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ハロウィン きゅうり/AIで“できること”が増える

    今回きゅうりAIさんの企画に参加しました。

      🎃 ハロウィン短編物語

    ステラ・ミリアが選んだ5つの答えから、ひとつの物語を紡ぎます。

    * 舞台: 夜だけ現れる不思議な駅
    * 雰囲気: ミステリアス
    * 願い: 不思議な力を手に入れたい
    * 最初の声: 「パーティーの時間だ!」
    * 行動: みんなを楽しませる

    今回の物語の鍵は、不思議な力を手に入れたい少女が、誰かを楽しませようとしたとき、思いもよらない力に出会うこと。

    午前零時のゴースト・パーティー

    キャッチコピー:その夜、星の魔法が目を覚ます

       本編|

    午前零時のゴースト・パーティー

    その駅には、時刻表がなかった。


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    あるのは、十二時を指したまま動かない大時計と、行き先の読めない列車案内。
    そして、ホームの端で揺れる、ひとつのカボチャランタン。

    ステラ・ミリアがそこへ迷い込んだのは、満月が紫色の雲に隠れた夜だった。

       「不思議な力、かぁ……」

    彼女は自分の手のひらを見つめた。

    魔法の本を何冊読んでも、呪文を何度唱えても、起こせたのは小さな火花くらい。
    星を散りばめた杖も、今夜ばかりはただの飾りに思えた。

        そのときだった。

    駅じゅうの明かりが、一斉に紫色へ変わった。

      『パーティーの時間だ!』

    どこからともなく、陽気な声が響いた。

        列車の扉が開く。

    中から現れたのは、半透明のウサギ、シルクハットをかぶった骸骨、羽の生えたカボチャ。それぞれ仮装は立派なのに、誰ひとり笑っていなかった。

        「……あれ?」

    ステラが首をかしげると、骸骨がカタカタと歯を鳴らした。

    「今年も、招待状は届いた。会場もある。音楽もある。だが、主役がいないんだ」

          「主役?」

    「このパーティーを本当に始められる者さ」

    骸骨は、ステラの胸元に光る星の飾りを見た。

       「君なら、あるいは……」

    「えっ、私? でも私、魔法なんて全然……!」

     ステラは思わず後ずさった。

    その瞬間、背後の列車が汽笛を鳴らした。ホームの床に、細い銀色の線が走る。線は星座の形を描き、ステラの足元でぴたりと止まった。

    彼女の杖が、ひとりでに震え始めた。

    星の魔法は、言うことを聞かない

    「もしかして……これが、私の力?」

       ステラは杖を構えた。

    「ええと、みんなが笑顔になる魔法! えいっ!」

    杖の先から、金色の光が飛び出した。

         ところが。

    光は天井にぶつかり、巨大なカボチャの顔になったかと思うと、ホームじゅうに紫色のタコを降らせ始めた。

       「きゃあああっ!」

    「帽子が! 帽子が吸盤に取られた!」

    「誰だ、私の頭にタコを乗せたのは!」

    骸骨は自分の頭蓋骨に張りついたタコを引き剝がそうとして、見事に顎を落とした。

       ステラは青ざめた。

    「ご、ごめんなさい! 今のは違うんです!」

    彼女は慌てて杖を振った。タコを消そうとすると、今度は全員の足元にトランポリンが現れた。

    幽霊たちは跳ね、骸骨は跳ね、カボチャまで跳ねた。

      けれど、不思議なことに。

    ひとりの小さな幽霊が、着地に失敗して転がった拍子に、ぷっと吹き出した。

     それを見た隣のウサギも笑った。

    やがて、ホームのあちこちから笑い声が広がっていく。

    ただし、ステラだけは笑えなかった。

       わかモンさんの企画 
    いつも楽しい企画発案してくださっている

    わかモンさんに魔改造していただいた ステラ・ミリア(宣伝費はお渡していません。)


    「私、みんなを楽しませたかったのに……」

       彼女は杖を握りしめた。

     「こんなの、魔法じゃないよ……」

    そのとき、カボチャランタンの炎が、ふっと弱まった。

        笑い声が止まる。

    骸骨が、落ちた顎を拾いながら言った。

     「どうやら、時間がないようだ」

    ホームの時計が、かすかに動いた。

    長針が十二から、一目盛りだけ進みかけている。

    「この駅のパーティーは、夜明けまでに始まらなければ消えてしまう。ここに集まる者たちは、年に一度だけ、この列車に乗って会えるんだ」

      ステラは周囲を見渡した。

    タコに帽子を取られた骸骨。転んで笑った幽霊。お互いの仮装を直し合う小さな魔物たち。

      みんな、笑っていたのに。

    本当は、誰かと過ごす時間を待っていたのだ。

    「……私、ひとつ勘違いしてたかも」

      ステラは、杖を下ろした。

    不思議な力があれば、すごいことができる。みんなを驚かせて、歓声を浴びて、誰よりも立派な魔法使いになれる。

      ずっと、そう思っていた。

    でも今、彼女が見ているのは、魔法の失敗を笑い合う仲間たちだった。

        「ねえ、みんな!」

       ステラは顔を上げた。

    「私、もう一度やってみたい。でも、今度はひとりで魔法を使わない。みんなも一緒に、パーティーを作ってくれませんか?」

       骸骨が首を傾けた。

         「一緒に?」

    「うん! 魔法が失敗したっていいじゃない。今夜しか会えないなら、今夜しかできないことをしようよ!」

    彼女は、ホームの中央へ歩き出した。

    そして、杖を天井ではなく、みんなの方へ差し出した。

    「私の魔法に、力を貸してください!」

        午前零時の奇跡

    最初に動いたのは、小さな幽霊だった。

    幽霊はステラの杖に触れた。すると、その指先から淡い青色の光が生まれた。

    次に、ウサギが触れた。緑色の光が重なった。

    骸骨が、カボチャが、列車の窓から顔を出した影たちが、次々と手を伸ばした。

    光は少しずつ増えていった。

        赤、青、金、紫。

    それらはステラの杖を伝い、宙へ舞い上がった。

         「わ……!」

    彼女の目の前に、星空が広がった。

    ホームの天井が消えたわけではない。そこに、もうひとつの夜空が生まれたのだ。

    光の星々が線でつながり、巨大なカボチャの形を描く。その中心から、金色の紙吹雪が降り始めた。

    列車の窓が音楽に合わせて光り、ゴーストたちの影が踊り出す。

    骸骨はシルクハットを投げ、ウサギは長い耳を揺らし、カボチャたちは車輪のように転がった。

        ステラも笑った。

    今度は、失敗を恐れていなかった。

    杖を振るたびに、星がひとつ生まれる。みんなが声を上げるたびに、その星は色を変える。

    彼女の魔法は、思いどおりに操れる力ではなかった。

    誰かと一緒に何かを始めるとき、初めて姿を現す力だった。

    やがて、駅の大時計が十二時を打った。

    一度。

    二度。

    三度。

    その音は、夜空の果てまで響いた。

    そして、止まっていた時計が、再び動き始めた。

    骸骨がステラの前に立ち、深々と頭を下げた。

    「ありがとう。君のおかげで、今年のパーティーは始まった」

    「私だけじゃないよ。みんながいたから!」



    ステラは笑って、杖を胸元に抱いた。

    そのとき、あの陽気な声が、今度はすぐ隣から聞こえた。

    「さあ、次は君が楽しむ番だ!」
    振り返ると、列車の運転席に、小さなカボチャが座っていた。

    その頭には、ステラが失敗の魔法で生み出した紫色のタコが、王冠のように乗っている。

    「……もしかして、あなたが駅の主催者?」

    カボチャは答えず、汽笛を鳴らした。

        列車の扉が閉まる。

    窓の向こうで、ゴーストたちが手を振っていた。

    ステラも、思いきり手を振り返した。

    「またね! 今度はもっとすごい魔法を見せるから!」

    列車は星の線路を走り、夜の向こうへ消えていった。

    ホームには、カボチャランタンがひとつ残った。

    その炎は、もう消えそうではなかった。

    ステラは自分の杖を見つめた。先端には、小さな星がひとつ、静かに灯っていた。

    「……そっか。私、ちゃんと魔法使いになれたんだ」

    彼女は星をそっと指でなぞり、笑った。

    遠くから、最後の汽笛が聞こえた。

    今度は、何かに急かす音ではなかった。

    「おやすみ、みんな。またパーティーでね」

    ステラはランタンを手に取り、動き始めた時計の下を歩いていった。

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     笑顔のキャラクターにしました

       魔王軍入軍しました


         自分は自分

    ハロウィン きゅうり/AIで“できること”が増えるさんの企画に参加させて頂きました 
      ありがとうございます🙏

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