
猫に会いに、世界を旅する 02|ギリシャ・パロス島(2019年)ー漁師と猫、そして静かなメーデー
2019年のゴールデンウィークに訪れたギリシャ。エーゲ海に浮かぶ4島(サントリーニ島・パロス島・ミコノス島・イドラ島)を巡りました。
今回は、パロス島での出来事を振り返ります。
パロス島へ
サントリーニ島からパロス島へはフェリーで移動しました。2~3時間の船旅です。
パロス島に到着すると、サントリーニ島とは対照的に落ち着いた雰囲気が広がっていました。観光地っぽい華やかさは感じられませんが、その分リラックスできる空気が漂っていました。

島内には、こじんまりとしたビーチが点在し、ゆっくりと過ごすにはぴったりの場所です。街を散策するのも良さそうです。

白い小さな港町
パロス島の街並みは、白い建物と石畳の道が続く、美しい景観が広がっていました。真っ白な空間を歩くと、心が洗われるような感覚になります。
そんな街のあちこちで、猫たちは気持ちよさそうに毛繕いをしたり、風通しのいい場所で昼寝をしたりしていました。開店前のレストランの椅子や店先など、居心地の良い場所でくつろいでいる姿は、街のゆったりした雰囲気と調和していました。

海辺を歩いていると、タコが干されているのもよく目にします。ギリシャでは、獲れたてのタコを岩に叩きつけて柔らかくするのだそうです。オリーブオイルで焼き上げたタコのグリルは驚くほど柔らかくて美味しく、旅の楽しみのひとつになりました。
街がコンパクトなので、猫を探しながら歩いているうちに、いつの間にか同じ場所に戻っていることも多々ありました。同じ道を何度もぐるぐると歩いていたような気がします。それでも、猫に出会うたびに心が躍り、飽きることはありませんでした。
ひと休みしていると、猫がそっと寄り添ってくれることもありました。危うくそのまま眠り込んでしまいそうになるほど、居心地の良い街でした。

メーデー
5月1日はメーデー。その日、日本では平成から令和へと元号が変わりました。
一方、ギリシャ(ヨーロッパ)では「労働者の日」として、交通機関やお店が休みになる日だと聞いていました。そのため、島を渡るような大きな移動はせず、パロス島の中で過ごす予定にしていました。
当日になると、フェリーは全便欠航。島内の路線バスは普段通り走っていました。お店も半分ほどは通常営業していて、レストランはランチは休んでディナーだけ営業するところが多かったように思います。
休日モードの静かな雰囲気の中、猫たちはさらにのびのびと昼寝を楽しんでいるようでした。

漁師と猫
早朝の港は優しい朝の光に包まれていました。
漁を終えた戻ってくると、どこからともなく猫たちが集まってきます。漁師さんが網から魚を外しながら、猫たちにお裾分けをする光景は、日常のひとコマのようです。

漁師さんと猫のエピソードについては、連載「猫に呼ばれて世界の街へ」でも紹介しています。よろしければ、そちらもぜひご覧ください。
パロス島は静かで穏やかな時間が流れていました。
次回は、エーゲ海に浮かぶ白い宝石、ミコノス島の街を歩きます。