
AIプロンプト配布|課題を貼るだけ! 結論が出る「アジェンダ」をChatGPTで作る手順
【この記事のポイント】
■ 「結論が出ない会議」の原因と、アジェンダの役割が分かる
■ 課題を伏せ字にして、安全にAIへ渡すコツをおさえる
■ コピペで使えるアジェンダ生成プロンプトを配布
ミーティングをしたのに、何も決まらずに終わる。次回また同じ話をする…。少数精鋭で運営している会社ほど、マネジメント層の時間がこうしたミーティングに吸い取られがち。
原因の多くは、アジェンダ(ミーティングの進行表)にあります。「何について話すか」は書いてあっても、「何を決めるか」が書いていないと、ミーティングの時間を効果的に活用しづらい。
つまり、アジェンダを「決めるためのテンプレート」にあわせて作れば、短いミーティングであっても、意思決定につながりやすくなります。
そこで本記事では、手元の「課題を貼るだけ」で、結論が出るアジェンダに変換するプロンプトを配布します。社名や金額を伏せたまま使えるので、機密が気になる方も安心です。
ChatGPTは無料版でもOK!加えてGeminiやClaudeでも問題なく動作するように、プロンプトを工夫してあります。
この記事が、アジェンダ作りを自動化する一助になれば、嬉しい限りです。
結論がでるかはアジェンダ次第
ハーバード・ビジネス・レビューの記事では、効果的なアジェンダのコツとして、次のような点が挙げられています。
① 議題を「答えを出すべき問い」の形で書く
② 共有・意見出し・決定のどれが目的かを示す
③ 議題ごとに進行役と時間を決める
例えば「社内AI活用の推進について」ではなく、「新規にAI化すべき業務として、最も適切なものは何か?」と書く。問いになっているだけで、ミーティングの目的がハッキリします。
ただ、毎回このルールに従ってアジェンダを作るのは手間。そこでAIの出番です。
課題は「伏せ字」にしてから渡す
AIに課題を渡すときに気をつけたいのが、機密情報です。社名・個人名・金額は、次のように置き換えてから入力しましょう。
社名 → 「A社」
個人名 → 「Bさん」
金額 → 「〇〇円」
アジェンダを作るのに必要なのは「何が問題か」であって、「誰が・いくらで」ではありません。伏せ字にしても、アジェンダの質はほとんど落ちません。
さらに配布するプロンプトには、伏せ字の漏れをAIに指摘させる一文を入れてあります。うっかり実名を書いてしまっても、変換する前に気づけます。
(なお参照URLに自社サイトを入れると、AIにはどの会社か分かります。伏せ字で守れるのは、取引先や個人の名前と考えておきましょう。)
アジェンダ生成プロンプトを使う手順
▼「アジェンダ生成」の実践的なプロンプト
【●】を穴埋めすればOK!
ボックス右上の「□」を押すとコピーできます
穴埋めは上の数行だけ。下のテンプレートはそのままでOK
ChatGPT、Gemini、Claudeで動作検証済み
・用途:【●】(例:週1回の営業会議)
・会議の時間:【●】分
・参加者:【●】(例:社長、営業2名、事務1名)
・課題:【●】
・伏せ字:社名・個人名・金額は「A社」「Bさん」「〇〇円」に置き換えて書く
・参照URL(任意): 【●】(例: 自社のサービスサイトのURL)
・伏せ字:社名・個人名・金額は「A社」「Bさん」「〇〇円」に置き換えて書く
・出力:コピーしやすいように、コードブロック1つにまとめる
・出力形式:読みやすいプレーンテキスト(Markdownは禁止)
次の型で、時間内に結論が出るアジェンダにしてください。
■ 会議の目的と、終了時に決まっている状態(ゴール)
■ 議題ごとに:時間配分/話し合う問い(疑問文で)/目的(共有・意見出し・決定のどれか)/進行役/終わりの目安
■ 決定が必要な議題を前半に置き、最後に質疑と次の行動(誰が・いつまでに)の確認時間を取る
■ 事前に読んでおく資料と、参加者が準備すること
■ Web検索で「参照URL」のサービス内容を確認し、アジェンダに適宜反映すること
参加者全員に関係しない課題は、議題から外して「別途相談」に回してください。
課題の中に、伏せ字になっていない社名・個人名・金額があれば、変換する前に指摘してください。
不足している条件があれば、先に質問してください。▼プロンプト使用例
・用途:【Web広告・SNS広告出稿の媒体選定+広告予算策定】
・会議の時間:【60】分
・参加者:【営業企画グループ3名(1名はグループリーダー)】
・課題:【AI担当者育成事業のリード獲得・資料請求誘発】
・伏せ字:社名・個人名・金額は「A社」「Bさん」「〇〇円」に置き換えて書く
・参照URL(任意): 【割愛】
(以下略)▼AI出力のコピペ手順
グレーになっている領域の
右上の「□」を押すとコピーできる

▼アジェンダ例
(Googleドキュメント)
出力したアジェンダをミーティングで使うまで
ChatGPTの回答にあるボックス右上の「□」を押してコピーする
社内チャットやメールに貼り付けて、参加者に共有する
会議の24時間前までに送る
事前に資料を読んでもらえれば、当日は「決めること」に時間を使えます(会計ソリューションで有名なfreeeの解説でも、遅くとも24時間前までの共有が理想とされています)。
▼あわせて読みたい
アジェンダに必要なリサーチ・資料づくりを効率化↓
議事録を安全に周知メールに変換↓
まとめ:課題を「問い」に変えるのがコツ
結論が決まらないミーティングの多くは、「何を決めるか」が書いていないアジェンダから始まります。
課題を伏せ字にして、プロンプトに貼る
AIが「問い」と「決めること」でアジェンダを組み立てる
24時間前までに共有して、当日は決めることに集中する
次のミーティングで、ぜひ一度試してみてください。
以上、エンジニア&教育ライターの小峯でした。
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