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親が"後ろに下がる"とき、足がもつれていませんか?

    キッチンでゴミ箱を開けるとき、親が「おっとっと」と後ろに足を引いている場面を見たことはありませんか。

    普段は真っすぐ歩ける親ほど、この「後ろに下がる」という一瞬の動作でバランスを崩しがちです。

    人間は構造上、「後ろに下がる動き」に最も弱いと言われています。

    高齢になると、後ろへの一歩が出にくくなります。

    手前に開くフタや扉をよけようとしただけで、足がもつれます。そのまま後ろに倒れると、お尻や背中を強く打ちます。

    担当していた女性は、キッチンの立ち回りは問題ありませんでした。

    しかしペダル式のゴミ箱を踏むたびに、フタをよけようと後ろに2歩下がり、背後の食器棚にぶつかっていました。

    ある日、後ろに下がった際にバランスを崩しそのまま転倒。

    ゴミ箱の向きを90度変えて斜めから捨てる配置にしてからは、よろめきにくくなり、料理を続けられています。

    ※「座る前のあと数歩」でふらつく場合は、こちらも参考になります。

    →ドスンと座る親。その前に起きている「見えない恐怖」

    「正面」を「斜め」に変えるだけで、後ろに下がらなくなる

    まずはこれだけやってください。

    キッチンのゴミ箱を、正面から斜めに手が届く位置へ30センチずらしてください。

    ゴミ箱の正面に立つから、フタをよけて後ろに下がる必要が生まれます。

    最初から斜めの位置で手を伸ばす配置にすれば、その場で動作が完結します。

    足を後ろに引く動きそのものがなくなります。

    どうしてもゴミ箱の配置を変えにくい場合は、フタが横にスライドして開くタイプに変えると、「後ろへ避ける動き」自体が減らせます。

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    「フタを避けるために下がる」がなくなるだけでも、キッチンでの動きはかなり安定します。

    まとめ

    まずはこれだけやってください。

    次に実家へ帰ったとき、キッチンのゴミ箱を正面から30センチ斜めにずらしてください。

    それだけで、「後ろに下がる」という一番不安定な動きが減ります。

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    老健の副主任を務める30代の酒好き作業療法士(OT)です。自立した生活や介助が楽になる福祉用具の選び方、生活の「なぜ」を専門視点で解説します。私生活では現在、痛風のため絶賛禁酒中(笑)。皆さんと共に、心も体も「楽に生きる」ための知恵を仕組み化して発信していきます!

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