
⚪️企画作品|マタタビの夜 +エッセイ
第1話 伝説
「あんた、この辺じゃ見ない顔だね」
「女を探してる」
「女? ふん、ここをどこだと思ってんのさ。ここはあんたのような他所者が来るとこじゃないよ」
「そうか。邪魔したな」
「女を買うなら路地に行きな! 盛りのついた雌猫が喉を鳴らして待ってるよ。そのかわりあっちをケチるんじゃないよ。せいぜい引っ掻き傷に気をつけるんだね!」
***
西暦12,026年。人類は遂に猫との交配に成功した。
実験ではすでに成功例があったのだが、問題は、つまり、いわゆる「昔ながらのやり方で」という点であった。それが技術的にも可能となったのである。
遺伝的な特徴としては、ヒトとネコの交配種(ヒトネコ)同士を掛け合わせても第二世代(f2)を作ることが出来ない。また、ヒトとヒトネコ、あるいはネコとヒトネコの場合であっても同様である。
つまりヒトネコとは「一代雑種」のみが存在する特殊な様態なのであって、それゆえ固有の歴史を持たない。そう。確かに今まではそうであった。
しかし、ここにひとつの伝説がある。
ヒトネコの母と称えられる雌ヒトネコのユリーカ──彼女はそれまで不可能とされていた実に多くの第二世代を残した。
いずれも優等な個体であったが、いくつか些細な問題もあった。特に顕著なものとしては、雌ヒトネコ(f2)の異常に強い性欲である。
マーラ教授による刺激法性欲試験の結果、雌ヒトネコ(f2)には人間男子(15歳〜25歳)のおよそ30倍とも言われる強い性欲があることが分かった。
***
これは、彼女たち雌ヒトネコ(f2)の、決して正史となることのない、性史の物語である。
(最終話はこちら)
#第1話だけ書いてみた
#SF小説書いてみた
#なんのはなしですか
🔵669文字
今後の予定とか
関係ないですけど、今後の予定でも書いておこうかと思います。
何故かスペースが余ってます。たぶん1話しか書かないせいです。
来月、10月はお題企画を完全にお休みするか、または2週間分ずつまとめて参加するか。いずれにせよちょっとペースを落とそうと思っています。
前から書こう書こうと思ってなかなか手を付けることが出来ていない、いくつかの作品(完全版)に取り掛かりたいのです。
前にもそんなこと言って結局なにも書けなかったことがありました。
まあ問題は、私の場合「物理的な時間」より、ある種の「覚悟」なんですよね。だから今回も上手くいくとは全然限りませんけれど、ちょっとそんな訳で来月は引きこもります。
ちなみに、書きたい作品リストは次のとおり。
・四千姉妹:過去作[1月][2月][3月][4月][5月][6月][7月]をまとめて一本の短編(完全版)にしたい。
・部活動シリーズ:写真部、温泉部、料理部、雨宿り部、をまとめて一本の短編(完全版)にしたい。
・テトリス:現行テトリスを第一部として、第二部、第三部を追加して短編小説(完全版)にしたい。
・転生したら魔王だったシリーズ:[魔王編][魔ネキ編]に続く第三部[聖女編]を書き上げたい。
このエッセイ?はオチもないし、普通に今後の予定を書いただけになりましたー
結局
#なんのはなしですか