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葛藤|ショートショート【シロクマ文芸部|お題「待つ時間」】

    「待つ時間がもったいない。」

    健一は決断したようだった。
    部屋の時計をしきりに気にしている。

    「僕は待つべきだと思う。」

    「俺だって、そんなことは言われなくてもわかっている。」

    健一の貧乏揺すりが止まらなくなっていた。

    「そもそも、この状況で和也は待てるのかよ。」

    どきりとした。そう言われると自信がない。

    「気持ちはわかるけど、もう少しだけ待とうよ。」

    健一が時計を睨みつけた。

    「わかった。じゃあ、あと十秒だけ待ってやる。」

    部屋には濃厚なカップラーメンの匂いが漂っていた。


    小牧さん、いつもお題をありがとうございます。


    他の作品も読んでもらえたら嬉しいです。

    #シロクマ文芸部 #ショートショート #掌編小説 #創作 #待つ時間 #日常

     
     
    短編小説やショートショートが好きで書いています。 身近な物や風景を介して、人の感情を感じてもらえたら嬉しいです。 普段は製造業で装置開発をしています。 装置屋の視点が時々紛れ込んだり、込まなかったりします。笑

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