
21年目のアルファード、電源系をリフレッシュ。バッ直8AWG化とアーシング見直しの効果を検証してみた
はじめに
前回までの記事では、21年間無交換だったオルタネーターの故障と、その後のリフレッシュ整備について紹介しました。
故障そのものは解決しましたが、この出来事をきっかけに考えたことがあります。
「この際だから、電源系も一度リフレッシュしてみよう。」
今回は、その内容と実際に感じた変化について、できるだけ客観的な視点でまとめたいと思います。
今回見直した内容
今回施工した内容は以下の通りです。
- バッテリーをPanasonic caos 100D23Lへ交換
- ライフ・ウィンク装着
- バッテリーから分岐ブロックまでのバッ直配線を8AWG化

- アース配線を全面的に見直し

- 電圧計の電源取得方法を見直し
- 自作ホットイナズマもどきを撤去
一つひとつは大きな変更ではありません。
しかし、20年以上使用してきた電源系をリフレッシュするには、ちょうど良いタイミングだったと思います。
なぜ支線は5sqのままなのか
「8AWG化したなら、全部太くしないの?」そう思われるかもしれません。
今回8AWGへ変更したのは、バッテリーから分岐ブロックまでのメイン電源だけです。
分岐ブロックから各アンプまでは、従来どおり5sqを使用しています。
理由はシンプルです。
使用しているALPINE MRV-F304は30Aヒューズ仕様であり、支線は比較的短距離です。

また、アース側も5sqで統一しているため、容量・距離・バランスを考え、ここは変更しませんでした。
私自身、「配線は太ければ太いほど良い」とは考えていません。
必要な場所を見極め、適切なサイズを選ぶことの方が重要だと思っています。
電圧計の役割
電圧計も配線を見直しました。具体的に言うとACCとアースへの単純配線から変更しバッ直線から4極リレーで接続しています。工具箱に眠っていたエーモンの4極リレーを使用しています。
私にとって電圧計は、0.1V単位の違いを気にするための計器ではありません。


車内4箇所で電圧を見ることが可能になってます。
「普段と違う状態に気付くための計器」です。
今回のオルタネーター故障でも、走行中に7V以下という明らかな異常値を確認できたことで、充電系トラブルを早い段階で認識することができました。
数値を追いかけることよりも、「いつもと違う」を知ること。それが私にとっての電圧計の役割です。
音は変わったのか?
ここが一番気になるところだと思います。
結論から言えば、私は変化を感じました。
ただし、その変化が
- バッ直8AWG化
- アーシングの見直し
- 新品バッテリー
- オルタネーター交換
- MRV-F304を2台体制にしたこと
- イコライザー調整
どれによるものなのかは断定できません。
そのため、ここからはあくまで私個人の感想として読んでいただければと思います。
音量が大きくなったというより、音圧感が増したという印象です。
低域から中高域まで、以前より音に余裕が生まれたように感じました。
また、少し音量を上げても耳障りになりにくく、自然に音楽へ没入できます。
もちろん、上げ過ぎれば車外への音漏れもありますし、うるさく感じることに変わりはありません。
それでも、「気持ちよく聴ける音量の範囲」が少し広がったような感覚がありました。
ただし、これはあくまで主観です。
電源系だけの効果とは言い切れず、複数の要因が重なった結果である可能性も十分考えられます。
電源系は土台
スピーカーやアンプは目立ちます。
しかし、それらが本来の性能を発揮するためには、安定した電源があってこそだと改めて感じました。
今回の作業で劇的な音質向上を断言するつもりはありません。
それよりも、「安心してカーオーディオを楽しめる土台を整えられた」
その満足感の方が大きかったように思います。
次の構想
実は、次の計画も少しずつ進んでいます。
ALPINE DLX-F17Sを中古で既に入手済みです。
ただし、現時点ではフロントへ投入する予定はありません。
私のフロントシステムは、現在もDLC-179Xを基準として考えています。
長年聴き続けてきたこのユニットは、私の中で一つの「基準音」になっています。
そのため、DLX-F17Sはリアへの装着を計画しています。
現在リアにはDLS-175Rを装着していますが、10系アルファードでは多くのオーナーと同様に鉄板2点固定で取り付けています。
今後は専用インナーバッフルを準備し、より確実な固定方法へ変更したうえで、リアを完全なミッドウーファー構成へ近づけたいと考えています。
目指しているのは、運転席だけではありません。
後席を含めた車内全体を、より快適なリスニングルームへ育てていくことです。
カーオーディオに完成はありません。
だからこそ、一つひとつ考えながら手を加えていく時間そのものが、この趣味の楽しさなのだと思っています。