
かき氷と夏休み、本のある毎日。【週報】
夏休みも、そろそろ折り返し。
今週は、娘と削ったかき氷のこと、思いがけずたくさんの方に読んでいただけたエッセイのこと、そして、この夏に読んだ本のことを振り返ります。
大きな出来事はなくても、暮らしのそばには、ちゃんと夏と本がありました。
「夏休みらしいこと」をしなくちゃ
幼稚園は夏休みですが、私が仕事の日には、娘は預かり保育へ登園しています。
いつもより人数が少ないからか、あまり行きたがらない日もあります。
朝、少し浮かない顔をする娘を送り出すたびに、これでよいのかな、と心のどこかがちくりとします。
夏休みの宿題には、思い出を描くものもある。
もう夏休みも半ばなのに、娘に「夏休みらしい思い出」をつくってあげられているだろうか。
海にも、まだ連れていけていない。
そんなふうに、少し焦っていました。
けれど今週、わが家にようやく白くまのかき氷機が届きました。
氷を入れて、ハンドルを回す。
ガリガリという音とともに、白い氷が器の中へ落ちていきます。
そこへ、娘の大好きないちごシロップをたっぷり。
お祭りのかき氷とは違って、おうちなら「かけ放題」です。
赤く染まっていく氷を見ながら、娘はとても嬉しそうにしていました。
遠くへ出かけなくても、台所で一緒に氷を削った午後は、きっと夏休みの一場面になる。
思い出は、特別な場所へ連れていかなければつくれないものではないのかもしれません。
思いがけず届いた、かき氷のエッセイ
先日、「かき氷」をテーマに、こちらのエッセイを書きました。
ありがたいことに、思いがけないほどたくさんのスキをいただいています。
読んでくださった皆さま、本当にありがとうございます。
大きな出来事を書いたわけではありません。
お祭りで、四歳の娘がいちごのかき氷を飲み干したこと。
その姿を見て、昔、家で氷を削って食べた記憶を思い出したこと。
私にとっては、夏の暮らしの中にあった小さな一場面でした。
けれど、そんな何気ない記憶に、思いを重ねてくださる方がいたのかもしれません。
盆踊り大会へ行けば、娘が必ず欲しがるいちごのかき氷。
昔、家でガリガリと氷を削って食べた記憶が懐かしくなり、私も白くまの手動かき氷機を注文しました。
エッセイを書いたのは、まだ届くのを待っているときです。
だから、あの記事の中には、箱を開けた日のことも、娘がシロップをかけて喜んだ顔も出てきません。
書いたあとに、暮らしの中で物語の続きが生まれました。
出来事をすべて終えてからでなくても、文章は書ける。
待ち遠しい気持ちは、待っているときにしか書けません。
今読み返すと、あのエッセイには、かき氷機を待つ私と、「何か夏休みらしいことをしてあげたい」と焦る私が、そのまま閉じ込められている気がします。
そして、その続きは文章ではなく、娘と過ごした時間の中に残りました。
強い言葉や、特別な体験でなくても、誰かへ届くことがある。
今週いただいたスキの一つひとつに、そんなことを教えてもらった気がしています。
今週投稿した記事
今週も、エッセイや企画記事、本について考えた記事など、たくさんの言葉を残しました。
その中でも、今いちばんお届けしたい記事があります。
今週いちばん届けたい記事
【note5周年企画】五感で綴る、5行エッセイ|あなたの景色を100字で
8月20日で、noteを始めて5周年を迎えます。
昨年の「4行エッセイ」に続き、今年は「五感で綴る、5行エッセイ」を開催しています。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。
五感のうち、一つ以上を手がかりに、100字以内を目安とした5行のエッセイを綴ってください。
締め切りは、5周年当日の2026年8月20日(木)23時59分です。
おひとり何作品でも、初めましての方も大歓迎です。
あなたの心に残っている景色を、5行のことばにしてみませんか。
5周年の日を、皆さんの言葉と一緒に迎えられたら嬉しいです💖
そのほか、今週書いたもの
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