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ディストピアが警告からビジネスモデルになっても、無意味なものに意味を付与する力を手放すな。

    最近は更新が早いでしょう <( ¯﹀¯ )>……年末年始も仕事だからだ。書ける時に書いておく。

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    元旦、こんな気持ちになっていそうだが😂まじめな話、子どもがいる女性よりは私が働くべきだし。365日電車が動いていてコンビニが開いていることを考えると、何も理不尽ではないし。何より、私は自分が望んでやりたいことを仕事にしている。

    では、元気にいってみよう。


    ディストピアは、警告からビジネス・モデルになったと思われる。

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    Forbesの記事より。
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    ロイターの記事より。
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    「ヒューマノイド・デイリー」という媒体より。
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    「EY.ai Lab」のプレスリリースより。

    パターン的にはあるあるだ。世界がAIの話題で大いに盛り上がる中、常に誰かは(それよりは)静かにハード・ウェアの方に関わっていた。


    最後に貼った「EY」のフィジカルAIへのとりくみなど、特にきもちわるい。それが何かまずいことでもあるかのように、オブラートに包もうとする感じがだ。

    表向きはコンサルティング・ソリューションだが。抽象的なAIプロトタイプからロボットやドローンへと、企業の群れを導こうとしている。ありとあらゆる言葉で、移行や転換は標準的な企業慣行であると示唆している。

    この動画の中で。牧羊犬は羊らを操るのに吠える必要さえないーーという話がされている。すばらしい存在であるボーダー・コリーとは違い、Nvidia!Nvidia!と鳴くことは欠かせないようだ。


    以前もこう書いた。マシーンのことはわからないが、私には手にとるようにわかることがある。

    この場合、「リスク軽減」というキーワードを出すはずだ。私が悪人だったらだが、ネーミングを相談されたら私も「ラボ」とつけろと言う。キャッチーだからだ。(世間知らずを釣るのにちょうどよいからだ)

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    ナッジングの話が読みたい人はこの過去回へ。


    すぐさまこれが脳裏に浮かび、かつ恐怖を感じてしまった人は、この過去回↓を先に読んでもらってもいいかもしれない。

    不安が解消されるとは言わないが。自分のためにも世界の未来のためにも(1人1人が全体を構成するパーツなのだから)、視野は広く。

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    ジョージ・オーウェルの『1984年』は、もはや、抵抗の参考に読むものではなくなってしまったのかもしれない。

    読んだことがあるふりをするのはおかしいが、サマリーを語ってくれる人に頼ることはおかしくない。仕事・学校・家事や子育てで、みんな忙しいのだから。

    動画をお借りする。


    オーウェルにも影響を与えたザミャーチンが、1920年代に出版した『われら』。

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    ザミャーチンの想像した未来では。「ユートピア」の住人たちは、彼ら彼女らを区別するのは識別番号のみであるかのように、個性を失っている。

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    基本理念:幸福と自由は両立しない。住宅:ガラスでできているため、常に監視されている。食事:栄養がとれればそれでよい的な食べ物のみ。娯楽:国歌にあわせた集団演技を見ること。性行為:わりあてられた相手と、(カーテンで室内を隠せる)限られた時間内に行う。政治:トップは「満場一致の日」などと呼ばれる形だけの選挙で選ばれる。医療:好奇心や想像力は病気とみなされ、治療される。われら:「想像力摘出手術」を受けた人々。

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    アレクサンドル・ブロツキー&イリヤ・ウトキン
    『硝子の塔』

    パノプティコン(全てを見通すという意味のギリシャ語):ベンサムが、弟のアイディアをもとに設計した、全展望監視型の刑務所の構造。

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    中央に監視所をそなえた円形の構造で。監視員が、囚人らに気づかれることなく、監視できるようになっている。

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    1995年に放棄されたプレシディオ・モデロ複合施設。

    この刑務所について、豊富な画像とともに解説してくださっている文章をお借りする。

    パノプティコンも、オーウェルに影響を与えたものの1つだ。「もちろん、いつ誰に監視されているかを知る術はない。自分の出す音を全て聞かれ、ありとあらゆる動きを監視されている、という前提で生きなければならなかった」

    フーコーもこのような言葉を残した。「彼は見られていても、見ていない。彼は情報の対象であり、決してコミュニケーションの主体ではない」

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    アレクサンドル・ブロツキー&イリヤ・ウトキン
    『Columbarium Habitabile』(居住可能な納骨堂)

    後でまたベンサムの話をする。


    家をなくしたらどこへ行けばいいの
    いつか本当にわかるようになるの
    私たちはいつもただふりをしているだけなの
    心は失われたらどこへ行くの
    なぜ日々は同じに見えるの
    教えて、母さん

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    アレクサンダー・ブロツキーとイリヤ・ウトキンとは誰なのだろう、と思った(思ってくれた)人へ。

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    ソビエト連邦の最もすばらしい建築物は紙の上に建てられた、と言う人もいる。建築に対する制限下でブロツキーとウトキンの絵によって、という意味だ。

    2人は大学で建築を学んでいた時に出会った(1970年代)。2人とも、ペーパー・アーキテクツというロシア人アーティスト集団に所属していた。

    アメリカではじめて彼らの作品を販売したギャラリストは、このように語った。

    建築デザインに制限と罰則を設ける国で暮らす建築家として、何ができるか。冷戦時代、理念の追求をやめなかったソ連の建築家らがいた。彼ら彼女らは勇敢だった。単純なクリエーションでさえ、危険な試みだったのだから。紙の建築ーーすなわち、建物の絵を描くことさえ。

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    以前、カジミール・マレーヴィチについて書いた。

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    ブロツキーとウィトキンの作品をまとめた本。
    文章もそえられている。

    内容の一部をサマリーする。

    クリスタル・パレスを訪れようとする者は、ゴミ溜めのようなスラム街をぬけ、長い道のりを歩かねばならないが。いざ、宮殿に到達してみると、そこには屋根も壁もなく。それが、砂場につきささった巨大なガラスのプレートの数々であったことを知る。触れることのできる蜃気楼だ。ガラスのプレートとガラスのプレートの間をどんどん進んでいくと、風景の源点となる小さな広場へたどりつく。クリスタル・パレスの本質を知った後、もう一度そこを訪れたいと思うか。


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    クリパレでも東京砂漠でも都会/田舎のネズミでも、何でもいい。がんばって〇〇してみたけれど、期待したようなものは何もなかった的な話だ。

    そんなのある意味一生そうなんだが。という感じだよね。

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    それでもトライし続けるかと。

    私の答えが NO なわけがない。そんなことを言うためにこんなものを書いているわけがない。

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    People get ready. There’s train a-comin’.

    2000年以降。ブロツキーとウトキンは、実際のレストランやカフェのデザインを手がけた。モスクワ市内の廃墟となった建物に、あえて最小限の改修だけを加えることで、ほぼ廃墟のままの飲食店などをつくった。

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    ガラスのプレートとガラスのプレートの間をどんどん進んでいくと、風景の源点となる小さな広場へたどりつくーー

    私的には、このイメージとリンクしたりもする。(もっと明るい感じにね)

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    「異世界のカマドの火でつくられた料理を食べると、もとの世界に戻れなくなる」『古事記』と『日本書紀』に記されているアイディアだ。(同様の話が世界各地の神話に見られる。例:ギリシャ神話のペルセポネと冥界のザクロ)

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    千尋が「大丈夫、食べてもブタにはならない」のは、端的に言うと、欲望にとらわれていないからだ。俗世に染まりきっていない彼女は、元から半分「異世界」の住人のようなものだし。

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    It's already 4:19PM.
    I'm ready to set fire to you.

    トキシックな緑色のリンゴを食べ、その色に染まった自分に唖然とする描写がある、SiMのMVだ。こんなにハードでも(カッコイイね)、神話ネタだし恋の歌だ。


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    そんなこたぁみんな知っているんだよぉということをしたり顔で語るこの女に、問いたい。黙示録エアプかい?通り一辺倒の読み方しかできないから闇堕ちしたのかい?と。

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    『ヨハネの黙示録』には、なぜガラスの海が(クリスタル・パレスみたいだね)、これがあればもう嫌なことは起こらない的なものとして・ユートピアの象徴のように登場するのか。

    つながりたくない人たちともつながってしまうーー海や河川は、古代の人々にとって、そういうやっかいな存在でもあったからだ。

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    現代もこのレベル↓なわけだから、人類は成長していないところは全くしていない。

    私は思う。大前提、自分のやりたくないことをやらせる/自分にはできないことをやってもらう道具としてしか他者を見ていないから、このようなおそまつな結果になるのだと。

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    こちらの記事からお借りした。

    これは本当に本当なのだけれど。愚策は悪い思考から生まれる。人 = 仕事で見るのはどうなのかとか、そこから考える人はぜんぜんいないでしょう。大枠が同じだと、このおそまつと似たり寄ったりな結果になる。信じてもらえないかもしれないが、なるんだ。これ以上は書かない。

    「弱い者たちが夕暮れさらに弱い者を叩く」ロック・スターって、本当、世界の構造をわかっている。さすがロック、社会運動が高揚した時代に絶頂期をむかえた音楽だ。

    少子化 と 生産性 こういう言葉は、当然のように、いつもセットで使われる。将来どれだけ社会の役に立つかという視点で見るなんて、そもそもおかしいーーなどという発言は誰からも出ない。

    ??先進国??

    赤ちゃんや子どもをマンパワーとして見ているのか。実際、そんな冷たくないよね。知ってる。じゃあどうして「そういう」話し方をするの。「それ」誰にうえつけられたの。

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    え、こっち側?センチネルじゃん。

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    ねぇ、バカなの?うちらたいがい全員こっち側だよ。

    (私は今、専門家としてみんなに話してほしいと呼ばれるような人らの、かつ一部のことを言っている。この話においてはだが、そっちとこっちに差はない。あなたがたも電池側だってばって言うね。そう気づいたところで、電池側なのは変わらないけれど)

    😂 いつも本の紹介がお上手だ。


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    予言通りと言うより、予定通りと言う感じなのだ。
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    「AIやロボットが職を奪う」利用したり奪ったりするのは機械であって、自分たちではないらしい笑。キャッチーなキーワードとともに不安や恐怖を与えれば、群衆はそれを連呼して増長してくれるからな。

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    再度、バタイユの過去回より。

    ベンサムの(量的)功利主義に関しては、動画をお借りしよう。


    ジェレミー・ベンサムは、自身の遺体を解剖して公開してほしい・標本として利用してほしい、という遺書をのこした。

    現在、「彼」は、ロンドンの大学でガラス・ケースにおさめられている。

    ベンサムは、望めば誰もが高等教育を受けたり研究をしたりできるとよい、と考えていた。その思想をもとにつくられたUCLという大学に。

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    遺骨にわらをかぶせて、生前の本人の服を着せている。剥製にした頭部はグロテスクで展示に向いていないと判断されたのか、顔は蝋人形だ。

    頭部の剥製も見たい人用↓

    「彼」にはウェブ・カメラがうめこまれていて、見学者たちの様子はライブ配信されているらしい。


    少し詩的に表現すると。「ユートピアの時代」はログイン画面で幕を閉じた。

    新しい全体主義は、2002年公開のSF映画さながら、罰を与えるのではなく予測をするのだろうか。

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    (明日とか間近な)未来の罪人の名前が刻まれた玉。
    たしか、殺人だと赤玉が出てくる。

    「まだ実行していない」犯罪で人々を逮捕してきた主人公が、自分がその対象となった瞬間に実感して、こう言う。いや、こりゃあ誰だって逃げたくなるわ。

    これをより現実的に考えてみよう。

    ニューラル・ネットワークは、私たちの視線を追跡し気分を推測している。私たちの1クリック1クリックは、告白である。私たちはメタ・データーにとけこんでいる。

    それでも尚、人類はこれを進歩と呼んでいる。愚行ではなく進歩だと。

    ありとあらゆることが崩壊へと向かっているが、案外、日常は普通に続いているように感じられるーー。このような感覚を、改めて、 Hypernormalization と表現する人たちもいる。

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    ここからは、少しライティング・スタイルを変えて。私が思う世界の現状の一部を、物語風(?)に書いてみる。

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    給与の支払いが止まっているにもかかわらず、オフィスのスクリーンは光りを放ち続けている。政府が機能していないにもかかわらず(政府閉鎖)、国家は機能し続けている。

    データーの流れは決して止まらず、市場は取引を続け、クラウドは経済のあらゆる鼓動のインデックス化を繰り返している。

    「これは一時的な不具合だ」というニュースが流れたりもするが、そうではない。

    大国Aのバージョン3.0だ。

    旧国家は、法と審議の上に築かれていたが(少なくとも、そのように見えていたが)。新国家は、インフラやフィードバックによって運営されている。

    党派的な叫び声をバック・サウンドに、もはや自らのシステムを信じていない者たちを尻目に、それは静かにうごめいていた。

    政治階級は、崩壊を演じることで、より深層に残る権力がゆるぎなく続くようにしていたし。D党もR党も、人間の怒りを燃料としていた。怒りは、依然として、資金と人々の関心を動かす最大の感情だから。

    T大統領は、再度、国家を運営したかったのではなく。此度は、それがもはや機能していないことを表したかったのかもしれない。深層心理的な話、彼の目的は復讐だったのかもしれない。

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    これで伏字の意味がなくなってしまったが。
    貼らずにはいられない支離滅裂さだ。
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    2025/04/10のカトリック中央協議会の記事より。
    至極まっとう。

    今年はずっと、アポカリプティック・ビーストの咆哮が聞こえていたが。この獣は海からあがってきたわけではない。我々の身から出た錆に他ならない。

    人々は、システムが壊れているのだと思いたがるが。違う。服従を自動化してそれを自由と呼ぶ、はじめからそういう設計だったのだから。

    そもそも目に見えないインクで書かれていた社会契約が、目に見えないインクで書きかえられただけだと言ってもよい。

    政府の権力と企業の強欲が共謀することによって、情報こそがイデオロギーよりも効率的に人々を統制できることが気づかれた途端、信念は不要となった。民を説得する必要はもうないのだ、と。

    政治的対立は、こうしたシステムの静かな継続性をおおい隠すための・目くらましのための、ショーである。まさに、オーウェルの「二分間憎悪」だ。特に、打倒すべき人間の独裁者など実在しないという点で。

    どこかで、最適化モデルが、私たちの抵抗や反抗のかたちをも学習していることだろう。

    ネットワークは、人間の感覚で私たちを知っているわけではない。非常に正確に私たちを予測するだけだ。だが、それで事足りる。

    予測ができれば支配はできてしまう。

    機能不全におちいる福祉のかたわら、飛行機は依然として離着陸し・銀行は滞りなく決算を行い・クラウドなど瞬きさえしない。

    雲、雲だけは明晰さを与えられるはずだったのに。残念ながら記憶の霧と化した。

    誰も投票には行かないのに、誰もがログインをしている。そこで、「投票へ行っても無駄」などというオカルトを見聞きしたりしている。加速こそがすばらしいという宗派に、とんでもない数の人間が所属している。そこから、伝統的な信仰を小バカにしたりしている。


    危険なこととは何か。

    私たちが、ディストピアに生きているということではなく。私たちが、ディストピアの中で(ディストピアの文脈で)考えはじめてしまうことだ。

    危険なこととは何か。

    AIが考えはじめることではなく、人間が人間らしい思考を停止してしまうことだ。

    (万一、人間らしいって何とつっかかりたい人がいたら。ここまで何を読んできたのか。ここからもひき続き、そういう話しかしないから)

    希望があるとすれば。

    それは、デジタル以前の世界に戻れると偽ることではなく。注意と配慮が抵抗行為であると認識し続けることだ。

    希望があるとすれば。

    人間のもつ特徴的な能力の1つに、無意味なものに意味を与えるというのがある。これをいつまでも忘れないことだ。

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    考えてもみて。何が「国の宝」なの。

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    食っていけないと指摘されたやりたい仕事をやれ。そのために特殊な学びが必要なら全力で親を説得しろ。無理なら必死に独学しろ。無駄づかいだと言われる好きなことに金を使え。友人とくだらないおしゃべりをして爆笑しろ。魂がふるえるような恋をしろ。外へ出て人と出会え。家で趣味を楽しめ。永遠に続くような掟にあきたらシャツを着替えて青い車で海へ行っておいてきた何かを見に行け。これはスピッツ。

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    AIがすばらしくなろうが、別にいいだろ。人間がすばらしくなくなったら、それは問題だろ。

    学ぶのも働くのも遊ぶのも恋をするのも笑うのも泣くのも、誰かじゃあなくてあなたなんだよ。そんなことは知っているよ?ごめん。だから、順位なんかどうだっていいんだよ。入試は順位が……そんなことは知っているよ!(大声)

    先に稲葉さんに言ってほしい。世界一か二かという領域にまで達している人たちに、どれだけがんばりゃいい?誰かのためなの?と歌ったんだぞ。これから世界一か二かを競うという人たちに、結末ばかりに気をとられこの瞬間を楽しめない、と歌ったんだぞ。

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    水泳選手でなくても、ここ(ウルトラソウル!!)でジャンプしないでいれないくせに。必死に陰キャぶるのはよせ。そんなことで個性を出そうだなんて、小賢しいんだよ。


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    「私たちの愛を祝して、人前で話す経験ゼロの素人ライターによる、1時間の内輪ネタをお楽しみ下さい」

    皮肉たっぷりのこれ(今月の『The New Yorker』に掲載されたらしい)に対して、SNSで大勢がムカついていたのを見た。

    「こういう時に私たちが期待するのは、キケロのような雄弁さでなく、人のリアルな感情なのだが」「絵にガチギレするのもなんだけど、プロの語り手でないとダメなんてことあるわけないだろ、特にこのような場面で」私はこう思った。意地悪を言うセンスがある人を見るのって、サイテーな気持ちになるな。

    私の大好きな海外の研究者(過去回↓でも引用したことのある人)も、これに反応していた。

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    「このような虫男メンタリティーが、口語文化と口語コミュニケーションのAI化を生む。AIが人間にとってかわるーーこれは誇張されている。正しくは、こうだ。人間 → 虫男 → AI 最初の移行がなければ、2つめの移行も起こりにくいだろう。たとえば、AIが教育システムをのっとれるとしたら。それは、その教育システムがすでに偽物っぽいということだ」

    それな。ウルトラ・ソウルまである数学の荻野先生の授業が「AIに負ける」わけないだろ。

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    この方が1時間人生を語った動画は、おもしろすぎて・いい話すぎて。人類に夢と希望しか感じない。
    「数学自体は社会に出て役に立たない。俺が言うのだから間違いない。英語も話せないと意味がない。下線部を訳している商社はない」枯れることのない泉の話もいい。

    Bugman?昆虫はすばらしい存在であるため、個人的には好まない言いまわしだが。意味を失い個性を欠いた、順応主義的で規範主義的な人のことだ。ザミャーチンの「われら」だ。


    最後に1つ、誰もが知っている人の具体的な話をしよう。

    この世界的ロック・スターは、今何をしていると思う。飲食店スタッフだ。

    米Forbesの「最も慈悲深いセレブ」ランキングで1位になったこともあるジョン・ボン・ジョヴィと彼の妻は、ニュージャージー州レッド・バンク(アンティーク・ショップの多い町)で10年以上、Pay it Forward の理念をかかげるユニークなレストランを経営している。

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    夫婦の若い頃の写真と現在の写真。
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    レッド・バンクのアンティーク・ショップの雰囲気。

    店の名前は『JBJ Soul Kitchen』だ。

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    特徴的なのは飲食代金の支払い方法で。お金の足りない人は皿洗いなどの仕事をする。お金にゆとりのある人は足りない人の分をおぎなう(次の客の分も払って帰る感じ)。無料の炊き出しとはまた異なるスタイルだ。

    楽しそうでステキなので写真をいくつか貼る。

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    厨房か庭で1時間ボランティア活動をしていただくと、同じ3コースメニューを無料でお楽しみいただけます。

    1号店が成功し店舗数を増やしていった中に、図書館内に設置された期間限定店があったのだが、そこで問題が発生した。

    図書館の一部利用者から苦情が出て。市長から「図書館をホームレスのシェルターにするぐらいなら、全員に小切手でも配ったらいい」とイヤミを言われた。

    共和党お決まりのこういう路線にもって行かれた。(民主党には民主党の悪いところがあるけれどね)

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    断言するが。自分がホームレス(一例)になった時、こういう人たちは180度意見を変える。自分は人に与えたくないが・人は自分に与えてほしいというわけだ。「おたがいさま」には論理性があるが、彼ら彼女らは理想郷の言語で話をしている。私などよりよほど、人間を善なる存在だと信じているのだろう🙃

    彼の妻が反論(下に貼った動画を見てもわかるが、芯の強そうな女性だ)。

    「私たちは、人々を移動させたり社会の片隅に追いやったりするために、ここにいるのではない。私たちは、市長が語ったようなものと、一切関係をもっていない。ぜひ、うちの店へ来てほしい。見ればわかる」

    全飲食店の中でうちが一番になるの!と抽象的なことを言う、エネルギッシュな妻。(うんうんそうだねと言っておけばいいところに)それはさすがに無理だよハニーと言う、実直な夫。2人ともかわいい。

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    ロック・スターが愛するのは本人よりロックな人。
    納得😂

    彼がアリーナ・フットボールのチームを所有していた頃、NBAやNFLのような人気スポーツになればいいと思い、世間へのアピール目的で慈善活動をはじめたと言う。

    シスター・メアリー・スカリオンと出会った。フィラデルフィアの有名な修道女だ。プロジェクトH.O.M.E.の創始者の1人で、2009年に『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、2011年にラエタレ・メダルを受賞した人。

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    それから、ホームレス問題に「本当に」関心をもつようになったと。

    自分は絶対にそっち側になることはないと思わない彼は、聡い。


    今回はタイトルと同じ文言で〆よう。

    ディストピアが警告からビジネスモデルになっても。私たちがもつ無意味なものに意味を付与する力を決して手放すな。

    元気な音楽を多く貼ったから、最後は静かめな音楽にしよう。私はどちらも好き。


     
     

    紗綾

     
     
    世に溢れんばかりに出まわっている処世術や俗説に、「また同じ話だ」「ぶっちゃけこれじゃない」と感じている人へ。 行き止まり感を払拭できるような、そんな文章を目標に書いています。 読みやすいよう仕上げていますが、短い文章が好きな人にオススメできる長さではないです。 月に3~4回更新。