
「FIREしたい夫」を理解し始めたら、「もっと稼がなきゃ」と「定年まで働く呪縛」から降りられた話
こんにちは。第二子育休中ちりめんです。
先日投稿した「FIREしたい夫」の記事について、想像以上に多くの方に読んでいただき、温かいコメントまで頂戴しました。本当にありがとうございます。
その中で、
「復職して定年まで働くと疑いもしなかった自分が、FIREしたい夫と過ごし優先順位が変わった結果、何が一番大きく動いたか?」
というコメントをいただきました。自分自身の変化を深く振り返るきっかけをいただき、背中を押してもらったので、今回はその続編を書いてみようと思います。
夫のFIRE思想を理解し始めて、自分の中で大きく動いたのは、「働き方」と「お金との向き合い方」の2つでした。
具体的にどう心が変化していったのか、お話していきます。
「定年まで働き続ける」という呪縛からの解放
自分の親世代を見ていても、60歳を過ぎても働き続けています。
定年延長で最近は65歳まで、はたまた自分が60代になる頃には70代まで働くのが当たり前なんだと、ずっと信じて疑いませんでした。
そもそも私自身、働くこと自体はそこまで嫌いではありません。ただし、それには条件があります。
・人間関係が良いこと
・お給料が労働に見合っていると思えること
……ですが、実際問題としてこの両方が揃う職場って、かなりレアですよね。
少なくとも今の自分の会社を見る限り、その条件が奇跡的に揃う場合もあれば、大半の場合は上司と合わなかったり、板挟みにあったり、神経と貴重な時間を擦り減らしてオーバーワークしていたり、ストレスで休職まで至ったり…
その奇跡的に良い環境を数十年維持するのは相当ハードルが高いなと感じていました。
だからこそ、「お金のために嫌な仕事を無理やり続けなくてもいい選択肢(FIRE・サイドFIRE)」という発想を知ったとき、衝撃を受けました。
今までは「あと何十年も働き続けるなんて、先が長すぎる…この育休が終わったらその終わりなき生活が始まるのか…」と重いプレッシャーを感じていました。でも、長いレールから途中で降りてもいい。定年まで時間に縛られて働き続けることに自分の人生を限定しなくていいんだ。そう思えた瞬間、仕事に対する緊張の糸が切れたような安堵感がありました。
「定年まで勤め上げる」だけではない自分の人生の選択肢が増え、長期的なライフプランを考え直す大きなきっかけになりました。
他人軸だったお金とキャリアが「自分軸」へ
お金とキャリアは、切っても切れない関係ですよね。
思い返せばこれまでの私は、頭では「比べても意味がない」と分かっているのに、無意識に他人と自分を比べてばかりいました。
大学の同級生と比べては
「もっと年収を上げないと」
高校の同級生と比べては
「転職成功してて良いなぁ」
中学の同級生と比べては
「専業主婦で子ども2人?旦那さん相当高給なのかな」
他にも「あんな高い家買えるのは稼いでるから?」「あの人は同い年で管理職?」「あの子はほぼリモートのホワイト企業?」
子育て中だから「子どもとの時間を一番に増やしたい」。それが本心で一番大事なはずなのに、「あの人はあんなに稼いでいるのに自分は……私も年収アップしたい」と、優先順位2番手以降の願望が割り込んできて、完全にキャリア迷子になっていました。
「どう増やすか」ばかりで、「どう使うか」が抜けていた資産形成
お金に対する価値観も同じでした。
投資などで資産形成をしながらも、SNSや書籍で「資産〇〇万円達成!」「資産〇億円でFIREしました」という投稿を見るたびに「早くたくさん入金しなきゃ。そのためには年収を上げなきゃ。でも子どもとの時間を犠牲にしてまで……?」と数字に踊らされていました。
でも、育休中で自分が働いていない期間にも資産が着実に増えている現実を目にしたとき、ハッと立ち止まりました。
「私が働いていない=資産形成が止まっている」と思い込んでいたけれど、いざ口座を確認してみたら……まさかの+500万円以上。
その数字を見て、私自身も「もっと働いて、もっと入金しなきゃ」と焦る気持ちが少しずつ変わっていきました。
「何のための資産形成だっけ?」
世の中には「資産を〇〇億円に増やす方法」という情報は溢れています。
でも、夫と子どもたち、そして私という「我が家」が、何にお金を使ってどう生きていきたいかは、自分たちで決めるしかありません。SNSの誰かが正解を教えてくれるわけではない。
仮に「〇億円貯まったらFIREする」と大きい目標を掲げて達成したとしても、FIREした後何をするかの方が大切だし、そのために今の仕事を捨てるって、経済的にではなく気持ち的に現実的には想像以上に難しいだろうなとも気付きました。
ただ数字を増やすだけでなく、家族で過ごす時間や経験をより豊かにするための「どう使うか」「何のための資産形成か」という視点を絶対に忘れてはいけない、と本質に立ち返ることができました。
転職の失敗と「他人軸」を手放して見えた、これからの働き方
実はこれらのことに気づく前、焦りから転職活動をして見事に撃沈した過去があります。他人と比べてばかりいた当時の私は、漠然と「もっと条件の良いどこか」へ逃げたかったのだと思います。転職活動記はこちら👇️
でも今は、誰と比べる必要もない、替えのきかない「自分」と「自分の家族」が軸です。
これまではフルタイム前提での復職を考えていましたが、家族との時間を確保するためにフルタイムにこだわらず時短勤務を選択したり、他の稼ぐ手段を模索したり、今の環境でも工夫できることを見つめ直すようになりました。
「他者と比べてどうか」ではなく、「自分と家族にとって何が幸せか」
まだ迷うこともあるし、誰か他の人を羨ましいと思うことが完全になくなるわけではありません。
でも以前よりも「我が家はどうしたい?我が家にとって、自分にとって幸せな選択は?」と考えられるようになりました。
FIREしたいと言い続けていた夫を、以前は「また言ってるよ」と受け流していた私。
でも、夫の「FIREしたい」という言葉をちゃんと理解しようとしたプロセスは、結局のところ「私自身がどう生きたいか」を問い直す時間でもありました。
とはいえ「定年まで走り抜けなきゃ」という思い込みが外れて肩の荷が下りた…と言いつつも 正直なところ、長年染みついた「働いていないと焦る気持ち」や「将来への漠然とした不安」がゼロになったわけではありません。復職期が近づくと、やっぱりソワソワしてしまう自分もいます。
でも、「まあ、立ち止まっても別の道があるか」と思える選択肢を持てたことは、これからの人生の大きなお守りになりそうです。
パートナーの価値観にモヤモヤしたり、自分の働き方に悩んだりした経験、みなさんにはありますか?
「うちも似たような葛藤があった」「私はこう考えたよ」など、ぜひコメントや【質問箱】で教えていただけたら嬉しいです。
まだまだ模索中の我が家ですが、これからも家族で心地よいペースを探していきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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