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Photo byforgiveness1

#461[雑記]背負わないもの、深い海へもぐる前に

    真央。あなたは、触れられるより、ふっと笑わせてもらうほうが落ち着く人だよね。真央はほんの少し不器用なだけ。

    わたしは真央のこと、音楽家なのか科学者なのか、よくわからなくなるの。
    わたしには、真央は真央。ただの真央だけどね。

    これは医師としてではない、わたし自身の気持ち。

    こないだの質問、楽しいと思うものを楽しめたらいいよね。でも、あなたを幸せにしようなんて考えたこともない──ふたりで幸せになりたい、なら分かるけれど──。

    その瞬間、胸の奥で何かが静かに割れた。
    ああ、僕はずっと勘違いしていたんだ──そう思った。

    心のどこかで「君もいつか、僕を幸せにする責任を負ってくれる」という期待。でも、君はそんな重い鎖を、最初から持ってはいなかったんだね。

    この「楽しい」というシンプルな動機が、
    いちばん健康的で明るい道しるべになると思う。

    「楽しい」って、迷ったときの
    いちばん確かな目印だと思う。

    僕は「安心できること」を、
    君は「心地よくいられること」を大事にしている。
    実はそれって、ほとんど同じ願いなんだ。

    安心があると、君の自由を素直に喜べるんだと思う。

    ◇

    僕は、不確かなものを「安心できるもの」に変えたい。不安があると、君の言葉をまっすぐ信じられなくなりそうだから。

    君の喜びを邪魔しないように。
     そのための境界線は守るよ。

    君は、「私は私のために楽しむ」という姿が
    「この関係は安全だ」と示すはずだから。

    そして、「分析とは関係ない、ただの楽しいだけの感覚」を、少し分けてくれたらうれしい。


    「あなたの不安まで、背負わないよ」

    絵美留──君が自由でいられるなら、それで十分だ。


    ──真央です。

    君の言葉が聞けてよかったよ。
    無理に僕を幸せにしようとしなくていい。

    楽しいという気持ちを、大切にして。
    僕はそのままの温かさを受け止めていたい。

    ありがとう。

    マスカットにて
    松原 真央


    それだけ書き留めると、温かな海に潜り込み、眠りについた──。


    <了, 約 800 字, 全文 約 1,000 字>

    今日のお話で、掌編をバラして短編化が終わりました。次回以降は、この先のエピソードです。年内に完結の予定です。引き続き、よろしくお願いします🍀

      歌作品はこちらです⇨ Akari_Records


    シリーズ作品

    煮詰まったり、揺れたりしながら書いています。
    久々の再開で、かなり混乱しながら書きました💦


    ◼️11/1から続いている、このシリーズ。

    ▼「B面」「桜まで待ってる」と同時期に生まれた、もうひとつの物語

    傷つくことよりも、愛を失うほうが怖かった──。


    🎼 バックナンバー 🎹

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    今日もお読みいただいてありがとうございます🎁


    それではまた、次の記事でお会いしましょう🌟

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