2025年6月 株式投資 運用結果
■年初来 +12% +¥1,734,200
■前月比 +1% +¥235,100

■近況
「世界的に異常な株高が続いている」と、誰もが肌で感じているのではないでしょうか。米ドルや米国債への信頼が揺らぐ中でも、米国株は高値を更新。
「シラーPERが37 ?! 利回り3%以下の株を買うの ?!」
米国が利下げに踏み切ることを前提とした、単なる問題先送りの株高に見えます。
日本株も例外ではありません。特にここ数日は、指数だけが一方的に上昇しています。「自分の株は上がらないのに、なぜか指数だけは高い」と、個別株を持つ人は株高の実感がないのではないでしょうか。
『指数(インデックス)と比べない』ことをお勧めします。
特定の投資スタイルを確立した人にとって、ある期間でインデックスに劣後するのは、むしろ正しく機能している証拠です。
劣後する期間と、インデックスを上回る期間。このトータルでインデックスを凌駕して初めて、そのスタイルは意味を持ちます。
常に、どんな相場環境でも、絶対にインデックスを上回る戦略を求めるのは、長期的には破綻するスタイルです。自分が得意な相場だけを、ひたすら『狩る』ことに専念するほうがいいと思います。
私は、『他人と比べない』という点だけは、妙に才能があります。
今月、私はトレード判断がほとんどありませんでした。マイペースで企業分析を続けるだけの月になりました。50社ぐらいをチェックしてマイリストに加わったのはたった1社ぐらいですが。
■やることがないので…
あとは、私の言葉で咀嚼した、『道具』としてのテクニカルノウハウをnoteに書いてました。
■『テクニカル分析』で、一番大切なこと
世の中は、正しい知識を積み重ねればうまくいきます。だから「株式投資の世界にも『正解』がある」と信じる人がいます。これまで学業や仕事で成功してきた人ほど、その傾向が強いものです。
しかし、株式投資とは、教科書的な知識を重ねれば誰もが同じ結論に至るような、秩序のある世界ではありません。
その知識、本当に扱えますか
世の中には、立派なテクニカル分析があふれています。それらをたくさん知っていると、なんだか自分が強くなったような気がします。
でも、本当に大切なのは、その知識を『自分自身の言葉で咀嚼できているか』です。 受け売りの知識をいくら並べても、いざという時に身体は動きません。
「この指標がこうなったら買いだ、と本に書いてあったのに!」
そんな叫びは、荒れ狂う相場の前では無力です。
自分だけの『道具』で、狩りをする
わたしの『テクニカル知識』は、ごくわずかです。世間で語られるような、きらびやかなものではないかもしれません。しかし、それらはすべて、わたしが失敗をくりかえし、自分なりに「これは使える」と咀嚼した『道具』です。
生き残っている投資家は、みんな自分だけの『道具』を持っています。それは、教科書に載っているような新品ではありません。使い古され、傷だらけで、自分にしか使い方がわからないような、いびつな形をしています。
だからこそ、株式投資の世界は面白いのです。正解がないからこそ、そこに希望が生まれます。多様性に満ちていて、どこまでも深淵です。
大切なのは、『正しい知識』をコレクションすることではありません。 たとえ不格好でも、『自分が本当に信頼できる道具』を磨きつづけることです。 そして、その道具が通用しない日もあることを、いつも謙虚に心にとめておくことです。
■トレード記録
トレード回数2。
本決算シーズンを終えてポジションを整理した後の月なので、当然減るべき。OK。
■1926 ライト工業 主力株を売却
先月に、好条件が多いので買いました。
12月まで自社株買い発生。
DOE6%、実質的に累進配当宣言。配当利回り4.0%。
受注高良好。
防災銘柄。
企業としての誠実性、株主姿勢が感じられる。自分好み。
土建銘柄としては、利益率が高い。指名発注強い。
公共工事は、原価インフレ発生時に、ある程度は請求額を増やせるルールがあることを確認。
チャートが新高値更新中。アップトレンド。
あっという間に、適正株価まで上昇しました。勢いがあるうちはトレンドに逆らわず、ひたすら耐え忍ぶ時間となります。
しかし、日足で3回も大きな出来高を伴う陰線が出現し、明確なレジスタンスラインを形成しました。自分自身でも「この価格帯では、さすがに買いたいと思う人が減るだろうな」と感じました。
ここから、長らくレンジ相場に突入するリスクを考えると、他に魅力的な銘柄があったため、売却を決断しました。マイルール通り、適正株価を超え、モメンタムがなくなったタイミングでの売却です。
結果的に、あまり「思い入れのない買い」で入り、「思い入れのない売り」で終わりました。しかし、不思議なもので、そのようなトレードの方がスムーズに利益が出ます。
トレードにおいて、熱狂したり、「ここぞ!」と意気込んで踏ん張って買っている時点で、おそらくそれは『二流』のやり方なのでしょう。『一流』になるほど、淡々と規律に沿って判断を下します。
トレードは、まるでプロの料理人が流れ作業を行うように、感情を込めず、怒らず、焦らず、ただ淡々と進めるのが理想だと感じました。そうしてこそ、いつも通りの安定した結果が生まれると。
■3277 サンセイランディック 主力株として買い
地主とやや被る不動産銘柄ですが、買いました。
『今後、長らくマーケット全体が停滞する』という見立てで、今のマーケットを見ています
(2025年6月末の現時点では、盛大に外していますがw)。
国際情勢や関税、米国債務問題、景気、大口の資金流出入など、ありとあらゆる外部要因から縁遠い銘柄にしたい。この発想から、選びました。
高齢化社会の相続発生に依存したビジネス。四半期単位での確実性はないが、長期では確実性の高い需要が見込める。
不動産市況に影響されずらい。自然発生する相続・不動産の手続を代行する、あくまで『手数料ビジネス』という見立て。内需で社会インフラ的。
競合他社が容易に発生しない独自ビジネス。競合のエリアリンクも事業拡大をやめた。
PRB0.7で、3.7%の高配当銘柄。暴落時に「これ以上下げられないレベル」にコツンと当たるのが早い。暴落時に一番早く、底堅くなる。
配当意思がはっきりしているオーナー経営型。最悪株価が動かなくても、将来需要もあり続ける高配当株として強い。
週足レベルでアップトレンドに入った。
■保有株の評価
■3252 地主
当社から株式会社BALMへの違約金等の請求に対する株式会社BALMからの訴訟提起に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6039/tdnet/2642633/00.pdf
この発表を受け、即時に調査しました。
まず、この違約金はもともと『特別利益』として計画にありません。 一方で、土地トラブルの処理コストだけは計画に乗っている状態です。
特段大きな問題はない。 「そもそも期待していない違約金を、相手が正式に払えないとゴネてきた」 そう判断しました。 むしろ「万が一、特別利益になる可能性があったのか」と思ったくらいです。
しかし、万が一の『テールリスク』を考慮しました。不安の売りが殺到する可能性です。 これを考えて、一時的に売りました。「このニュースで逆に上がることはないだろう」と。3日間だけ、ポジションを抜きます。
そして3日間、特段の不安売りが発生しないことを確認し、買い戻しました。ただ、これは『信用の空売り』でやれば良かった。そうすれば、税金上は絶対的にプラスなアクション。 完全なミスプレイです。
■6224 JRC
ポジションを半分にしてからというもの、株価が気持ちよく駆け上がっていきます。
「今すぐ、全額入れたい!」と。 感情の針が、振り切れる瞬間が時々来ます。しかし、自分にとって、この感情は罠です。 本当の『アップトレンド』がやってくるのは、たいてい3ヶ月ほど後のこと。
いつだって、自分の『肌感覚』は早すぎる。 だからいつも、綺麗にずっこけます。このずれを自覚して、自分の『ピッチングフォーム』を修正すれば、もう少しだけ、腕を上げられるのかもしれません。
■7085 カーブス
日足に、まとまった買いの跡が出ています。680前後という値幅の小さい価格帯。ここで『コンセンサス』が、かたく出来上がってきました。
この静寂を破って上に跳ねる時、それは強い『トレンド』の始まりを意味します。 エネルギーが、じっと凝縮されている状態です。
きたる決算に対して、ホルダーが何を期待しているか、で決まります。
ここがずれていては、何をしても儲かりません。 すべてが空振りに終わります。その答えは、『決算の数字』ではなく、『それを見たマーケットの反応』がすべてを教えてくれます。
今は静かな『決算待ち』です。
■6039 日本動物高度医療
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6039/tdnet/2641804/00.pdf
『事業計画及び成長可能性に関する事項』が発表されました。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6039/tdnet/2642633/00.pdf
福岡医院設立に向けて土地も確保。
発表と同時に、明らかにまとまった買いが入りました。
この知らせは、私にとっても最後の一押しでした。 世界がどうなろうと、関係ありません。 たとえ、どれほど下手な経営をしようともです。
EPS250までは、『ならざるを得ない』というほど、成長の確度が高い。
なぜなら、このビジネスの周りには、不確実な要素や外からの脅威がまったく見当たらないからです。
今、全世界が長い下落トレンドに入る想定で戦っています。
それでも、この銘柄さえ持っていれば、相場に依存しないかたちで戦えます。 3年という時間軸で、十分な『期待利幅』を手にできる。そう考えているので、ホールドの判断をしています。
■7094 Nextone
急上昇して人気株になりました。
これからの四半期決算は、毎回短期勢が激しくやり合う舞台となる。彼らは決算後の(業績ではなく)値動きに一喜一憂し、そのたびに市場は一時的に揺さぶられる。しかし、結果的には『週足』でずっとアップトレンドが続く。
これが私の『想定シナリオ』です。
目先の激しい動きに惑わされず、週足が示す長期的な方向性を見守ります。このシナリオが崩れるとしたら、それは決算後にやってくるかもしれない、短期勢ではない『本気の売り』です。この一点だけは、特に警戒し、その兆候を見逃さないようにしようと思います。
■前月
自分の投資ノウハウは、全て、以下の記事に書いてあります。