
呼吸から、身体を知り始める
呼吸は、
誰でもしています。
寝ている間も、
朝起きてからも、
仕事をしている時も、
食事をしている時も。
一日に何度も繰り返しているのに、
自分がどんな呼吸をしているのか、
ほとんど気にしていない人も多いと思います。
僕も、
昔はそうでした。
⸻
でも、
長年身体を見ていると、
呼吸には、
その人の今の状態が、
かなり正直に現れることに気づきます。
緊張すると、
息が浅くなる。
焦ると、
吐き切れなくなる。
頑張っている時ほど、
身体を固めて、
息を止めている。
反対に、
安心すると、
自然に息が吐ける。
肩が下がる。
お腹がゆるむ。
視野まで広がる。
呼吸は、
単に酸素を取り込むためだけのものではありません。
身体と心の状態を映している、
とても身近な動きでもあります。
⸻
だから僕は、
身体を整える時、
呼吸を大切にしています。
ただし、
「正しい呼吸」を覚えることが、
目的ではありません。
大きく吸えばいいわけでも、
お腹を膨らませればいいわけでもない。
まず、
今どんな呼吸をしているのかを知る。
どこが動いているのか。
どこが動いていないのか。
吐いた時に、
身体はどう変わるのか。
吸おうとした時、
どこに力が入るのか。
そこを丁寧に感じていきます。
⸻
すると、
呼吸だけを練習していたはずなのに、
姿勢が変わることがあります。
肩の力が抜ける。
身体の中心が安定する。
手足が軽くなる。
眠り方や、
疲れ方まで変わる人もいます。
呼吸だけで、
すべてが解決するわけではありません。
でも、
呼吸を見ることで、
今まで気づかなかった自分の身体が、
少しずつ見えてきます。
⸻
身体を変えるために、
いきなり難しいことをする必要はありません。
身体が硬くてもいい。
運動が苦手でもいい。
何歳からでも始められる。
必要なのは、
自分の身体へ、
少し意識を向けること。
その最も小さな入口が、
呼吸なのだと思っています。
⸻
僕がオンラインで、
最初の入口として呼吸を大切にしているのも、
そのためです。
呼吸を練習するというより、
呼吸を入口にして、
自分の身体を感じる。
動かしてみる。
変化を感じてみる。
そして、
少しずつ身体との付き合い方を知っていく。
そんな時間を、
オンライングループワークで続けています。
⸻
身体を何とかする前に、
まず身体を知る。
そして、
その始まりにあるのが、
「気づく」ということ。
今、
どんな呼吸をしているのか。
今、
自分の身体はどうなっているのか。
その最初の一歩を、
自分の呼吸から始めてみる。
そこから身体は、
思っている以上に、
いろいろなことを教えてくれます。
こちらもどうぞ
300投稿から30本を厳選しました。
今の自分に響く一本と出会っていただけたら嬉しいです。
→もう一度、届けたい30本|身体と生き方を見つめる