「待つ時間がもったいない。」
健一は決断したようだった。
部屋の時計をしきりに気にしている。
「僕は待つべきだと思う。」
「俺だって、そんなことは言われなくてもわかっている。」
健一の貧乏揺すりが止まらなくなっていた。
「そもそも、この状況で和也は待てるのかよ。」
どきりとした。そう言われると自信がない。
「気持ちはわかるけど、もう少しだけ待とうよ。」
健一が時計を睨みつけた。
「わかった。じゃあ、あと十秒だけ待ってやる。」
部屋には濃厚なカップラーメンの匂いが漂っていた。
小牧さん、いつもお題をありがとうございます。
他の作品も読んでもらえたら嬉しいです。
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