
🌸子の発達障害を認めない配偶者に説明するのも疲れた・・・分かってもらう役を一人で背負うあなたへ | 発達障害 | 子育て | 子育ての悩み | 特性 | 療育 | 放課後デイサービス | 放デイ | 学校 | 支援級 |
こんにちは、春乃ひかりです。
最近、長男の調子が悪く、長男はもうすぐ11歳なので、カウンセリングを始めています。
最近発達クリニックの先生と話したのですが、
大体10歳頃からカウンセリングが有効になってくるようで、
長男は転院になりそうです
(次男は8歳なのでそのまま通院。)
以前の記事が好評いただいたので、
前回に引き続きパートナーや家族が認めないというテーマを
もう少し深掘りしていきたいと思います。
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以前の記事で、
定期的にランチをしながらおしゃべりしている
同じ療育仲間だったママさん2人の旦那さんが
子供の発達障害をかたくなに認めないというお話をしました。
具体的にどう影響するかというと、
療育や自費療育、クリニックの受診のスケジュール管理、
送迎や費用など、旦那さんが関知しないのでママさんのワンオペになる。
(都内なので、一応クリニックの受信料やお薬の費用は無料です。)
療育や発達関係の話をすると旦那さんの機嫌が悪くなるので、
特性や療育関係の話や相談が出来ない。
自動的に旦那さんが特性を理解しないまま、お子さんを叱る。
こんな感じのようです。
これは長男が低学年時の話なので、
現在は、片方のご家庭は旦那さんの理解が進んでおり、
もう片方のお子さんは無事にご就職をされました。
私の夫は特に反対はしていませんが、
ペアレントトレーニングに参加しても
発達に対してあまり理解が進まなかった
(興味が無いのか忘れてしまった)ので、
家族全員で出かけた帰りに予約していた発達クリニックに行き、
先生がここぞとばかりに夫に説明してもらいました。
子どもの様子を先生に聞く。
相談先を調べ、予約を取り、日々の困りごとをまとめる。
ようやく支援の話が進みそうになったところで、
配偶者から「本当に必要なの?」と聞かれる。
また最初から説明しなければならないと思うと、言葉が出てこない。
「子どものことなら頑張れる。
でも、分かってもらうために話し続けるのは、もう疲れた。」
そんな気持ちになる方もいるのではないでしょうか。
今回は、子どもの発達障害を認めない配偶者との関係を、
説明する側に重なる見えない負担から考えます。
1. 相談に行く前から仕事は始まっている
通院や面談は、予定表に書けば見える用事です。
けれど、その用事を成立させるまでの仕事は、見えにくいものです。
例えば、学校から聞いた話を整理する。
どの相談先が合いそうか考える。
仕事や送迎と重ならない日時を探す。
これは家庭の状況を考えるための例ですが、実際に出かける前から、頭の中では多くのことが動いています。
海外の社会学研究では、こうした必要を予測し、選択肢を探し、決め、その後の進み具合を確かめる仕事を認知的労働と整理しています。
簡単に言えば、暮らしを回すために考え続ける仕事です。
2019年の研究は35組のカップルへの聞き取りをもとに、その仕事が本人にも相手にも見えにくく、夫婦の衝突に関わることを示しました。
すべての家庭で同じ分担になるわけではありません。
ただ、家族のために動いた量は、外出した回数や作業時間だけでは測れないのです。
まだ何も実行していないように見える時間にも、誰かが準備を担っていることがあります。
2. 必要だと説明する仕事がさらに重なる
ここからは、その研究の視点を、発達に関する相談の場面に重ねて考えてみます。
例えば、一人が相談先を調べたあと、配偶者から「気にしすぎでは」と言われる。
すると、予約や準備に加えて、なぜ相談が必要なのかを理解してもらうための説明が始まります。
どの出来事を話せば伝わるだろう。
専門家の説明なら納得してくれるだろうか。
今話すと、また言い合いになるだろうか。
相手の疑問に答えること自体は、家族の話し合いの一部です。
けれど、情報を集める役、話すタイミングを考える役、反対されたあとに案を考え直す役まで、一人に集中するとどうでしょう。
子どもの支援を考えることと、支援の必要性を繰り返し説明すること。その両方を担う疲れがあるのかもしれません。
説明を受ける側には、一つ質問しただけという感覚もあるでしょう。
説明する側には、それまで積み重ねた検討が、また振り出しに戻ったように感じられる場合もあります。
これは配偶者の本心を決め付ける説明でも、発達障害のある子の家庭を直接調べた研究結果でもありません。
「なぜ話すだけでこんなに疲れるのか」を理解するための、一つの見方です。
3. 診断を認めてもらえれば負担はなくなる?
「分かった。必要なら通わせていいよ」
その言葉にほっとする一方で、何かが残ることもあるかもしれません。
予約、連絡、日程調整、その後の様子の確認は、これまでと同じ人が担っているからです。
もちろん、反対がなくなることは大きな変化です。
ただ、支援への賛成と、支援を続けるための仕事を分かち合うことは、別の面も持っています。
2024年にオンライン公開された海外の研究では、幼い子を持ち、異性のパートナーと暮らす母親322人に、家事や育児の計画と実行の分担を尋ねました。
考えたり段取りしたりする仕事を多く担うという回答は、強いストレスや燃え尽きなどと関連していました。
ただし、母親本人の回答を用いた一時点の調査であり、原因と結果を証明したものではありません。
対象には高学歴・高所得の人が多く、発達障害のある子の家庭に限定した研究でもありません。
それでも、見える作業以外の負担を、疲れの一部として考える根拠になります。
「認めてくれたのに、まだつらい私は欲張りなのかな」
そう感じる方がいても、理解への同意だけでは、日々の負担が変わっていない可能性があります。
本当は、詳しい説明を聞いてほしいだけでなく、次に何が必要かを一緒に考えてほしい。
そんな願いが含まれているのかもしれません。
4. 今日からできる小さな一歩
今日は、自分が子どものために頭の中で管理していることを、
一つだけ言葉にしてみませんか。
誰かに見せるためではなく、自分の負担にも名前を付けるためです。
「次の面談で何を聞くか、ずっと考えている」
それも、すでに担っている仕事です。
知識を増やせば必ず理解してもらえる、上手に話せばすれ違いはなくなる。
そんな約束はできません。
説明に疲れたことまで、自分の努力不足にしなくてよいと思います。
子どもの好きな遊びや、得意な工夫、小さな発見を喜ぶ姿。
支援の話をするのは、そうしたその子らしい毎日を大切にしたいからでもあるでしょう。
その暮らしを支える人の時間や余力も、同じように大切です。
子どもへの思いの深さを、一人で考え続けられる量で測る必要はありません。
診断の受け止め方のすれ違いについては、前回の記事でも考えています。
子育ての中で「見えにくいけれど、これも仕事だな」と感じるのは、どんなことですか?
良かったらコメントで教えてくださいね。
春乃ひかりでした。
