本当に音楽の街だ」
馬車が止まった。
音楽革命隊が降りる。
街の人々がこちらを見る。
魔王軍の旗。
黒い衣装。
楽器。
しかし、前の街とは反応が違った。
「魔王軍だ」
「音楽革命隊?」
「噂の?」
「本当に来たのか」
ざわめきが広がる。
ミキは少し緊張した。
「……歓迎されてる?」
ミーノ参謀が首を横に振る。
「まだ分かりません」
そのとき。
広場の中央から、一人の男が歩いてきた。
楽器を肩に掛けている。
「お前たちが、魔王軍の音楽隊か」

「そうです!」
ミキが答える。
「俺たちも音楽をやっている」
男は広場を指した。
「この街には、昔から音楽がある」
「うん」
「だから」
男はミキをまっすぐ見た。
「魔王軍だからって、簡単にこの街を自分たちのものにできると思うなよ」
空気が変わった。
ノアが一歩前へ出る。
「ほう」
だが、ミキが手で制した。
「大丈夫」
男を見る。
「じゃあ、勝負しよう」
「勝負?」
「うん」
ミキはベースケースを開いた。
「どっちの音楽が、この街の人に届くか」
男は少し驚いた。
「……面白い」
広場に人が集まり始める。
誰もが二組の演奏者を見ていた。
ノアは腕を組む。
「ミキ」
「なに?」
「負けるなよ」
「もちろん」
「違う」
ノアは少し笑った。
「勝つ必要もない」
「え?」
「音楽で征服するのだろう?」
ミキは目を丸くした。
ノアは広場を見渡した。
「ならば、相手を負かす必要はない」
「……」
「最後に、ここにいる者たちがもう一度音楽を聴きたいと思えばいい」
ミキの顔が明るくなった。
「魔王様」
「なんだ」
「それ、すごくいい」
「そうか」
「じゃあ、やろう」
ミキはベースを構えた。
弦に指を置く。
そして、まだ誰も聴いたことのない音を鳴らした。
低く。
強く。
リンドベルの石造りの街に響く音だった。

最初の一音を聴いた瞬間、広場の人々が振り向いた。
そして、ミキは笑った。
ここからが、本当の遠征だった。
――第三話・完




《続きを読みますか?》
次回、第4話をお待ち下さい‼️
#魔王軍万歳 🙌
「あとがき」
トトさんの小説作成プロンプトは、リンドベルの逸話を小さなエピソードを挟みつつ次話へ続くとか、かなり膨らませてくれました。描写が豊富になっています。強い設定はほとんど入れてないので AIが、かなり自由に展開してくれていますね。続きを期待させてくれます。
今回の楽曲の歌詞は、小説を作成してくれているChatGPTに「第3話のミキの気持ちを歌詞にして提案してくれ」といって作られた歌詞を手直しして使っています。ちゃんと情景描写も入れ込んでくれてますね(^^)
エンディング曲「響け!リンドベルまで! ver.2.1」の「歌詞」です。⬇️
作詞/作曲:ミキ・ウェイブ (ChatGPT/Suno)
ライブ編曲:魔王軍音楽革命隊
ゴトン、ゴトン 車輪が鳴る
まだ見ぬ街へ 風が吹く
さあ行こう! 音を連れて!
リンドベルへ!
曲がりくねった 石の道
窓から覗く 秋の空
知らない景色 知らない歌
胸の奥では もう鳴ってる
遠くに見える 白い塔
あの街には 誰がいる?
どんな笑顔に 出会えるだろう
答えはまだ 風の中
剣を抜くより 弦を鳴らせ
旗を掲げて 胸を張れ
まだ名前も知らない君へ
このベースを 届けたい!
響け! 響け! あの白い塔まで!
僕らの音よ 空を越えろ!
鳴らせ! 鳴らせ! 心のままに!
違う世界も ひとつになれる!
オーオーオー! 声を上げろ!
オーオーオー! 手を叩け!
征服するなら 君のハート!
リンドベルの街よ 聴いてくれ!
石畳には 古い歌
広場に響く 誰かの声
僕らと違う そのリズム
なんだか少し 嬉しくなる
勝ち負けなんて 決めなくていい
君の音にも 耳を澄ます
重なるたびに 生まれるもの
それが今日の 新しい歌
怖がらないで こっちへおいで
魔王の旗は はためいてるけど
戦うために 来たんじゃない
一緒に歌いに 来たんだよ!
響け! 響け! あの白い塔まで!
僕らの音よ 街を駆けろ!
鳴らせ! 鳴らせ! 笑顔のままに!
知らない君も 仲間になれる!
オーオーオー! 声を上げろ!
オーオーオー! 手を叩け!
征服するなら 君のハート!
リンドベルの街よ 歌ってくれ!
たったひとつの 低い音
誰かがそっと 振り向いた
その隣から またひとり
気がつけばみんな ここにいる
上手いかどうかじゃない
強いかどうかじゃない
今、この場所で
同じ音を聴いている!
**[Call & Response]**
ミキ:リンドベル!
観客:オーッ!
ミキ:聴こえてるか!
観客:オーッ!
ミキ:もう一曲、いけるか!
観客:イエーッ!
全員:だったら一緒に!
響け! 響け! あの白い塔まで!
僕らの音は 止まらない!
鳴らせ! 鳴らせ! 明日の空へ!
この街から 始まる歌!
オーオーオー! 声を上げろ!
オーオーオー! 手を叩け!
剣じゃ奪えない 君のハート
音楽だったら 届くかな!
響け! 響け! あの白い塔まで!
リンドベルの街よ また会おう!
リンドベルの街よ また会おう!
リンドベルの街よ また会おう!
「まだ一曲目だよ。」
「僕らの征服は、これからだ!」
今回使用した小説作成プロンプトを配布している、トトさんの記事です。⬇️
トトさんの楽しいプロンプト集です。⬇️
第2話はこちら⬇️
第1話はこちら⬇️
