
企業家の野心的な意欲を目の当たりにする時代へ(*'▽')
企業家の野心的な意欲を目の当たりにする時代
今年2025年は社会の常識が次々と覆され、株式市場も嵐の只中にあります。日本でも、資本力を背景に市場を動かす投資家たちの動きが活発化してきました。資本主義社会においては、「武力」に代わり人を制するのは「資本力」です。
法律による制約下にあるものの、これまで表には見えにくかった「資本の力による人・物・金の支配」が、情報化社会の進展とともに可視化され、弱肉強食の競争原理がむき出しとなった「企業家の野心的な意欲」を目の当たりにする時代となりました。
治世の能臣、乱世の奸雄
三国志関連で悪者として描かれがちな曹操ですが、、私は好きです。
特に「三国志 Three Kingdoms」という中国のドラマで描かれた曹操の人物像が好きで、曹操の一言一言に感嘆し、このドラマを何度も見返しています。

曹操は若かりし頃「治世の能臣・乱世の奸雄」と評されました。「奸雄」とは「悪知恵に長けた英雄」を意味し、必ずしも好意的な評価ではありません。しかし曹操は笑ってこれを受け入れ、乱世が訪れるとその才覚を存分に発揮しました。
また、曹操は人材登用において「唯才主義」(能力や才能によって社会的な地位や機会が分配されるべきという考え方)を採用していたことでも知られています。今年に入り世界情勢は目まぐるしく変化しています。乱世になればなるほど争いごとが増えますので、優秀な人材で組織をまとめることが今後の国家や企業の生き残る道となるでしょう。
投資主体別売買動向の定点観測

さて、週末となりましたので、市場全体の動向を振り返ってみましょう。
「投資主体別売買動向」は、日本取引所グループが発表するデータで、日本株市場の売買動向を把握する際に役立つ重要な指標です。
海外投資家:主に外国の機関投資家やヘッジファンド
個人投資家:現金取引と信用取引に分かれる
投資信託・信託銀行:年金や企業年金の運用を担当
証券自己:証券会社による自己売買の動向
4月第2週では、日経平均が-0.58%の軽度な下落となりました。注目すべきは「証券自己」の売り姿勢が続く一方で、取引量は前週に比べ減少している点です。大きく売り越していた前週を経て、嵐のような売り圧力はやや和らいできた印象です。
また、トランプ政権の関税政策における追加関税は90日間の猶予が設定され、一時的に先送りとなりました。今週 赤沢大臣が渡米しトランプ大統領との会談を経て、日米間の交渉が本格的にスタートしています。関税政策は両国国民の生活に直結するため、日米の株式市場への影響は測り知れません。現状のところはこの日米の交渉を見守る動きとなると思います。
来週に向けての展望
先週から米国債10年金利、原油価格、金価格の3点の動きを注目しています。
■米国債10年金利 4月11日(金) 4.49% ⇒ 4月18日(金) 4.32% (価値は上昇)
■原油価格 4月11日(金) $61.5 ⇒ 4月18日(金) $64.68 (上昇)
■金価格 4月11日(金) $3255.4 ⇒ 4月18日(金) $3341.3 (上昇)
米国債10年金利は少し下げたもの、原油と金の資産の価値が上昇しており、インフレ圧力が高まっていると考えられます。一方景気は悪化の空気をまとっていますので、所謂スタグフレーションともいえる方向性となるでしょう。先日パウエル議長は「我々は二つの使命が齟齬(そご)をきたす難しい局面に直面するかもしれない」と述べたとのことです。
このような状況下では株式市場の上昇は見込みにくいため、しばらくは耐え忍ぶ展開が続くと予想されます。市場の動向を注視しつつ、冷静に対応していきたいと思います。(*'▽')