
空海展に行ったら、蘭奢待がいた-東京国立博物館 空海と真言の名宝展-
数あるnoteの中から
おいでいただきありがとうございます。
東京国立博物館の
「空海と真言の名宝展」
に行ってきました。
とはいえ、
空海について語れるほど
空海に詳しくありません。
そして写真も
一枚も撮ってきませんでした。
(みなさんはパシャパシャ
撮っていたんですけどね)
なので今回は
本当にライトな
レビュー記事として
お届けしたいと思います。
空海展というより、仏教至宝大集合だった
空海に関する展示を
見に行ったつもりでしたが
途中から
「とにかく各地から
すごい仏教美術を
集めてきました!」
という様相に。
まとまりがない、といえば
ないような気も
するのですが(笑)
これだけのものを
一度に見られるなら
まとまりとか
言ってられないくらい
すごいことです。
東博、よく借りてきたな。
という展示でした。
展示リストをご覧ください。
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/img/list_jp.pdf
◉が国宝、
◎が重文ですが
リストの中に
多すぎませんか・・・?
展示替えもありますが
国宝は15ほど
重文においては
むしろ重文ではない
ノーマルもののほうが
少ないのです・・・
秘仏も持ってこれちゃいました。
ほんと、すごすぎるトーハク。
(上記ページの4章に詳しく
記載されています)
33年に一度ご開帳される秘仏も
いらしていて
ありがたすぎです。
個人的には
柱などに遮られることなく
360度見られることが
とてもありがたかったです。
蘭奢待(らんじゃたい)がいた
展示を歩いていたら
さらっと
「蘭奢待」がいました。
え。
あの蘭奢待?
織田信長が
正倉院から
切り取ったことで有名な
天下第一の名香です。
正倉院展などでは
目玉になるような展示品ですが
今回はパンフレットにも
特設サイトにも
展示されていることは
書いておりませんでしたので
テンションがあがりました。
(蘭奢待好き、というか
戦国の逸話好き)
実際、
今回展示されているのは
正倉院の本体ではなく
京都・泉涌寺に伝わる
小さな香木片。
1877年には明治天皇も
正倉院の蘭奢待を
切り取っておりまして
その一部が
病気療養中だった
叔母・和宮への
お見舞いとして贈られたのでは、
と考えられているそうです。
ちなみに
「蘭奢待」という名前も面白く。
蘭には「東」
奢には「大」
待には「寺」
つまり
「東大寺」
の三文字が隠されているそうです。
正倉院での正式な名称は
「黄熟香(おうじゅくこう)」。
「蘭奢待」は
雅名というのだそうです。
誰が名付けたのかは
はっきりしないようですが、
聖武天皇が名付けたとの伝承も。
香木の名前に「東大寺」を
こっそり忍ばせる。
昔の人、洒落ていますね。
なお、ガラスケースに
しっかり入った展示でしたが
近くに行くと
何か、匂いがしました。
お線香とも違う
お寺のいい香り、という感じ。
先日参加した
「香道体験」で嗅いだ
「白檀」に近いような・・・?
まさかね、と思ったのですが
近くの女性2人も
「なにか、匂いがするね」と
言っていました。
本当かどうか・・・
ぜひ実際に
おでかけいただけましたら
感想を教えてください。
本当はこの日、
空海展の前に大変なものを見ていた
実はこの日、
空海展の前に
一時間ほど
東京国立博物館の
「東洋館(アジアギャラリー)」へ
寄っています。
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=hall&hid=13&lang=ja
中国の絵画
橋本コレクション受贈記念
江南諸都市の繁栄Ⅰ―松江派と安徽派
中国画です。
今まであまりnoteには
書いてこなかったのですが
中国の北宋画、南宋画が
とてもとても好きで
今回の展示は
明や清時代の絵の
展示でしたが
いてもたってもいられなくなり
見に行った次第です。
こちらは写真も
しっかり撮ってきました。
そして
ものすごく長くなりそうなので
今回は書けません・・・
中国画の話は、また日を改めて。
「空海と真言の名宝」展は
2026年9月6日まで開催しております。
ぜひお出かけください
記事をまとめてみました。
ご興味のある記事がありましたらぜひお読みください!
○東京国立博物館 開催展
はじめに01 -絵の声を聴く、アート鑑賞について- 好きな画家さん一覧
https://note.com/killamaru/n/n0cb504116a87
書き始めた経緯やこのNoteの説明など
はじめに02 -アートの声を聴く鑑賞について-
https://note.com/killamaru/n/n3b42879699f8
「はじめに」の続きですが、私のNoteの中では、♡率が高くて、ありがたいです。
はじめに03 -審美眼は何年で身につくもの?
https://note.com/killamaru/n/ne9792bc439fe
<ドイツ旅2026>
ドイツから戻ってきました -2026.01.13 近況報告-
https://note.com/killamaru/n/nce677f79afbc
デューラーと話したくて家に2回おしかけた話 - デューラーズハウス -
https://note.com/killamaru/n/n681100d72660
フェルメール報告会 - ドイツ旅で鑑賞した絵のレポート -
https://note.com/killamaru/n/n9509726b7b11
フェルメールに隠された法則 - 嫌いだったフェルメールが好きになれた秘密 - [ディープ]
https://note.com/killamaru/n/nab3fbbd02386
<若冲>
若冲からはじめて呼ばれた話 -泉屋博古館東京-
https://note.com/killamaru/n/n79a61287feed
若冲は、今日も私を呼ぶかしら - 三井記念美術館「円山応挙」展 -
https://note.com/killamaru/n/na07051e46676
若冲は、もう1人の天才にためらう、の話 - 東京藝大美術館 -相国寺展
https://note.com/killamaru/n/n85b940e93ef9
<ゴッホ>
[ディープ]ゴッホのひまわりって、おいしいの? - 西洋美術館 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
https://note.com/killamaru/n/n69330619f156
「あなたはどんな鑑賞タイプ?」と「ゴッホの死相」について ゴッホ展 -東京都美術館-
https://note.com/killamaru/n/na3e315c32ca0
ゴッホ美術館(アムステルダム)に行ってきた -美術館レビュー(絵多め)-
https://note.com/killamaru/n/n4e65dea66a63
おいしそうな絵はここにも(ピエール・ボナール) -「ひまわり」異変の後日談-
https://note.com/killamaru/n/n32920ae6c2de
<美術展>
ブラックホールを作りだせる画家 -仙厓展@出光美術館- [ディープ]
https://note.com/killamaru/n/n576fe4a903b7
絵から音がしない理由 -ユトリロ展(SOMPO美術館)-
https://note.com/killamaru/n/nd086f4b57077
定家にきゅんきゅん -国宝熊野御幸記と藤原定家展レポート(三井記念美術館)-
https://note.com/killamaru/n/ne15a8591b9e4
伊勢物語展 -根津美術館- 岩佐又兵衛に感じるもの
https://note.com/killamaru/n/n522358cdf891
僧侶の背中には、実は何があったのか -特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」-
https://note.com/killamaru/n/nb87fb034c08e
マチュピチュの展示じゃない?!けど、興味深い -マチュピチュ展-
https://note.com/killamaru/n/n5dd9d6de4666
<岡本太郎とウォーホル>
岡本太郎の絵をめくってバックヤードをのぞいた話[ディープ] - ウォーホルの続き -
https://note.com/killamaru/n/ndd21dc5e0255
アンディ・ウォーホル「SERIAL PORTRAITS」展(ルイヴィトン) - 岡本太郎のために力をお借りします -
https://note.com/killamaru/n/ndd1a969b04ba
<ランキング>
[異変の起こった美術展ランキング]2025年行った美術展の中から)
https://note.com/killamaru/n/n853c88ce272c