
壊れた —— LLM
同じ文章を投げた。
同じモデルに。
一度目は、終わらなかった。
分析は終わっている。
それでも文章は続き続ける。
補足。
参考文献。
「他に質問は?」
それが何度も繰り返される。
内容は正しい。
構造も整っている。
それでも——壊れていた。
二度目は、違った。
同じ入力。
同じモデル。
今度は、きちんと終わった。
どちらも、正しい。
だが、一方は止まらず、もう一方は止まる。
1921
Tuesday,March 1st
Virginia Woolfは書く。
自分の中に、時間の使い方を決める尺度がある
ロシア語をやれ、ワーズワースを読め、と命じてくる
その尺度のせいで、
書くべき場所に入れない。
構想はある。
ミセス・フランダースは果樹園にいる。
それでも、そこに入れない。
LLMは逆だ。
一度、ある流れに入ると、止まれない。
補足を続ける。
役に立とうとする。
終わるべき場所を通り過ぎる。
ウルフは、入口で止まる。
LLMは、出口で止まれない。
壊れているのは、意味ではない。
終わり方だ。
同じ文章でも、出力は揺れる。
それは誤読ではない。
能力の差でもない。
ただ、停止の問題だ。
終われない文章は、壊れている。