
Obsidianの使い方完全まとめ【保存版】
「Obsidian(オブシディアン)って結局なに?」
― 簡単にいえば、自分専用の攻略Wikiです。
ゲームの攻略Wikiのように、自分の知識や参考ページのURLを自由にリンクさせて、あとから使える知識・情報に育てていくノートアプリ。それがObsidianです。
何を攻略するかは、人それぞれ。
資格の勉強
仕事のメモ
読書ノート
note執筆のアイデア整理
など、日々の学びをあとから見返せる形で一歩一歩育てる。それがObsidianの醍醐味!
でも、いざインストールして画面を開いた瞬間、「……で、何から始めればいいの?」となってしまい、挫折する人が多いのも事実です。
機能が多すぎ難しく見え、使いこなせないまま放置してしまう「片思い」状態になりがち。今は解説する立場の私でさえ、最初はちゃんと戸惑いました。
この記事は、そんな「難しそう」という不安をなくし、Obsidianを頼れる相棒(強力なノートアプリ)にするための全体マップです。
まずは、私たちが普段使い慣れているWordやGoogleドキュメントと比べながら、Obsidianの立ち位置・特徴を整理していきましょう。
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Word・GoogleドキュメントとObsidianの違い
WordやGoogleドキュメントは、とても優秀です。きれいな文書を作って、印刷したり、誰かに共有したりする。この用途なら、最適なツールですよね。
ただ、これらには共通した「クセ」があります。1つのファイルが、1枚の文章として独立しているということです。
これはブラウザのブックマークに似ています。量が増えるにしたがって管理が難しくなる。
例えば、Wordで「英語の勉強メモ」を作ったとします。次の日、別のファイルで「英語の学習ロードマップ」を作る。さらに後日、「TOEICの目標」を3つ目のファイルに書く。
気づけば、関連する内容なのに、バラバラの文章が散らかっている状態になります。
「あの内容、どのファイルに書いたっけ?」と探し回った経験、ありませんか?
Obsidianは、ここが決定的に違います。メモとメモを、リンクでつなげられるのです。しかもXやInstagramのように、ハッシュタグも使える。
■ Word・Googleドキュメント: ブックマーク
■ Obsidian: X・Instagram
ですから、
Obsidianは、
つなぐ仕組みに満ちています!
「英語の勉強メモ」から「学習記録メモ」へ、ワンクリックで飛べる。「TOEICの目標」ともつながっている。バラバラだった文章が、SNSのようにつながって1つのコミュニティになっていく。
リンクやハッシュタグが大量の知識を、1つの巨大な組織にする。
冒頭で「自分専用の攻略Wiki」とお伝えしたのは、まさにこのことです。
ゲームの攻略Wikiが、関連ページへリンクでどんどん飛べるように、あなたの知識も「つながる知識」になっていきます。
違いを、3つのポイントで整理してみましょう。
Word・Googleドキュメント … 「1枚の完成された文書」を作るのが得意。報告書、企画書、レポートなど、人に見せる成果物向き。
Obsidian … 「つながり続けるメモの集まり」を育てるのが得意。日々の学びやアイデアを、あとから何度も見返して使う知識向き。
攻略Wikiを確実に育てる仕組み
そしてもう1つ、地味ですが大切な違いがあります。それは保存される場所です。
Googleドキュメントはインターネット上(クラウド)に、あなたの文書を預ける仕組みです。便利な反面、「サービスが終了したらどうなる?」という不安もゼロではありません。
一方Obsidianは、あなたのメモを自分のパソコンやスマホの中に、そのまま保存します。しかも中身はただのテキストファイル。仮にObsidianを使わなくなっても、メモ帳アプリで開けます。
自分の知識が、ずっと自分の手元に残る——これは、長く育てていく「攻略Wiki」にとって、想像以上に心強いポイントです。
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Obsidianで何ができる?初心者向けに整理
Obsidianには、1,000を超えるほどの機能(できること)があります。
——と聞くと、「うっ、やっぱり難しそう……」と身構えますよね。でも、安心してください。最初に覚えるのは、たった3つだけです。
水泳と同じです。いきなり4泳法をマスターする必要はありません。まずは「ばた足」ができれば、自然とクロールや背泳ぎにつながっていく。Obsidianも、これから紹介する基本に慣れれば、興味がわいて、高度な機能にもスッと手が伸びていきます。
では、その「ばた足」にあたる3つの基本を見ていきましょう。
1. メモを取る|まずは「書く」だけでいい
Obsidianの一番の基本は、とにかくメモを書くことです。日々の学び、読書の感想、会議の議事録、ふと浮かんだアイデア。なんでも、思いついたまま書き留めていきます。
特別な準備はいりません。新しいノートを開いて、文字を打つ。それだけです。
しかもこのメモは、あなたのパソコンやスマホの中に、そのまま保存されます。インターネットがつながっていない電車の中でも書けますし、書いたものは完全にあなたのもの。冒頭でお伝えした「データがずっと手元に残る」とは、このことです。
まずは気負わず、1行のメモから。それがあなたの「攻略Wiki」の最初の1ページになります。
2. リンクでつなげる|バラバラのメモが「知識の地図」になる
ここからがObsidianの真骨頂です。メモとメモを、リンクでつなげられます。
やり方は驚くほど簡単で、つなげたいメモのタイトルを[[二重の角括弧]]で囲むだけ。たったこれだけで、2つのメモが1本の道でつながります。
このリンクこそが、「自分専用の攻略Wiki」を育てる心臓部です。
たとえば、こんなふうに知識が枝分かれしながらつながっていきます。
「資格の勉強」のメモ → 「参考書Aの要約」のメモ → 「間違えやすいポイント」のメモ → 「参考になったWebサイト」のメモ……。
ゲームの攻略Wikiで、気になるリンクを次々クリックして読み進めていくのと、まったく同じ感覚です。
バラバラだったメモが、リンクでつながって、あなただけの知識の地図になっていく。「あれ、どこに書いたっけ?」と探し回ることも、もうなくなります。
ちなみに、つなげる方法はリンクだけではありません。XやInstagramでおなじみのハッシュタグ(#)も使えます。「#英単語」のタグをいくつものメモに付けておけば、あとから関連メモだけをまとめて呼び出せる。Obsidianは、とにかく「つなぐ」仕組みに満ちているのです。
3. Markdown記法で見やすくする|たった数記号で、メモが激変する
「書く」「つなげる」に慣れたら、最後の基本がメモを見やすく整えることです。
Obsidianでは、Markdown(マークダウン)というシンプルなルールを使います。難しそうな名前ですが、覚えるのは記号をいくつか頭につけるだけ。
たとえば——
文頭に#をつければ大見出し、##で中見出し、-で箇条書き、**で囲めば強調、==で囲めばハイライト。
これだけで、ダラダラした文章が、見出しと箇条書きで整理された「読み返せるメモ」に激変します。しかも見た目の装飾に悩む時間がないので、中身を書くことに集中できる。これがMarkdownの心地よさです。
(具体的な書き方は、この後の「Obsidianの書き方」の章でたっぷり解説しますので、ここでは「いくつかの記号で整うんだな」とだけ覚えておけば十分です)
まずは、ここから!
難しく考える必要はありません。「書く → つなげる → 整える」。この3つを、ほんの少しずつ試していくだけです。
具体的な手順は、この後の章で1つずつ、いっしょに進めていきます。読み終えるころには、あなたの「攻略Wiki」の第一歩が、もう踏み出せているはずです。
ここまでで、Obsidianの「できること」の全体像がつかめたはずです。あとは、それぞれを少しずつ自分の手になじませていくだけ。
この記事の続きでも順に解説していきますが、「今すぐ深く知りたい!」という項目があれば、専用の記事を用意しています。
■ メモをリンクでつなげるコツを詳しく → Obsidian入門講座③:メモ同士をつなげる【リンク編】
■ マインドマップで考えを広げたい → Obsidian入門講座④:マインドマップをつくろう【キャンバス編】
■ 気になるWebページをそのままメモに取り込む → Obsidian入門講座⑤:Web Clipperで情報収集を自動化
Obsidianの始め方|まずはインストールと日本語化から
Obsidianを使い始めるステップは、実はとてもシンプルです。パソコンやスマホにアプリをダウンロードし、表示を日本語に切り替える。これだけで、あなただけの「攻略Wiki」の土台が完成します。
ただ、ここで画面のスクリーンショットを何枚も並べて長々と説明してしまうと、かえって「読むのが大変そう……」と身構えてしまうかもしれません。
そこで、ダウンロードの手順や、初心者が戸惑いやすい最初の日本語化の設定については、1ステップずつ画面写真付きで丁寧にナビゲートした専用の記事を別で用意しました。
まずは下記の記事を参考に、アプリの準備をサクッと済ませてみてください(5分もあれば完了します)。
準備ができたら、またこのページに戻ってきて、次の「最初のノート作成」を一緒に進めていきましょう!
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Obsidianの書き方|メモ・見出し・リストの基本
Markdown(マークダウン)って、いかにも難しく感じますよね。ですがObsidianを使いこなすのに必須のMarkdown構文(記法)は、たったの5つです。
加えてMarkdownは「誰でも簡単に、そして直感的に使える」ことを目指して作られています。
これは、まるで「手書きのメモを、誰が見ても分かりやすく整理するためのシンプルなルール」のようなものです。
Markdown(マークダウン)は「分かりやすくするルール」
例えば、あなたが友達に何かを伝えるメモを書くとします。
そのメモを、ただの文章ではなく、もっと分かりやすくするために、次のような簡単なルールを使うとします。
一番伝えたい「タイトル」は、行の最初に「☆」を付ける。
大事な「見出し」は、行の最初に「◎」を付ける。
「箇条書き」にしたいことは、行の最初に「・」を付ける。
特に「強調したい言葉」は、その言葉を「【】」で囲む。
さらに「注目してほしい言葉」は、その言葉を「《》」で囲む。
このように、特別な道具や複雑な記号を使わなくても、普段使っている文字とごく簡単な記号だけで、メモの内容が「タイトル」「見出し」「箇条書き」「強調」「マーカー」といった意味を持つようになります。
これらは、Markdownの考え方に非常に近いです。
Markdownでは、この「☆」や「◎」、「・」、「【】」、「《》」のような役割を、半角#(シャープ)や半角*(アスタリスク)といった記号が担います。
# これはタイトルです → 「☆これはタイトルです」のように、一番大きな見出しだと分かります。
## これは見出し2です → 「◎これは見出しです」のように、少し小さな見出しだと分かります。
- これは箇条書きです → 「・これは箇条書きです」のように、リスト項目だと分かります。
**これは強調です** → 「[【これは強調です】」のように、大事な言葉だと分かります。
==ここは最重要(マーカー)です== → 「《ここは最重要(マーカー)です》」のように、最も目立たせたい言葉だと分かります。
このように、Markdownは、私たちが普段書く文章に、ごく簡単な記号を使って「これは見出し」「これはリスト」といった意味付けをすることで、人間にもコンピューター(AIなど)にも分かりやすい文章を作るための、シンプルで強力な言語。それがMarkdown(マークダウン)なのです。
まずはこの5つで十分です。「いきなり5つも不安……」という方は、本当に必要な3つだけに絞った勉強ノート向けの入門記事(動画つき)から始めてください。逆に「もっと使いこなしたい」方は、出る順!実用構文9選へどうぞ。
Obsidianのリンク活用術|メモ同士をつなげる方法
Obsidianのリンク機能は、まるで**「X(旧Twitter)のタイムライン」**のように働きます。
Xでは、個々のツイートがリプライやリツイート、ハッシュタグでつながり、フォローを通じて新しい人間関係が生まれていきますよね。
一人をフォローしたら、その先でまた面白い人と出会う。そうやって、つながりが思わぬ出会いを連れてくる。
Obsidianのリンクも、これとまったく同じです。
あなたの勉強ノートや読書メモ、アイデアをつなぎ合わせ、人間関係がそうであるように——新しい「知識の関係」を生み出します。
ここが、前のセクションで触れた「整理できる」より、さらに一歩先の魅力です。
リンクをたどっていくと、一つの知識から別の知識へ、思考がつながり「理解・発見」になっていく。「資格のメモ」を見ていたら、リンクの先で半年前に書いた読書メモに再会して、「あ、これ今の勉強につながるじゃん!」と気づく。
自分で書いたはずのメモから、思いがけない発見が生まれる。
一つの情報から別の情報へ思考が飛び、関連する知識が次々と呼び起こされる。
これこそが、Obsidianが「自分専用の攻略Wiki」と呼ばれる本当の理由です。実際Wikipediaのリンクをたどって、知らない知識に出会うのって楽しいですよね。それと同じ!
加えてObsidianには、つなぎ方が2種類あります。
リンク … Xの(相互)フォローのようなもの。「このメモとこのメモは関係がある」という1対1のつながり → [[ノート名]] で表す
ハッシュタグ … Xのハッシュタグと同じ。「小説好き」「noteユーザー」のような、ざっくりした共通点でゆるくまとめるつながり → #タグ名`で表す
「ここぞ」というメモ同士はリンクでガッチリ結び、「なんとなく仲間」のメモはタグでゆるく結ぶ。
この2つを使い分けるだけで、あなたのメモは"つながりに満ちた"知識のネットワークに育っていきます。
リンク・ハッシュタグの具体的な書き方(構文)は、Obsidian入門講座③:メモ(ノート)同士をつなげる【リンク編】でくわしく解説しています!
Obsidianを情報の墓場にしない続け方
「写真と実物が、ぜんぜん違った…」とがっかりした経験はありませんか?
コピペは、この下手な写真のようなものです。WebサイトやAIの回答をコピペするほど、Obsidianは情報の墓場になっていきます。そこには、実物にふれたときのような手ざわりがない。
もちろん、資料としてまるごと保存しておくのは大切です。ですが、撮るだけ撮って二度と開かないスマホの写真と同じで、コピペしただけのメモは、見返されません。
見返されるのは、自分の言葉で整理し直したメモだけ。単語を言い換え、並べ替え、自分だけの一文にする。その手間をかけてはじめて、手ざわり・実感・理解が生まれます。
これは3年以上、Obsidianで実務をこなしてきた私なりの結論です。Obsidianに詳しい人ほど、コピペではなく「自分の言葉でノート化すること」を大事にします。深い理解をともなったノートだけが、見返すに値する。 これはObsidianに限らず、メモ・ノートの鉄則だと思っています。
もう1つの墓場の正体は「孤立」です
そしてもう1つ、メモを墓場にする原因があります。それは、メモがひとりぼっちになっていることです。
どこにもつながっていないメモは、書いた瞬間に存在ごと忘れられます。引き出しの奥にしまった紙を思い出せないのと、同じです。
でも、この記事でずっとお伝えしてきたリンクでつないでおけば、話は変わります。別のメモを見ているときに、リンクの先から「あ、これもあったな」と、メモのほうから顔を出してくれる。
つなぐとは、未来の自分が思い出せるように、道しるべを残しておくことなんです。
自分の言葉で書く。
そして、リンクでつなぐ。
このたった2つを意識するだけで、あなたのメモは「墓場」ではなく、見返すたびに発見のある「生きた攻略Wiki」に育っていきます。
リンクを"2秒"で張る習慣のコツは、脱・情報の墓場|Obsidian歴2年でようやく気づいた「2秒リンク術」にまとめています!
すでに「墓場」を作ってしまったあなたへ
ここまで読んで、「もう、放置したノートが山ほどある…」と胸が痛んだ方もいるかもしれません。
でも、大丈夫です。墓場は、いつでも掘り起こせます。
過去のノートを全部きれいにし直す必要はありません。今日、ひとつだけ、昔のメモを開いて、関連する別のメモへリンクを1本張ってみてください。それだけで、眠っていたメモが1つ、また呼吸を始めます。
完璧を目指さなくていい。雑でいいから、つなぎ続ける。
それが、Obsidianと"両思い"になっていく、いちばんやさしい道です。
「続かない」「うまく使えない」を卒業する具体的なコツは、今日からできる!Obsidianが苦手でも「つづく・つながる・わかる」ノート術でくわしく解説しています!
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初心者が次に読むべき関連記事まとめ
ここまでお読みくださり、ほんとっー-にありがとうございます!
まずは基本を身に着けたい!
そんの方は、以下のObsidian入門講座①~⑤の中から、ご自身の状況にあった記事をご覧ください!
以上、エンジニア&教育ライターの小峯でした!
この記事を書いた小峯知之は、SEOライターとして記事制作のお仕事を募集しています。
自身のnoteは月間5万PV(検索流入 約7割)で、SEO記事の制作経験は1,000本以上。キーワード選定から構成・執筆・WordPress入稿・公開後の改善まで、一貫して対応できます。
特に、IT・AI系・業務SaaSのオウンドメディア様からの継続執筆のご依頼を歓迎しています
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