
港町・神戸と古都・京都を歩く 日本最長片道きっぷの旅#12
最も経路が長い片道きっぷで日本全国を巡る「日本最長片道きっぷの旅」。今回は、港町の神戸と古都の京都で途中下車しながらその観光地を巡った、11日目の記録をお届けする。
元町▷神戸
この日の朝は元町駅からスタート。まずは、神戸線(東海道本線)の列車に、隣の神戸駅まで乗車した。

東海道本線(神戸線) 4513C
207系 クハ206-136
神戸
神戸では有名観光地でもある神戸ハーバーランドへ行った。神戸の港に面したアミューズメント施設で、朝早いので店舗等はもちろん営業していないが、朝日に照らされた港を横目に散策を楽しめた。朝早い時間でも、散歩やランニングをしている人が多かった。



縦長のレンガ倉庫が連なる函館とはまた違う形状だった



神戸▷舞子
神戸駅から再び神戸線(山陽本線)の列車に乗り、今度は舞子駅で途中下車した。なお、神戸線の路線は神戸駅まで東海道本線だったが、ここから先は山陽本線である。

山陽本線(神戸線) 711M
223系 クハ222-2042

舞子
舞子駅を出ると、目の前に淡路島まで続く明石海峡大橋が見えた。

駅から少し歩いて舞子公園へ行った。明石海峡大橋の真下に広がる公園で、目の前に立派な明石海峡大橋が見られた。
明石海峡大橋の下は釣りスポットのようで、舞子公園は朝から釣りを楽しむ人々で賑わっていた。
舞子公園には明石海峡大橋の博物館である橋の科学館や、明石海峡大橋の橋桁に吊るされた遊歩道の舞子海上プロムナードもあるが、どちらもまだ開く前だったので行っていない。


橋の先には淡路島が良く見える


舞子▷明石
舞子駅から神戸線(山陽本線)の列車に今度は明石駅まで乗車した。

山陽本線(神戸線) 4531C
321系 クモハ320-16
明石
明石といえば日本標準時子午線の通る場所である。明石駅で途中下車して、東経135度の日本標準時子午線の真上にある明石市立天文科学館へ行った。
博物館の横には日本標準時の基準となる東経135度子午線の位置を示すトンボの標識柱があったり、博物館内には日本標準時子午線を示す線が引かれていたりと、東経135度のど中心に立っていると感じられる場所だった。



少しずれているが、手前の表に書かれた数を引くと概ね合っていた。

時と宇宙の博物館である天文科学館の展示も充実していて、日時計があったり、隕石に関する展示があったりと、なかなか面白かった。
博物館の13階と14階には展望台もあり、明石海峡大橋のかかる明石海峡の景色や、日本標準時子午線の延長線上の景色を見渡せた。






現存する最古の隕石が日本のものだというのも驚き



明石▷京都
明石駅に戻り、神戸線(山陽本線)の列車に次の乗換駅である西明石駅まで乗車した。

山陽本線(神戸線) 151C
207系 クハ206-2004
西明石駅からは山陽新幹線で一気に新大阪駅まで進む。
日本最長片道きっぷの経路において、尼崎駅と西明石駅の間が重複しているようにも見えるが、ここは新幹線と在来線が別々に扱われる新在別線区間である。
ちょうど乗換検索アプリの時刻表に「500系で運転」とあったので、もうすぐの来年(2027年)1月に引退が予定されている500系新幹線に乗れるかと思いきや、500系は反対側に来て、実際に来たのは700系だった。少々残念ではあるが、貴重な500系と700系の並びが見られた。

山陽新幹線 942A こだま942号
700系 724-7502




新大阪駅で新幹線を降りたらそのまま在来線に乗り換え、東海道本線(京都線)の新快速電車で一気に京都駅まで進んだ。

東海道本線(京都線) 3448M
223系 クモハ223-3004
京都
京都は言わずと知れた観光地だが、清水寺や金閣寺などの名所は今回の旅の「立ち寄る観光地は、最長片道きっぷの経路上の駅から徒歩2km圏内、もしくは徒歩+バス(路面電車含む)で20分以内の場所に限る」というポリシーを満たしていないので、今回は京都駅からも近い東本願寺と西本願寺を訪れた。


東本願寺も西本願寺も浄土真宗の寺で、どちらも阿弥陀堂と御影堂を持つ似た構造をしているが、宗派が違うそう。
織田信長との争いが起きた際に、和睦するか抗戦するかで本願寺内で対立が起き、後に和睦派は豊臣秀吉から土地を受け西本願寺を、抗戦派は徳川家康から土地を受け東本願寺を建てたそう。念仏を唱える際は、東本願寺はなむあみだぶつ、西本願寺はなもあみだぶつ、と読むのだとか。
なお、西本願寺は世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産だが、東本願寺は江戸時代に焼失し、明治時代に再建されたものであるため、世界遺産には登録されていない。
どちらも堂内は黒色や金色で装飾されており、荘厳な雰囲気だった。







阿弥陀堂門は東本願寺のものに似ている

西本願寺は阿弥陀堂と御影堂が東本願寺と左右逆にある






京都▷梅小路京都西
京都駅から次の路線である山陰本線(嵯峨野線)にひと駅だけ乗り、梅小路京都西駅で途中下車した。

山陰本線(嵯峨野線) 1249M
223系 サハ223-6208
梅小路京都西
梅小路京都西駅を出てすぐの場所に京都鉄道博物館がある。京都鉄道博物館には過去に何度か来たことはあるが、「鉄道旅の魅力を再発見する」というテーマをもつ今回の旅の途中で寄るにはちょうど良いと思い立ち寄った。

しかし、京都鉄道博物館自体は見どころ満載で一日中でも居られるが、他にも行きたいところがあるので、あまり滞在時間を確保できない。入場料も1500円と高めなので今回は寄らずに通過しても良いかなとも思ったが、この月の土休日限定で581系という座席・寝台両用電車の車内公開があり、10月8日から13日までの6日間限定で現役の事業用電車であるクモヤ145形の特別展示もあるということで、そういった限定の展示に目的を絞って寄ることにした。
結果、時間は全然足りなかったものの、目的の581系とクモヤ145形だけでなく、引退記念仕様になった500系新幹線も見られたり、この日限定のJR西日本吹奏楽団による演奏も聴けたりと、短い時間ながらも存分に楽しめた。












こちらは津山のよりも大きい日本一の扇形車庫で圧巻だ
梅小路京都西▷嵯峨嵐山
京都鉄道博物館には40分程しか居られなかったが、京都の中心部から少し離れた観光地である嵐山にも行きたかったので、急いで梅小路京都西駅に戻り、嵯峨野線(山陰本線)の列車に乗って嵯峨嵐山駅へ向かった。

山陰本線(嵯峨野線) 1253M
221系 クモハ221-39
嵯峨嵐山
嵯峨嵐山駅で途中下車したら嵐山といえばの観光地である竹林の小径と渡月橋へ行った。どちらも確かに京都らしさを感じる風景で、人気が出るのも頷ける。てっきり外国人まみれかと思いきや、日本人も多かった。
バスや車も通る渡月橋は、木造に見えるがさすがにコンクリート造りのよう。調べてみると意外と早く1934年には鉄筋コンクリートで造り直されたそうだが、桂川の土手から見ると風情ある木造の橋に見えるというのもすごいなと感じる。





嵐山では有名な京都土産の八ッ橋も購入した。さすがに普通のサイズは持ち歩くのが億劫なので、「こたべ」という小さいサイズの八ッ橋にした。

この日の夜に宿で食べたが、久々の八ッ橋は美味しかった。
嵯峨嵐山▷東舞鶴
嵯峨嵐山駅からは引き続き嵯峨野線(山陰本線)の列車に乗った。終点の園部駅でその先に行く山陰本線の列車に乗り換え、さらに綾部駅で舞鶴線に乗り換える。舞鶴線の列車には終点の東舞鶴駅まで乗車した。

山陰本線(嵯峨野線) 2211M
221系 モハ221-58



山陰本線 1127M
223系 クハ222-5508

舞鶴線 343M
113系 クモハ113-5307

東舞鶴
東舞鶴に着いた頃には既に日没時刻を過ぎていたが、東舞鶴の観光スポットである舞鶴赤れんがパークへ行った。
舞鶴は8日目に訪れた呉と同様に海軍の鎮守府が置かれた場所で、赤れんがパークは旧舞鶴鎮守府の赤れんが倉庫群を利用した施設だそう。さすがにこの時間は営業していなかったが、ライトアップされた夜の赤れんが倉庫もなかなか美しかった。







護衛艦のひゅうがもいた
海軍の街である舞鶴らしく、夕飯には海自カレーを食べた。海望亭という店で掃海艇あいしまの海老カレーをいただいた。海老がたくさん入っていたが、カレーは少し辛く、その辛さで海老の味はあまり分からなかった。


11日目のまとめ

列車乗車本数: 11 本
乗車営業キロ: 225.8 km
費用: 10,226 円
訪れた観光スポット
神戸ハーバーランド
舞子公園
明石市立天文科学館
東本願寺
西本願寺
京都鉄道博物館
竹林の小径
渡月橋
舞鶴赤れんがパーク
海望亭
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