
アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く…(*'▽')

アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く…(*'▽')
■米5月雇用17.2万人増、3カ月連続の堅調な伸び 失業率4.3%と横ばい
(ロイター記事)
https://jp.reuters.com/markets/japan/TXX3FEU5RNI7LA4JROVZILS76Q-2026-06-05/
6月5日(金)に、アメリカの5月雇用統計が発表されました。
非農業部門雇用者数は17.2万人増、失業率は4.3%で横ばいとなり、非常に力強い結果でした。
この発表を受けてドル高が進み、米国債利回りも上昇しました。FRBの利下げ期待が後退し、利上げへの警戒感も意識されたことで、米国株は大きく下落しました。さらに、ドル高と金利上昇の影響を受けて、金価格も大幅に下がりました。( ;∀;)
雇用統計そのものは「アメリカ経済の底堅さ」を示す内容でした。
しかし皮肉にも、その先にある金融政策リスクを投資家が読み取り、株価は下がってしまったということです。
そして、まさに「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引く」現象ですね…。
日経先物も大きく下げており、月曜日の日本市場をビクビクしながら待つ休日となりそうです。(>_<)
気になるニュース
■ブロードコム、第2四半期売上高が予想下回る 競争激化で(ロイター記事)
https://jp.reuters.com/markets/world-indices/BDD3VYSPNJIA3J6VPMOOGDGF7Q-2026-06-03/
今週の株価下落のスタートラインは「ブロードコム決算」だったように思います。
決算内容そのものは力強いものでしたが、売上高の一部が市場予想に届かず、AIチップ関連の見通しもマーケットの高い期待には応えきれませんでした。その結果、ブロードコムの株価は大きく下落しました。
このブロードコム株の下落をきっかけに、世界中のAI関連企業の株価も下げ始めました。そこに金曜日の雇用統計の結果が重なり、さらに下げが広がった形です。
3月以降は、中東情勢と原油価格が株価に与える影響が大きかったのですが、6月に入り、中東情勢はある程度市場に織り込まれつつあります。次の注目点は、AI関連企業の業績動向と、巨大なアメリカ企業のIPOになりそうです。
■プライベートファンド解約、パートナーズでさらに増加 ブラックストーンも制限 (ロイター記事)
https://jp.reuters.com/world/us/FSYSVHC4OZN2BNLGEWS2UONTWU-2026-06-04/
「ブラックストーンが、第2四半期に解約請求の急増を受けて、旗艦プライベートクレジット・ファンドの解約を制限した」とのことです。
ブラックストーンは運用資産額が非常に大きいため、その動向が世界の金融市場に与える影響も無視できません。今後の動きが気になるところです。
中東情勢に市場の注目が集まっていたことで、これまで大きく注目されてこなかったプライベート市場の流動性問題が、改めて表面化してきた印象があります。
中東地域の情勢が不安定化すれば、経済活動や投資資金の動きにも変化が出る可能性があります。10年後のリターンを見越して投資されていた資金が、地政学リスクによって「今すぐ必要な資金」に変わってしまうこともあるかもしれません。
この動きも、引き続き注意しておく必要がありそうです。
投資主体別売買動向の定点観測

さて、週末となりましたので、市場全体の動向を振り返ってみましょう。
「投資主体別売買動向」は、日本取引所グループが発表するデータで、日本株市場の売買動向を把握する際に役立つ重要な指標です。
海外投資家:主に外国の機関投資家やヘッジファンド
個人投資家:現金取引と信用取引に分かれる
投資信託・信託銀行:年金や企業年金の運用を担当
証券自己:証券会社による自己売買の動向
5月第5週、日経平均は+4.72%と大幅に上昇しました。一気に6万6千円台に乗せ、史上最高値圏となっています。(*'▽')
これまでと様相が違うのは、「海外勢の売り」です。
海外勢が売り越しているにもかかわらず、日経平均はスルスルと上昇しました。( ゚Д゚)
ただし、海外勢が売り越したという点はやはり気になります。彼らから見ても、「日経平均が急上昇しすぎているので、いったん売っておこう」と判断されたのかもしれません。
今週の動きを見ても、相場はいったん踊り場に入ったように見えます。今後の動きには注意が必要かと思います。('◇')ゞ
米国債10年金利・原油価格・金価格の定点観測
2025年4月から米国債10年金利、原油価格、金価格の3点の動きを注目しています。
■米国債10年 利回り
4月11日(金) 4.49%
4月18日(金) 4.32%
4月25日(金) 4.24%
5月2日(金) 4.31%
5月9日(金) 4.38%
5月16日(金) 4.48%
5月23日(金) 4.51%
5月30日(金) 4.40%
6月6日(金) 4.51%
6月13日(金) 4.40%
6月20日(金) 4.38%
6月27日(金) 4.28%
7月4日(金) 4.35%
7月11日(金) 4.41%
7月18日(金) 4.42%
7月25日(金) 4.39%
8月1日(金) 4.22%
8月8日(金) 4.28%
8月15日(金) 4.32%
8月22日(金) 4.25%
8月29日(金) 4.23%
9月5日(金) 4.07%
9月12日(金) 4.06%
9月19日(金) 4.13%
9月26日(金) 4.17%
10月3日(金) 4.12%
10月10日(金) 4.03%
10月17日(金) 4.01%
10月24日(金) 4.00%
10月31日(金) 4.08%
11月7日(金) 4.10%
11月14日(金) 4.15%
11月21日(金) 4.06%
11月28日(金) 4.01%
12月05日(金) 4.14%
12月12日(金) 4.18%
12月19日(金) 4.15%
12月26日(金) 4.13%
1月2日(金) 4.19%
1月9日(金) 4.17%
1月16日(金) 4.22%
1月23日(金) 4.23%
1月30日(金) 4.24%
2月6日(金) 4.21%
2月13日(金) 4.05%
2月20日(金) 4.08%
2月27日(金) 3.94%
3月6日(金) 4.14%
3月13日(金) 4.28%
3月20日(金) 4.38%
3月27日(金) 4.43%
4月3日(金) 4.34%
4月10日(金) 4.32%
4月17日(金) 4.25%
4月24日(金) 4.30%
5月1日(金) 4.37%
5月8日(金) 4.35%
5月15日(金) 4.59%★
5月22日(金) 4.56%
5月29日(金) 4.44%
6月5日(金) 4.53% (利回り上昇)
■原油価格
4月11日(金) $61.5
4月18日(金) $64.68
4月25日(金) $63.02
5月2日(金) $58.29
5月9日(金) $61.02
5月16日(金) $62.49
5月23日(金) $60.93
5月30日(金) $60.76
6月6日(金) $64.58
6月13日(金) $72.98
6月20日(金) $73.84
6月27日(金) $65.52
7月4日(金) $66.49
7月11日(金) $68.45
7月18日(金) $67.34
7月25日(金) $65.19
8月1日(金) $67.27
8月8日(金) $63.88
8月15日(金) $62.80
8月22日(金) $63.66
8月29日(金) $64.01
9月5日(金) $61.87
9月12日(金) $62.69
9月19日(金) $62.68
9月26日(金) $65.72
10月3日(金) $60.88
10月10日(金) $58.90
10月17日(金) $57.54
10月24日(金) $61.50
10月31日(金) $60.98
11月7日(金) $59.83
11月14日(金) $59.95
11月21日(金) $57.73
11月28日(金) $58.48
12月05日(金) $60.14
12月12日(金) $57.52
12月19日(金) $56.55
12月26日(金) $56.93
1月2日(金) $57.32
1月9日(金) $59.12
1月16日(金) $59.44
1月23日(金) $61.07
1月30日(金) $65.21
2月6日(金) $63.55
2月13日(金) $62.89
2月20日(金) $66.24
2月27日(金) $67.02
3月6日(金) $90.90
3月13日(金) $98.71
3月20日(金) $94.74
3月27日(金) $99.64
4月3日(金) $111.54 ★
4月10日(金) $96.57
4月17日(金) $83.85
4月24日(金) $94.40
5月1日(金) $101.94
5月8日(金) $95.42
5月15日(金) $105.42
5月22日(金) $96.60
5月29日(金) $87.36
6月5日(金) $90.54(価格上昇)
■金価格
4月11日(金) $3255.4
4月18日(金) $3341.3
4月25日(金) $3298.4
5月2日(金) $3257.0
5月9日(金) $3344.0
5月16日(金) $3187.2
5月23日(金) $3365.8
5月30日(金) $3330.1
6月6日(金) $3346.6
6月13日(金) $3452.8
6月20日(金) $3400.7
6月27日(金) $3302.3
7月4日(金) $3346.5
7月11日(金) $3364.0
7月18日(金) $3358.3
7月25日(金) $3,335.6
8月1日(金) $3,415.9
8月8日(金) $3,491.3
8月15日(金) $3,382.6
8月22日(金) $3,418.5
8月29日(金) $3,530.7
9月5日(金) $3,653.3
9月12日(金) $3,686.4
9月19日(金) $3,705.8
9月26日(金) $3,809.0
10月3日(金) $3,908.9
10月10日(金) $4,000.4
10月17日(金) $4,213.3
10月24日(金) $4,137.8
10月31日(金) $4,013.3
11月7日(金) $4,008.5
11月14日(金) $4,086.0
11月21日(金) $4,062.3
11月28日(金) $4,256.4
12月05日(金) $4,227.7
12月12日(金) $4,330.4
12月19日(金) $4,369.3
12月26日(金) $4,563.5
1月2日(金) $4,341.8
1月9日(金) $4,500.9
1月16日(金) $4,595.4
1月23日(金) $4,979.7
1月30日(金) $4,763.1
2月6日(金)$4,979.8
2月13日(金)$5046.3
2月20日(金)$5080.9
2月27日(金)$5267.2★
3月6日(金)$5158.7
3月13日(金)$5,061.7
3月20日(金)$4,574.9
3月27日(金)$4,524.3
4月3日(金)$4,679.7
4月10日(金)$4,787.4
4月17日(金)$4,879.6
4月24日(金)$4,740.9
5月1日(金)$4,661.4
5月8日(金)$4,730.7
5月15日(金)$4,561.9
5月22日(金)$4,523.2
5月29日(金)$4,593.0
6月5日(金)$4,365.3(価格下落)
今週は大きな動きがありました。
雇用統計の結果を受けて、米国債10年利回りは上昇しました。債券価格は下落し、FRBの利下げ期待が後退する動きとなりました。
原油価格は90.54ドル、金価格は大幅下落で4,365.3ドルとなりました。( ;∀;)
来週に向けての展望

米国債利回りの上昇により、金価格はとうとう4,500ドル台を大きく割り込みました。アメリカ株の主要指数も大幅に下落しています。
日経先物も大きく下げているため、週明けの日本市場はかなり厳しいスタートになる可能性がありそうです。( ;∀;)
一方で、日本国内に目を向けると、来週あたりから大企業を中心に夏のボーナスが支払われる時期に入ります。日本経済新聞の調査では、大企業の夏のボーナス平均支給額が初めて100万円を超えたと報じられています。
株散歩で東京駅周辺を歩いていても、飲食店はどこも繁盛しているように見えます。百貨店の5月売上速報を見ても、消費の底堅さがうかがえます。物価高ではありますが、日本経済は良い方向に回っている感覚があります。(*'▽')
■高島屋 月次営業情報
https://www.takashimaya.co.jp/corp/ir/eigyou/
■三越伊勢丹 売上速報
https://www.imhds.co.jp/corporate/ir/index.html
ただし、日本の景気が良く見えていても、アメリカ経済や米国の金融政策の影響を大きく受ける点は変わりません。また、日銀の政策判断にも注目が集まっており、6月に「利上げ」となれば住宅ローンなど家計への影響も出てくるでしょう。
改めて、来週も市場と向き合っていければと思います。