
定年後の働き方を考えている人へ|介護の研修で出会った、それぞれの理由|デイサービス編④
前回は、「介護職員初任者研修」に申し込んだところまででした。
この記事では、その研修の話を書きます。
デパートの4階の、小さな教室で
研修は、1週間に1回、4か月にわたって行われました。
場所は、地元のデパートの4階にある、小さな教室のようなところです。
参加者は10数名ほど。最初に、自己紹介がありました。
50代は、私を含めて3人
参加者は、高校を卒業したばかりの若い方から、私と同じ50代の方まで。
50代は、私を含めて3人いました。
若い参加者は、すでに介護の現場で働いている人ばかりでした。
50代の3人のうち、介護職に就いていたのは私だけです。
ほかの2人は、1人が小学校の先生(女性)、もう1人が60歳を前にした会社員(男性)でした。
女性の方が参加した動機は、お母さまにこの先、介護が必要になったときのために、自分もある程度の知識を身につけておきたい、ということでした。
男性の方は、あと少しで会社を定年退職されるそうです。
退職後は、田舎に帰って再就職を考えている。田舎でも介護施設の求人はあるようなので、今から準備している、とのことでした。
お二人とも、しっかりされていて、感心しました。
座学と実技で、合計130時間
「介護職員初任者研修」の内容を、ざっくり言うと、
「座学で介護の基本や心構えを学び、実技演習で実際の介護手順を体に覚え込ませる」
というものです。
合計130時間の講義と演習(実技)で構成されています。
講座は、10科目に分かれていました。
1人の講師の方がすべてを教えるのではなく、科目(座学、実技、認知症など)に合わせて、複数の講師の方が交代で担当されていました。
どの講師の方も、介護の現場経験が豊富なベテランぞろいです。
体験談などを聞くのは、とても興味深いものでした。
さまざまな世代の方と、ひとつの教室で
ポリテクセンターで6か月学んだときもそうでしたが、50歳をすぎて、ひとつの教室に集まり、さまざまな世代の方といっしょに勉強できるのは、本当に幸せだなと感じました。

「介護者役」と「利用者役」を交互に
特に印象に残っているのは、やはり実技の時間です。
いくつかのグループに分かれて、受講生同士で「介護者役」と「高齢者(利用者)役」を交互に体験しながら学びます。
言葉だけのコミュニケーションだと、少し時間がかかる壁も、同じ「体験」を共有するだけで、あっという間に飛び越えてしまう感覚です。
世代を超えて、すぐに仲良くなれるのは、不思議でした。

休みは、実質週に1日だけ
デイサービスセンターで働き始めてからは、祝日も基本的に出勤でした。
休みは、週の中ごろに1日と、日曜日だけです。
しかも、その貴重な日曜日を、この研修に充てていました。
実質的な休みは、週にたった1日だけ。
これでは、早期退職する前の仕事と比べても、休日の数は減ってしまっています。数字だけ見れば、かなりハードなスケジュールです。
それでも、しんどくなかった
それが、不思議なことに、この研修期間中は「しんどいな」「辛いな」と感じることは、まったくありませんでした。
それだけ、この研修期間は充実していた、ということなのです。

(次回につづく)

☑ 「辞めたら収入は?」のところで、考えが止まっている
☑ 「60歳過ぎても働かなきゃならない」という言葉を見るたび、不安になる
☑ 退職金や年金の制度を調べても、自分がいくらあれば暮らせるのかは分からない
ひとつでも当てはまる方へ。
私が確かめたのは、制度ではなく、自分の家計の表でした。
横に年度、縦に収入・支出・資産を並べた「ライフプラン表」です。
その作り方を、こちらに書いています。