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【簡単あらすじ】一次元の挿し木(微ネタバレ)【松下龍之介/宝島社】


    『 この人骨のDNAは、僕の妹のものと一致している 』


    二百年前の人骨のDNAが、行方不明の妹と完全に一致した。

    不可思議な出来事に巻き込まれた大学院生・七瀬悠は、
    これ以降、様々な事件と思惑に翻弄され・もがき続ける。

    XなどSNS上で皆さんが絶賛するのも納得の一冊です。

    是非ご一読ください。




    ―

    『はじめに』
    東北南部でもついに梅雨明けが宣言され、真夏日どころか猛暑日が毎日続いています。
    当然、エアコンを起動しながら自室で過ごすことが多くなりますが、そうなると読書をするための絶好のシチュエーションを得られ、読書が捗る時期がやってきましたので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
    この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

    ーー

    ※2025年10月22日ほんタメ「理系にすすめる理系ミステリ【[π]選】で紹介された作品です。


    『 この人骨のDNAは、僕の妹のものと一致している 』


    博士課程に在籍する大学院生・七瀬悠。

    後輩への面倒見が良く、指示した業務をしっかりとこなすことも出来、教授からは優秀とみなされているような学生。

    しかし、悠は休みの度に「四年前に行方不明になった妹を探し続けている」こともあり、周りから心身を心配されてるという一面もある。

    ある時、遺伝人類学専門で担当教授の石見崎に依頼された「ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨」のDNAは、何と失踪している妹のものと完全に一致した。

    あまりに現実味の無い話しであり、鑑定結果と自身の疑問について相談しようとした矢先、石見崎は何者かに殺されてしまう。

    その後、妹を探すため様々な行動をおこす悠だったが、そのことで自身は望んでいない大きなうねりに巻き込まれることになる。


    ―

    読了後の率直な感想としては、内容に満足したものの、現在家庭菜園を手伝っているという側面から、「題名」などに大きなヒントがあり・そこから真相を推測出来たな~と、ちょっと悔しさが残りました。

    そう簡単に真相に辿り着かせないところが、ミステリー小説の面白さであり、作家さんを尊敬する点なのですが笑

    「ある時点で自分が決めたこと」
    「自身が生まれたとき」

    本作品では多くの登場人物が、その時点で残りの人生内容を決められてしまいます。

    ですが、個々人が自分なりに一所懸命生きることで、ベストエンドとまではいかなくとも、ベターエンドには到達しているのではないでしょうか。

    ハッピーエンドが好きな私としても、最終的なまとめはすっきりしましたし、納得出来ました。

    科学が進歩している今だからこそ、内容を深く考える必要がある本作。

    是非一読ください。

    ※ちなみに、ある登場人物の表現や行動はちょっとしたホラーを感じますので、夏の暑い時期の今にピッタリの作品とも言えます!



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