
AIで仕事の可能性はどう変わる?採用広報の仕事から考えてみた【現場会社のAI実験室Vol.2】
こんにちは。ナカソネ住設株式会社編集部のMISAです。
※あ、記事のバナーの女の子はナカソネ住設のバーチャルアシスタントのそね子ちゃんです。(笑)
「生成AIを使っています」
最近では、そんな話をしても、以前ほど珍しくなくなってきました。
ChatGPTで文章を作ったり、画像を生成したり、会議の内容をまとめたり。私自身も、仕事の中で生成AIを使う機会がかなり増えました。
その中で、最近ふと思うことがあります。
AIによって変わっているのは、「仕事のスピード」だけではないのでは?ということです。
できることが増えた。知らないことを調べやすくなった。アイデアを形にしやすくなった。
そして何より、
「これは自分にはできない」と思っていたことに、挑戦しやすくなった。
今回は、私自身の仕事である「採用広報」を入り口に、生成AIによって仕事の可能性がどう変わってきたのかを考えてみます。
▽現場会社のAI実験室Vol.1の記事はこちら
ナカソネ住設、採用サイトをAIと一緒につくりました
まず、ナカソネ住設では以前、採用サイトをリニューアルしました。
このプロジェクトでは、生成AIを活用しながら、非エンジニアの担当者が採用サイトづくりに挑戦しています。
具体的にどんなことをしたのかは、以前のnoteで詳しく紹介しています。
「非エンジニアの採用担当が生成AIと一緒に採用サイトをリニューアルした話」
▼採用サイト制作の詳しい過程はこちら
今回お伝えしたいのは、その制作過程ではありません。
私がこの経験から感じた、
「AIがあることで、仕事の何が変わったのか」
という話です。
「専門じゃないからできない」が少し変わった
仕事をしていると、
「これ、やってみたいな」
と思うことがあります。
でも、その次に出てくるのが、
「……でも、専門知識がないから無理かな」
という言葉。
例えば、Webサイトを作るならWeb制作の知識。画像を作るならデザインの知識。動画を作るなら動画編集の知識。データを分析するなら分析の知識。
もちろん、それぞれに専門的な知識や技術があります。
だからこそ、以前は「自分の仕事ではない」と線を引いていたこともありました。
ところが、生成AIを使うようになって、その線引きが少し変わりました。分からなければ聞いてみる。知らない言葉が出てきたら説明してもらう。やりたいことを伝えて、方法を一緒に考えてもらう。コードが分からなければ、書き方を教えてもらう。うまくいかなければ、原因を一緒に探してもらう。
もちろん、それだけで専門家になれるわけではありません。
でも、「何も分からないから、一歩も進めない」という状態から、「分からないけど、とりあえずやってみる」という状態には移りやすくなりました。
これは、かなり大きな変化だと思っています。

AIは「専門家の代わり」ではなく「最初の相談相手」
生成AIを使っていると、だんだんAIとの付き合い方も変わってきます。
最初は、
「文章を書いてください」
「この文章を直してください」
というような使い方が中心でした。
でも、最近は少し違います。
「こういうことをやりたいんだけど、どう思う?」
「この企画、採用広報としてどう?」
「このデータから何が読み取れる?」
「そもそも、この施策ってやる意味ある?」
そんなふうに、考える前段階からAIに相談することが増えてきました。
いわば、
「最初の壁打ち相手」
です。
もちろん、AIの回答が正しいとは限りません。むしろ、間違っていることもあります。
だから、最終的に判断するのは人間。
AIの答えをそのまま採用するのではなく、
「これは使える」「これは違う」「こっちの方向の方が良さそう」
と判断していきます。
AIに答えを出してもらうというより、
AIとの会話を通して、自分の考えを整理する。
そんな使い方が増えてきました。
採用広報の仕事も、実はかなり広い
「採用広報」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?
求人原稿を書く。会社のSNSを運用する。採用イベントを告知する。社員紹介の記事を書く。
もちろん、それも採用広報の仕事です。
でも、実際にはそれだけではありません。
会社の魅力をどう伝えるか考える。求職者が何を知りたいのか調べる。採用サイトを改善する。記事のアクセスデータを見る。SEOを考える。SNSの企画をする。写真を撮る。画像を作る。動画を作る。社員にインタビューする。場合によっては、Webサイトの構成やコードまで考える。
こうして並べてみると、
採用広報って、意外といろんな仕事をしています。
そして、生成AIを使うことで、この「できること」の範囲が少しずつ広がっています。
「一人の広報ができること」が増えている
例えば、以前なら、
「採用サイトを改善したい」
と思ったら、
Web担当者に相談する。デザイナーに相談する。エンジニアに相談する。場合によっては外部の制作会社に依頼する。
という流れになることもあります。
もちろん、今でも専門家にお願いすることは必要です。
でも、生成AIがあれば、その前段階で自分でも試せる。
「こういうページを作りたい」
↓
AIに相談する。
↓
たたき台を作ってみる。
↓
「ここが違う」と修正する。
↓
ある程度形になったところで専門家に相談する。
そんな進め方もできるようになりました。
これは、「専門家がいらなくなる」という話ではありません。
むしろ、「専門家に相談するまでの距離が短くなる」という感覚に近いと思います。

「できること」が増えると、「考えること」も変わる
ここが、私が一番面白いと思っているところです。
AIを使えば、作業を効率化できます。文章を作る時間が短くなる。画像を作る時間が短くなる。情報を整理する時間が短くなる。
でも、本当の変化はその先にあるのではないでしょうか。
今まで1時間かかっていた作業が30分になった。
では、残りの30分で何をするのか。
AIによって生まれた時間を、
「さらに別の作業をする時間」
にするのか。
それとも、
「そもそも、この仕事は必要なのか?」
と考える時間にするのか。
ここで、AI活用の意味が変わってきます。
単なる効率化で終わらせず、
「仕事そのものを見直す」
ところまで進んだとき、AIはもっと大きな力を持つのかもしれません。
「これは私の仕事じゃない」が変わっていく
AIを使っていると、職種の境界も少しずつ曖昧になっていくように感じます。
広報担当だけど、Webサイトについて考える。
広報担当だけど、データ分析をする。
広報担当だけど、動画を作る。
広報担当だけど、コードを書く。
もちろん、すべてをプロレベルでできるわけではありません。
でも、
「自分の専門分野以外には一切手を出さない」
という働き方から、
「必要なら、AIと一緒に少し踏み込んでみる」
という働き方に変わっていく。
これは、これからの仕事において大きな変化になるのではないかと思っています。
じゃあ、AIがあれば誰でも何でもできる?
……というと、もちろんそんなに簡単な話ではないと思います(笑)
AIに聞けば何でも正解が返ってくるわけではありません。間違った情報を出すこともあります。こちらの意図とは違う回答になることもあります。
「いや、そうじゃないんだよな……」となることもあります。
そして、AIが作ったものを「良いものなのか」「使って大丈夫なのか」と判断するのは、結局人間です。
だからこそ、これから重要になるのは、
AIを使う技術だけではない
と思っています。
「何をしたいのか」を考える力。
AIの回答を疑う力。
良いものと悪いものを判断する力。
自分の仕事について理解していること。
そして、
「AIに任せる部分」と「人がやる部分」を見極める力
AIが進化すればするほど、こうした人間側の力も重要になってくるのではないでしょうか。
「AIを使う」から「AIを前提に考える」へ
第1回の記事で、ナカソネ住設が考える「AX(AI Transformation)」についてご紹介しました。
AXを考えるときに重要なのは、「AIを導入すること」ではないと思っています。
ChatGPTを導入した。Geminiを導入した。AIで画像を作った。AIで文章を書いた。
それだけで会社が変わるわけではありません。
大切なのは、
「AIがあることを前提にしたら、この仕事はどう変えられるだろう?」
と考えてみること。
採用サイトを作るときも、「Web制作の知識がないから無理」ではなく、「AIと一緒なら、どこまでできるだろう?」と考えてみる。
これが、私自身が採用広報の仕事を通して感じたAXの一歩なのかもしれません。
「まずAIに聞いてみよう」が当たり前になる会社へ
これから先、AIはもっと身近な存在になっていくと思います。
分からないことがあったら、まずAIに聞いてみる。
アイデアが欲しかったら、AIと壁打ちしてみる。
面倒な作業があったら、「AIでできないかな?」と考えてみる。
そして、「AIでできること」を探すだけではなく、「AIがあるなら、そもそも仕事のやり方を変えられないか?」と考えてみる。
そんな文化が社内に広がっていったら、面白いと思っています。
ナカソネ住設の「現場会社 × AI」は、まだ始まったばかり
今回ご紹介した採用サイトのリニューアルも、その一つです。
そして、これは採用広報だけの話ではありません。管理部・営業所・現場サポート部門。
それぞれの仕事に、それぞれの「AIで変えられること」があるはずです。実際に社内では、AIを業務に取り入れる動きが少しずつ始まっています。
これから、どんな仕事が変わっていくのか。どんな新しいことができるようになるのか。そして、AIと人が一緒に働くことで、ナカソネ住設という会社がどう変わっていくのか。
私たち自身も、まだ答えを探している途中です。
だからこそ、このnoteで少しずつ記録していきたいと思います。
「専門じゃないからできない」から、「AIと一緒なら、まずやってみよう」へ。
ナカソネ住設の「現場会社 × AI」。その可能性を、これからも探っていきます。
何かのために一生懸命になれる人を募集中です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ナカソネ住設では現在、一緒に働く仲間を募集しています。
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そんな想いを持つ方に、ぜひ知っていただきたい会社です。
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